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2009年11月のカグヤクルー日記

一期一会

2009年11月 4日

私がカグヤの中での役割として、
現在ご縁を頂いている園さんへ訪問し、
園で困っていることや地域で取り組んでおられることなど
色々なご事情をお聞きして、カグヤができるお園さんへの手伝いを
させてもらっていますが、
ギビングツリーに関わっていらっしゃる園長先生を始め、
先生方が子どものことを何よりも第一に考え、
少しでも子どものためになるのならと園の保育環境を工夫されたり、
行政へ働きかけたりと努力されている
姿を見ると勇気を頂きます。

世の中に対して同じ思いを抱いている人と関わり、
立場は様々ですが互いに力を合わし協力しながら、
成長させてもらえることはとてもありがたく感じます。

私一人が生きることを許される間に
どれほどの人と出会うのかわかりませんが
目の前の人との一期一会の思いで関わっていきたいと思います。

きっと幕末の志士達も世の中に対して
同じ思いの人達をを引き寄せながら
世の中を変革していったのでしょう。

                    オルタナティブコンサルタント
                    田上貴士


切ない片想い

2009年11月 5日

社内には現在10本(1本入院中)の木があります。

どれも特徴があり、それぞれ愛くるしいのですが、
実は私には1本だけどうしても気になる木があります。

エバフラッシュという種類の木で、いわゆる「ねむの木」です。
仕事が終わるころになると、葉が閉じていて、
朝出勤するときには、元気に葉を開いてイキイキとしています。

あたかも、「おはよう!元気?!」と声をかけてくれるかのようで、
私も心の中で、「今日もかわいいねぇ」とニヤけるわけです。
そう!密かに両想いな2人!
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しかし!

そのかわいいかわいいエバフレッシュが、3連休後、
こんな状態に…
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朝出勤しても、「おはよう!今日も元気に働こうね!」と笑いかけてくれません…

水が足りなかったのか、乾燥してしまったのか、虫にやられたのか、
原因はまだ不明ですが、
エバフレッシュへの私の片想いがしばらく続きそうです。

でもこの想い!きっと届くと信じています。
人と人が鏡なのと同じように、植物と人も鏡に違いありません!!

エバフレッシュが元気になったらまたご報告いたします!

                           オルタナティブファシリテーター
                           中川 綾


帰り道

2009年11月 6日

夜道。
久しぶりに駅から家まで帰ることにした。
子どもの頃に比べると街の風景はだいぶかわってしまっている。
ただ、懐かしさはまだ残っている。

その懐かしさは、子どもの頃よく遊んだ公園や、通学路である。
公園では友達とサッカーをして遊んだ記憶がよみがえってくる。
あの頃は本気で遊んで、本気で楽しんで、笑っていた。

大人になっても遊ぶ時は、いつも本気で楽しむようにしている。
なぜなら、毎日楽しく、悔いのないように生きたいからである。

子どもの頃の毎日本気で生き、
純粋な気持ちをいつまでも持ち続けていきたいと思う。

                      オルタナティブアドバイザー
                      松村 武典


「言葉の美しさ」

2009年11月 9日

普段当たり前のように使っている「日本語」。

とある雑誌を読んでいると、
日本語の…
日本人の…
情感深さを再認識する記事がありました。

今日はその一説を紹介したいと思います。

………………………………………………………………

【感謝】という2文字の言葉。
英語ではThank you(ありがとう)。

同じ意味ではあるが…

日本語で書くと、
どうして【謝】という漢字が入るのだろう?

それは…
自分の至らない部分を、
誰かにフォローしてもらうことで。

有難いような。
同時に。
申し訳ないような。

そんな控えめで、
日本人らしい心の動きを、
捉えているからなのかもしれない。

………………………………………………………………

この文章を読んだ時、

憶測に過ぎなくても、
そう捉えられる感覚が、
本当に素敵だなぁ思いました。

人を元気付けるのも「言葉」。
人を傷付けるのも「言葉」。

両面を持つ言葉だからこそ…
何気なく交わす会話の1つ1つから、
「心」を込めて使いたいと思っています。

                  コンサルティングサポーター
                  秋山 有紀子


「誕生」すること

2009年11月10日

10月も終わり、11月に入り、今年も残すところ2か月となりました。

日本プロ野球も、メジャーリーグも、サッカーも、
F1も様々なスポーツがこの時期になると
一年の集大成として盛り上がりますが、なぜ、
彼らの姿を見て興奮をするのか、

ここまで心が釘付けになってしまうのかと考えたとき、
やはり思うのが、「本気の姿勢」の一言なのだと思います。

一年を通して本気を貫いてきたその集大成なのだと思います。

そう考えると、そこには技術の問題ではなく姿勢の問題であり、
他人事ではないのだと改めて緊張感を覚えます。
今年を大切な年にするためにも、来年をより良い年にするためにも、
残りの2ヶ月間、気を抜かずに思いを持ち続けていこうと思います。

さて、思い返すと今年の10月は私にとってはとても特別な月でした。

元々、10月というのは私の誕生日ということもあり、特別な月でした。
10月20日が誕生日なのですが、毎年朝にテレビを付けると
皇后である美智子様の誕生日が祝われており、何だか毎年それを確認しては
自分が誕生日であることを実感することも多かったです。
しかし、今年は10月の2日に第一子が生まれたこともあり、
父親になったからなのか、、自分の誕生日ということよりも、

「私を母親が産んでくれた日」

という思いを強く感じました。

なので、今年の誕生日は実家に戻り、
祖母や兄弟、母親と家族で集まり食事をすることにしました。

そして、セミナー中であるにも関わらず、
一瞬の時間を縫ってカグヤクルーと社長にお祝いの言葉と歌とプレゼントを頂き、
本当にうれしい瞬間でした。

仕事を終えて実家に着くと、
私は母親に感謝の気持ちを伝える日として、プレゼントを持って伺ったのですが、
結局、家族のみんながそれぞれにプレゼントを用意してくれていたので、
プレゼント交換のようになってしまったのがとても恥ずかしくもあり、
嬉しくもあり、幸せな時間でした。

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誕生日というものを
「プレゼントをもらえる日」や「祝ってもらえる日」という価値観だけではなく、
私は「産んでくれたこと」に、母親や兄弟や祖母は
「産まれてきてくれたこと」に感謝をするという日として過ごすことができたのが、
何よりも嬉しく思い、この価値観を大切にしていこうと心に誓いました。

きっと、こうやってお互いがお互いを感謝できる時間を作っていけば、
自分の人生を大切にすることの意味や、人を思いやるということの大切さを
教えたり、求めずとも自然に身についていくのではないかと思うと、
子どもたちにこの環境を残していくためにも、
この豊かな時間をずっと大事に続けていこうと思います。

                       オルタナティブコンサルタント
                       眞田 海


「チーム」

2009年11月11日

カグヤの一日は「朝サミット」に始まります。

みんなで参加することを大事にしていますが、
少数精鋭の会社のため、
コンサルの方などは出張も多く、
電話での参加になることも少なくありません。

だからこそ、社内で朝から全員が顔を合わせる時は、
なんだかいつも以上に空気が明るく、
みんな嬉しそうな雰囲気が漂っています。

そして、ふと・・・
これってお互いが大事に思い合っていないと
感じられないものなのでは?
と思いました。

そう考えると、
カグヤはすごくいいチームになってきているなぁと思うのです。

離れている時も、それぞれが自分の持ち場や役割を認識し、
それぞれに存在価値を感じている証拠かもしれません。

だから全員揃うと自然にいい雰囲気になるではと思います。

私はそもそもできることが少なく、
一人では成し遂げられないことばかりですが、
だからこそチームというものに意味を感じ、
みんなでできることに喜びを感じます。

そう思うと、世の中色々な人がいないと困ります。

カグヤも個性豊かなクルーばかりですので、
チームとしての可能性が大きく、今後が楽しみでなりません。

そしてきっと今より絆の深い、本当のチームになりたいし、
なれると思っています。

いつもひとりではなく、
チームの一員であることを忘れずに働いていきたいです!!

                         環境コーディネーター
                         宮前 奈々子


「オランダ研修1」

2009年11月12日

こんにちは、カグヤの白土です。

いよいよ明日からオランダ研修に出発です。

約半年前に社長から今後の研修の為にも、
個々の成長のためにも一度現場を見ておこうという事で
決まったオランダ研修です。

いざ前日となり初めてのヨーロッパ、
初めのオランダということもあり
久しぶりに緊張で一杯という感じです。

今回は私自身が研修を行う立場として
オランダの園を見ながら現場では一体どこで問題を感じているのか?

それと同時に見守る保育とオランダで
行われている教育のどこが同じなのかしっかりと
見てくる事が出来ればと思います。

又オランダでも教育業界をサポートしている会社があります。

その会社が今後何を大事にしようとしているのか?

その中でカグヤとして何を
日本へ持ち帰ることが出来るのか?
しっかりと見て感じて来たいと思います。

私自身正直なところカグヤに入社した際には
まさか自分がオランダに来るとは思っていませんでした。

しかし、子どもの事を本気で思い続け仕事をしていけば
やはり世界に繋がるんだという事を今は実感させていただいております。


今回この機会をいただけた事、
社長初めクルーが見守ってくれた事に感謝いたします。

私自身今回の経験を通して今以上に
成長できるように頑張ってきたいと思います!

次回はオランダの報告が出来ればと思います。

                         
                         オルタナティブコンサルタント
                         白土 大樹


「変わるものと変わらないもの」

2009年11月16日

皆さんこんにちは、コンシェルジェの瀬口です。

秋も一層深まり、自然と秋から冬の装いも見る頃となりましたが、
皆様如何お過ごしでしょうか。

秋は静かで夜が長く、「燈火親しむべし」という言葉にもある様に、
読書に適した季節です。

先日、その中で、北海道での開拓農民である
斎藤晶さんの著書 「いのちの輝き かんじるかい」を読みました。

笹と石だらけの荒地で、
牧場を経営されている方であり、
誰も無理だと否定していたのですが、
見事な逆転の発想で土地を活かした自然酪農を開いた方です。

通常、酪農と言うと広々とした草原をイメージするのですが、
まるで山口県秋吉台のカルスト台地の様に石が
ごろごろと転がっている場所で開いたのです。

牛は大丈夫なのかと余計な心配をしてみたりもしたのですが、
自然のままに任せた見事な関わりがあるのですね。

その方は「忘れる」と言う事を大事にしていました。

「学校に行くとね、忘れるってことが一番マイナス要素になるけどね、
本当は忘れるってことはとても大事なことなんですよ。
恥をかいたのも、賞をもらったのも、全部忘れるんですよ。
だから新しいことに踏み出せるんです。
でも頭のいい人は記憶力がよくて忘れないから、
過去にとらわれて、おっかなくて踏み出せないんですよ。」

人はついつい、今までの癖で行動してしまい、
昔よかったことなどを引きずってしまうことがあります。

私たちはそれを「刷り込み」と呼んでいますが、
頭でっかちになってしまうと、
行動が変わらないために、周りの変化とも合いません。

カグヤは何より、
変化するという事を大事にしています。

まさしく私の課題でもあるのですが、
会社の成長には変化は欠かすことができません。

いつまでも自分流を通していると、却って周りに迷惑をかけてしまうのです。
何より変化出来る人、それは「忘れる」という事なのかもしれません。

社長から以前、「捨てる」ということを教わりました。

「捨てて捨てて馬鹿になれ!」と言って頂いたことがあります。

馬鹿になるぐらい、我武者羅に、
色んな事を吸収し続けようとすることが大事なのですね。

                             コンシェルジュ
                             瀬口拓郎


「日常と非日常」

2009年11月17日

こんにちは。中川です。

11月初め、オランダへ視察に行かせていただいておりました。
カグヤの研修事業をより深いものにするために、
オランダの学校やゲームをたくさん見学・体験して参りました。
みなさまに還元できるよう、頑張ります。

そのオランダで感じたことと言えば、
日常と違う場所、行動、密度。
これが、いつもと違う視点をくれる、ということです。

いくら毎日一生懸命考えて考えて行動に起こしていても、
やっぱり気がつかないことがあって、
それが、非日常に身を置いた途端に気がつくことがある。

いわゆるブレークスルー。

時には、煮詰まっていたことにさえ気がついていなかったことに
気がついてしまったりもします。

いつもいつも外国に行くわけにはいかないですが、
「非日常」に身を置くようにするのは、意外にイイ!

そう思いました。

みなさんにとっての日常・非日常とは。。。

考えてみてはいかがでしょうか。

                  オルタナティブファシリテーター
                  中川 綾


「温故知新」

2009年11月18日

こんにちは、田上です。

先日、日本家屋で昔の生活環境を再現し、
実際に様々な体験ができるところに行ってきました。

6メーターほどの深さの井戸から実際に水をくみ上げたり、
手こきポンプで水を出したり、薪を割って運んだりと
体験できるものを一通りやるだけで汗をかきましたが、
その中で気づかされたのは昔の人の生活は自然との関わりが
無理がなく共存しているように感じました。

水も自分達が使う分だけ井戸からくみ上げ、
大変な思いで運んできた水だけに大切に使う。
日頃の自分の水の使い方は蛇口をひねると簡単に出続けるので
使い方も無駄があると反省しました。

家の中心にある囲炉裏も食べ物を焼いたり、洗濯物を乾かしたり、
部屋の明かりとしての機能もあったと説明されていました。

昔の生活の中の一つひとつの家事は身体を動かすことが常に必要とされ、
現代の便利な生活環境のように手早く、楽で簡単、便利な生活を得るためにお金を出し、
結果、身体が鈍り、お金を出してスポージジムに行って身体を動かしている。

ん~、矛盾を感じます。

そんなときふっと、
以前読んだインドのM・K・ガンジーの本の中に
書かれていた言葉を思い出しました。

『インド人の生活が悪くなったのは
イギリス人がインドを植民地にして居座っているからではありません。

インドが惨めな状態にある原因は
インド人自ら進んで近代文明を受け入れたことにある。

イギリスからではなく自分達が近代文明から自由になれば
インドも元のように自由になります』

「ガンジー自立の思想~自分の手で紡ぐ未来~」(原著)M.K.ガンジー 地湧社

そのときはよく理解できていませんでしたが
M・K・ガンジー思想の根源は、
人と自然との共生に真の豊かさがあると説いていて、
人間にとっての敵は人間にとっての本質的な豊かさを
変えてしまう近代文明にあるということ言われていました。

自分の身の回りにある便利なものをもう一度見直し、
本来の人としてのあり方や価値に気づき、
改めてみたいと思います。
 
                         オルタナティブコンサルタント
                         田上 貴士


「親孝行」

2009年11月19日

こんにちは、松村です。

最近親孝行をしておらず、
何か出来ないだろうかと考え、
家族そろって食事に行くことにした。

しかも、たまたまその日は父の誕生日ということもあったので
どんな所が良いだろうか?
洋食?和食?と凄く悩んだ。

体に優しく、健康的なものが良いなと思い、
色々考えた結果、

8月に開催したGTサミットでご提供させて頂いたお弁当
をお願いした「我や」のお店へ行くことにした。

「我や」さんでは、
オーガニック料理を提供してくれるお店で
野菜は入手可能な限り有機、
肉、卵は飼料に抗生物質を使っていないもの、
また調味料においても、
科学的なものを使っていないという。

こだわりのある料理ばかりで、家族も喜んでくれたと思う。

お店の方に父が誕生日だと相談していたこともあり、
サプライズで誕生日ケーキを出して頂いた。

そのケーキも体に優しいもので、父も大変喜んでいた。

家族が喜んでもらったことに
自分も安心し、うれしく思った。

最近家族そろって食事に行く事がなかったので、
とても良い時間を過ごすことができた。

できるうちに親孝行をしておこうと思い、
また近いうちにこのような豊かな時間を過ごしたいと思う。

                        オルタナティブアドバイザー
                        松村 武典


「日記」

2009年11月20日

こんにちは。秋山です。

私には毎日欠かさず、
続けている日課があります。

それは「日記を書くこと」。

今回は日記を続ける理由について書きたいと思います。

始まりは小学校3年生。

幼なじみから、
誕生日の贈り物として、
日記帳を渡されたのがキッカケでした。

「使わなきゃ…」

そんな風に思い、
その頃は毎日ではなく、
楽しかった日だけを書いていました。

小学校卒業の日。

読み返してみると、
いつでも幸せになれる、
思い出の詰まった1冊になりました。

中学校卒業の日。

読み返してみると、
前よりも悩んだり考えたり、
自分の変化が分かる1冊になりました。

高校卒業の日。

読み返してみると、
自身のこだわりや考え方が、
文字にされている1冊になりました。

日記は読み返した時に、
チカラに変わると思っています。

私にとっては、
未来の自分に向けた、
エールなのかもしれません。

過ごした毎日。
出逢った仲間。
動いた感情…etc

全てのものが、
今の自分を創る上で、
欠かせないことを証明するために。

これからもコツコツ続けていきたいと思います。

                   コンサルティングサポーター
                   秋山 有紀子


「現在を最も良く生きる」

2009年11月24日

こんにちわ、眞田です。

早いもので今年も残り1か月と少しになりました。

気温も下がり、空気も乾燥してきましたが、
やはりインフルエンザの発生が活発になってきています。

手洗い、うがい、マスクをすること、そして、
抵抗力を上げていくためにも、しっかりと意識した食事をとりたいですね。
私は、玄米を炊いたあとに願掛けのように、
「よろしくお願いします」と玄米に手を合わせています。

さて、先日ですが今年最後のGTセミナーがありました。

セミナーの中で、心に強く残った言葉がありました。

「子どもの発達は大人がやってあげられるものではないのだ」
という言葉です。

歩くという行為は大人がやってあげられるわけではないのだということ。
大人がやってあげればやってあげるほどに、
子ども達が自分たちで問題を解決する能力が奪われていくことやその
発達を妨げてしまうことがあるのだということを改めて感じました。

大切なのは、それをしたい!という
心情・意欲を育てることができる環境を用意し
それが態度として現れることができるような物的・空間的・人的環境を
用意することなのだと感じました。

セミナーを通じて、
子どもに対してはそういった環境を大人が用意するということが
大切なのだということを理解したとき、
同時に、大人自身はどうなのだろうという思いが湧きました。
子どもは、大人が用意してくれるけれども、
大人は誰が用意してくれるのだろうと考えたとき、
私は、それは自分自身で用意していくのであり、それが、
大人になるということ、「自立・自律」なのだと思いました。

そう思うと、自分自身を反省すべき点がよく見えてきました。

自分自身が、自分自身に対して
「現在を最も良く生きる」為の
心情、意欲を育てることができる環境を用意しているのか?

それが態度として現れることが出来るような環境を用意しているのか?

子どもに対しての目線と同じ目線で自分自身を見つめたとき、
なんだか、もっと自分を大切にしてあげたいなと思いました。

子どもに対して、
「現在を最も良く生きる」ための環境を用意しようという思いがあるのであれば、
それは、まずは自分が出来ていなければ、
「現在を最も良く生きる」ということの本当の豊かさや
大切さを実感することも出来ないですし、
その豊かさを自分の子どもに伝えることも出来ないのではないかと思います。

親として、子どものためにも自分自身を大切にしていこうと思います。

                             オルタナティブコンサルタント
                             眞田 海


「今ある奇跡」

2009年11月25日

カグヤの宮前です。

以前にも他のクルーからお伝えしていますが、
カグヤではクルーの誕生日にお祝いをしています。

私も今月誕生日を迎え、
みなさまからお祝いをしていただきました。

クルーを始め、家族、友人など
普段会う人から、随分連絡をとっていない人まで
大事な方々からお祝いをしていただき、
本当に嬉しかったです。

自分の誕生日に対してのワクワク感は
こどもの時に比べ薄れていましたが・・・

自分の誕生を喜んでくれる姿をみると、
恥ずかしさと嬉しさが入り混じりながら、
自分の存在をすごく大切に感じることができました。

そして、自分がこの世に生まれ、
今存在していることに対しての奇跡のようなものを
じんわりと感じさせていただきました。

誕生日に限らず、
人生をふと振り返ってみても、
これまでも自分には、
沢山の笑顔と愛情がむけられていたことに気づきます。

そのおかげで今の私がある、のだなぁと
しみじみ感じるのです。

そんなことに気づかせてくれた
年に一度の誕生日は、やっぱり素敵な日。

自分が今ここに存在している『奇跡』に感謝と自信を持ち、
これからの人生、頂いた愛情をつないでいけたらと思います。

                          環境コーディネーター
                          宮前 奈々子


「オランダ研修2」

2009年11月26日

こんにちは、カグヤの白土です。

オランダ研修を終え無事日本へ戻ってきました。

今回はオランダの小学校(イエナプラン教育)2校、
中学校(イエナプラン教育)1校の施設見学をさせていただき、
最後にイエナプラン教育の全国大会に参加させていただきました。

今回のテーマであった見守る保育と
世界(イエナプラン教育)のどこが同じなのか?
についてですが、

その前にイエナプランには20の原則がございますので紹介いたします・・・

第1原則
「各人はユニークである。
つまり、たった一つの存在であり、
すべての子供とすべての大人はそれぞれ、
かけがえのない価値を持っている」

(人と人との間の違いを原則としてみとめ、
これを積極的に尊重する。そして、何よりも、
誰か異なる人を「遅れた人」として追いやるようなことはしない。
すなわち、一人のものを、ひとまとまりに形成された総体として
捉えるという考えから出発する)

とあります。

まさに見学させていただいた学校で上記の原則を肌で感じました。

そこで見たのは、
人間なんて違って当然の考えが大前提にあり、
その中でお互いがお互いを認めあい協力し生活している姿でした。

その中で先生も子どもを一人の人間としてしっかりと受け止め接していた事、
又子どもの気持ちを大事にして子どもを信じているということを
先生のあたたかい眼差しから感じました。
同時にここで感じました。

やはり見守る保育と同じであると。

藤森先生が言われる見守る保育は特別な保育ではなく
世界標準、という意味を感じる事が出来ました。

今回のオランダ研修を通して
私自身今後の目指すべき方向が明確になりました。
日本でも当たり前にしたい!

今の間違った当たり前ではなく
子どもから考えた当たり前を園が実践できるよう全力で
サポートさせていただきたいと思います。

今回の研修本当にありがとうございました。

皆様に感謝です!

                      オルタナティブコンサルタント
                      白土 大樹


「大人としてのモデル」

2009年11月30日

先日、知人から聞いて
「是非観てほしい」と勧められた動画があり、観てみました。

観ているとハッとさせられ、自分の小ささを知り、恥ずかしくも思いました。

ニック・ブイヂチさんという両手が無く、
とても小さな左足だけがある方のお話です。

彼は大きくなるたびに、絶望を感じてきました。
8歳の時には死にたいとも思ったそうです。
しかし、彼は、障がい者の学校に通わず、一般の学校に通いました。

その中で一つひとつ難しい事に挑戦し続けて
自分の中で生きる希望を見つけて大学にも進学し、活動の幅を広げてきています。

ニックは今では「幸せを伝える専任講師」です。

その中のメッセージにて
生きていれば転んでしまうこともある。
転んだらどうすればいい?
また、起き上がらなくちゃならないでしょ。
なぜならば、転んだ状態ではどこにも行けないから。
でも時々人生には、転んだ時、もう起きられないと感じる時があります。
皆さん、私に希望があると思いますか?
なぜならば、このように転んでも、私には手足がないんです。
私がもう一度、起き上がる事は不可能みたいでしょう?
でも、そうではないんです。
私は百回でもまた起き上がろうとチャレンジします。
もしも百回すべて失敗して、
私が起き上がる事を放棄したら、
私は二度と起きあがれないでしょう。
でも、失敗してもまたチャレンジするなら、
そしてまたさらにチャレンジするならば、
それは終わりではありません。
どうやって最後まで耐えられるのかが大事なことでしょう。
強く耐えぬけるでしょうか?
もう一度、起きあがれる勇気を得ることが出来ますよ
こういう風にね

そういってニックは自分で頭を使って身体を使って
自分なりの方法で立ちあがって見せます。
ニックの姿を観ている生徒たちは目に涙を浮かべています。
一人ひとりがそれぞれに思い、感じ取るものがあった様です。
その後、ニックは泣いている子どもたちと一緒に笑顔でハグします。
私もこの時点で、きてました。

ニックは言います。
神は僕にとても偉大な使命を下さった。
神の栄光と愛に対する僕の話をとおして、
人々の心が変わっていく姿を見ることは本当に美しいことだ。
僕はまだ奇跡を信じる。

ニックの感じていた絶望など想像もつきようがありません。

そのニックは人々に希望や感動を与える活動をしています。
ニックはとても強く、厳しさと優しさで溢れています。
ニックの笑顔が素敵で勇気づけられます。

いつの間にか不満を言って、
自分が何も動くことが出来ていない事を恥ずかしく思いました。
皆さんはどんな夢(目標)を持っていますか?

自分の行動が少しでも多くの人の助けになり、
人を喜ばせられる様なことにつながればと思い、
自分に与えられた使命(ミッション)を改めて見つめ直し大事にしていきたいと思います。

今ある環境に不満を言うことは誰でも出来る事。
しかし、自分に何が出来るかを見つけて実践し続けて、人々に貢献できる様なことが
が出来てこそ、立派な大人であると言えるのではないでしょうか

図体ばかりが大人であってはいけない。
もっと精神を修養して、子どもたちにも示すことが出来る大人になりたいものです。

下記より是非ご覧ください。
http://www.youtube.com/watch?v=135Ch3IVIRQ                                  
                            コンシェルジュ
                            瀬口 拓郎