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2010年12月のカグヤクルー日記

「ゆとり」

2010年12月 1日

こんにちは、眞田です。

気が早いと思われるかもしれませんが、
最近の早朝はもう既に手袋が欲しいと思うほど、
風が体に沁みます。

私は昔から暑さには強いですが、寒さにはめっぽう弱く困っています。
寒い土地に居るのは好きですが、体がすぐに冷え固まってしまうので
普段から厚着を欠かせません。そんな訳でそろそろ手袋にマフラーの登場となりそうです。

しかし、そんな寒がりの私に相対して、子どもと言うのは本当にどこまでも天真爛漫で
太陽の様な存在なのだと、寒空の下で冷たい風もどこ吹く風と熱中して遊び続ける娘を見ていると思います。

また、最近は特に娘に助けられている事があるのですが、それは「お風呂」です。

仕事や日常が忙しくなるとお風呂に入れることが出来るにもかかわらず、
どうしてもそちらを優先してしまうことが多くありましたが、
最近は後でできる仕事は後回しにして、娘とのお風呂を最優先事項にしています。

実は、娘との時間が取れると言うことは、自分自身の心にゆとりを持つことが少しでも出来ているという表れであり、
娘とのお風呂の時間すらとることが出来ない日々の場合、ゆとりも無く、仕事の視野も狭く、
実際には本当に大切にしたい価値を守れていないことが多くあるのだと気づかされています。

自分自身の都合を優先しようとすると視野が狭くなりますが、
やはり、子どもを第一に考えられる心のゆとりを持とうとする事と言うのは、
とても大切なことだと改めて思います。

まだまだ、心のゆとりを持つことが苦手な自分自身ですが、
日々の実践の意味を深めて行きながらゆとりを持てるようになっていきたいと思います。


オルタナティブコンサルタント
 眞田海


手作りづくし

2010年12月 2日

こんにちは。カグヤの宮前です。

先日誕生日を迎え、
今年も、カグヤクルーにお祝いをして頂きました。

今回何より驚いたのが、そのお祝いの品々!

20101112131017.jpg
なんと、ケーキはクルーの手作り!
そして、玄米100%特大ハート型クッキー!!
更には、社長特製、コーヒーゼリー!!!(焙りたてコーヒ豆使用)

あまりの手作りづくしに、正直驚きました。

カグヤの理念の中で、私が大変共感し、
大事にしたいと思っていることに「心の豊かさ」がありますが、

まさに、皆が手間や心配りを優先し、思いやりや本質を大切にして、
豊かさを楽しんだことが伝わってきて、
なおさら嬉しさが込み上げてきました。

また、皆からメッセージを集めて、写真やイラストで彩った
1冊の本「ハッピーポートフォリオ」のプレゼントからは、
愛と勇気も頂きました。

誰かのために、一生懸命行動できる、
そんな仲間たちに囲まれ、本当にありがたいです。

私も、ひとつ歳を重ねましたが、
やはり、自分の心の声を大切にしながら、
周囲のために行動できる人間でありたいです。

環境コーディネーター
宮前 奈々子


『決め付ける事、やらせる事の怖さ』

2010年12月 3日

こんにちは、カグヤの白土です。

さて今回は、先日研修に伺った園で感じたことを書かせて頂きたいと思います。

毎回研修を行うにあたって各研修園様に対して事前に現状のヒアリングを行っています。

特にカグヤでは、研修と研修の間を研修と定義していることもあり大変重要なヒアリングになります。

今回そのヒアリングとその後の研修から気づきと反省させられる事がありました。


どういう内容かと言いますと、


研修を実施する場合、通常であれば現状をヒアリングした後に今の園の課題を出し、

その課題に対してどのような研修を実施していくのかを考えます。

今回のヒアリングでも現状について園長先生と主任先生から話を伺いました。

その中で「今の園の本当の課題はいったい何なのか?」から研修内容を考え、研修当日を迎えました。

事前ヒアリング・研修内容・研修後の実践、など自分の中では考えつくしたつもりでした。

そして園に伺い研修スタートです。

スタート後すぐに現場の先生方との一円対話を実施しました。

事前に園長先生と主任先生にヒアリングを行っていたので安心していたのですが、

現場の先生方の研修での姿が、こちらが予測していたものとは違うものでした。

違うというのは少し語弊があるかもしれませんが、

先生方は在りのままを言ってくれるだろうはずが、そうではない展開です。

又予定していた時間もかなりオーバーしそうな流れでした。

その中で予測との違い、最終的なゴールも変更を行いました。

研修を行う中で上記の点が全て悪いわけではありません。

しかし今回は、研修を通して感じた事が2点あります。


1つ目は、研修を実施する中で現状を把握したり、

そこから先を見通す事はとても大事なことだと思います。

しかし、同時に行わなければいけないのが自分自身を疑うことだと思います。

先生方のことを思い考え続ける事と、自分は何かを決め付けていないかを

自問自答する事を同時に行うことを常に持ち続けることが大事だと感じます。

2つ目は、研修の目的がある中でどうしても目的に対して意識が強くなることです。

目的のことだけに囚われると、先生方を何とか目的に近づけよう、

何とか目的まで近づけたいという意識になってしまいます。

結果的に誰の為の研修なのかもわからなくなってしまいます。

カグヤの行っている研修の大きな目的は、子ども主体の保育を行う上での先生方の自立です。

先生方が主であり、私が主では無いという事です。

ここでも自分の役割を履き違えてはいけないのだと気づかされます。


又上記の2点については、自分にゆとりが無ければ維持できません。

もしかしたら保育の現場でも同じかもしれないという事を研修から感じます。

先生にゆとりが無ければ子どもの事を決め付けるかもしれない、

先生にゆとりが無ければ子どもにいつの間にか何かをやらせているかもしれない、

気づかずにやっていることの怖さを感じるとともに、

やはりゆとりを持つ工夫をしていきたいと思います。

最後に、

自分自身が行っていることは、一歩間違えれば先生方に悪い影響を与えてしまいます。

その悪い影響が子どもにも繋がっていくことを考えるとコンサルタントとしてどうあるべきか?

もっともっと考えなければと思います。

又今回改めて自分自身を見つめなおす機会を頂いた事に感謝致します。

悪い影響ではなく良い影響に繋がる様、これからも気づきからの実践を大事にしていきたいと思います。

オルタナティブコンサルタント
 白土大樹


「行動しなければ変わらない」

2010年12月 6日

先日クルーの誕生日にて企画を行い、実施致しました。
誕生日にはいつもクルーのみんなから
「ハッピーポートフォリオ」
を送る様にして、クルーへの日ごろからの感謝や素敵だと尊敬している
ところなど普段から感じていることなどをメッセージや装飾を通して
伝えるようにしています。

毎回、みんなの内容がレベルアップしていくのでそれを見ていくのは
本当に愉しみです。

自分の誕生日でなくても、
それぞれどんなことを感じているのか、
それぞれどんなことを表現しているのか
そしてどんな仕掛けをしているのか
多種多様でそれぞれの個性溢れるものが詰まっていて本当に面白いです。

しかし、いつも上手くいっているということでもありません。
私たちも実践を維持するために大変な意識と関わりが必要です。

現に前回の誕生日には間に合わせることが出来なかったこともありました。
仕事が忙しいと自分が優先され、自己の勝手な判断で
みんなで時間を合わせることが上手くいかず
お互いが足を引っ張り合ってしまう結果にもなってしまったのです。

だからこそ、と考えさせられました
本当にそれでいいのだろうか
一体何のために、この企画を実施したのか

改めて考えさせられました。
変わらず今回も「どうしようか」と投げ込むクルーがいるにも関わらず、
誰かやるだろう、後で考えることとしよう、などそれぞれ理由をつけては
忙しくて中々見向きもしない者もいる

こんなことも起きてしまっていたのです。
もっとそれぞれが主体的に関わり合える関係が必要であり、受け身であると
いいものも生まれない。

その中で自分は何を大事にするのか

カグヤの理念を大事にするためにも横のつながり、
信頼関係が大事です。

何よりも自らという一人ひとりの発念者が必要であり、
自分が何をするのか、外部に発信し、行動に移せないと変わらない

変わるためにはどんな形でもアウトプットしていかなくてはいけないのだと
思います。

言行一致の実践が出来ないとそれは何もやっていないこと。

乗り越えるべき課題はたくさんあります。
しかし、乗り越えなくては進まないし、変わりません。

自分を変えるということは確かに大変です。
今までの自分を裏切らなくてはいけません。
いつまでも今の自分に安住するのではなく、変わり続ける方を自分は
選択していきたいと思っています。

今回のことだけでなく、色んな場面で今回の様なことが起きてしまうかも
しれませんが、気付いたからこそ、互いで声を掛け合い、自分達で守りたい
理念を大事にすることを自らの行動によって、表現し、実践していくことを
大事にしていきたいと思います。


コンシェルジェ
瀬口拓郎


有難いこと

2010年12月 7日

ありがとうということは有難い、有ることが難しいものだからこそ、
感謝の気持ちが湧いてくるのだと思います。
今こうしていれることは当たり前ではなく、有難いことなのだと気付けること、
何もないと思えることから幸せを生み出せる力が自分には弱いように感じます。

日本人の思想には全てのモノにも魂が宿るとされ、心の在りようが言霊として、
自分が発した言葉通りのことが現実として起きるとされていますが、もっと意識して
感謝の気持ちで前向きな言葉を発していきたいと思います。

二宮尊徳の教えにある分度も自分の分を弁えること、自分を律して所得以上の暮らしを求めない
ことではありますが、もうひとつあるのが、今の与えられた暮らしの中で有難い感謝の気持ちを得ることと、
世の中への恩返しの気持ちが他者への推譲へと繋がっていくのだと思います。

世の中では人生の目標や自己実現が大切だと高々と言われていますが、自分を必要としてくれる
場所で人智を尽くしきることが与えられた自分の命を無駄にしない人として幸せな生き方ではないかと
思います。

自分が自分がとなっていると視野が狭まり、もがいているだけの苦しい生き方になってしまいます。
柔道で言えば自分を守るために相手を攻撃する投げばかり磨き、受け身を学ぼうとしない。
人生には受け身の力も必要で受けて立てること、それが我慢できる量であり、余裕であり、
我慢をため込まないためのユーモアだと思います。

まだまだ、まだまだ人生を味わえていない日々ですが、魂を豊かにしていくことの素晴らしさを
実践していけることに有難い気持ちを持って生きていきたいと思います。


オルタナティブコンサルタント
 田上貴士


仕事の進め方

2010年12月 8日

カグヤの松村です。
赤い葉っぱも落ち始め、一段と寒さを感じる季節になりましたね。

仕事をしていると、依頼物を頼まれることがありますが、自分の中では言われたように進めているつもりが、依頼されたものが終わってみると違ったものになっていることが多々あります。
これは、自分の中での理解で、相手が考えていることを理解していないことになっているので、合うはずがありません。
相手が考えていること、思っていることと合わないのは、作業で依頼を受けてしまっているからだと思いました。
ということは、心で受け取らないと本当の仕事にならないのだと思いました。
今まで自分が思っていたのは、いかに効率良く行うかを考えていましたが、間違っていたのではないかと思いました。
自分が見守る保育に出会ったことと同じで、自分がいかに効率良く子どもを見ていたのは間違っていたのだということを思い出しました。
効率の良さも大切ですが、相手を思う気持ち、心を使うことが大事だと感じました。
仕事もただの作業でとらえてしまえば作業で終わってしまい、心を使えばいくらでも豊かな時間になるのだと思います。
忙しさから作業に持っていかれるのではなく、心を使って日々を過ごしていきたいと思います。


オルタナティブアドバイザー 
松村武典


『パートナーシップ』

2010年12月 9日

こんにちは、秋山です。

私は2月に出産を控えているので、
年明けから産前(産後)休暇に入ります。

今は長期間の休みに備えて、
自分の働き方や、
クルーとの協働について、
考える機会が多くあります。

共に創る。
共に働く。

「共に」と言う言葉は、
私だけ…でも、
貴方だけ…でも、
成り立たない言葉です。

お互いに主体性を持って、
お互いが行動・実行することで、
初めて「共に」が実現します。

ただ集まる。
ただ共有する。

それだけでは、
個人で出来るものさえも、
集団で居ることの甘えから、
不可能に変わってしまうかもしれません。

折角クルーとして出逢えた仲間と、
想い、アイディア、知恵を、
出し合って、高め合っていく。

今回の出来事を、
より強い組織創りの、
キッカケにしていきたいです。

            コンサルティングサポーター
                   秋山 有紀子
           


「子育て環境」

2010年12月10日

こんにちは、眞田です。

もう師走。今年もあっという間に過ぎ去り、一年の締めくくりの月となりました。
毎年毎年が激動の年であるように感じますが、今年も例年と同じく激動の年で在るように感じます。
子ども達の為に出来ることは本当に限りなくあるのだと改めて今の世の中、社会を見渡すと感じるとともに、
その様な大人都合の社会にしてしまっている大人としての責任を自分自身が感じています。

私の娘、家内に対してもやはり思うことは大きいです。
都会のビル群の中でマンションの一室に娘と家内の二人だけの生活。
地域性も、子ども集団も、おじいちゃんおばあちゃんの手助けも無い環境の中、
出張で多く家を空けてしまう状態を考えると、本当に子どもにも家内にも負担をかけてしまっていると
改めて思います。

藤森先生の講演の中でもありましたが、日本人は元々農耕民族であり、
子どもを親だけが育てるのではなく、お隣さんやおじいちゃん、おばあちゃん、
裕福な家庭でなくともお手伝いさんなどが居たりと、多くの人手の中で育ててきた経緯があります。
それにお米屋さんやたたみ屋さん、酒屋さんなど様々な方々が家に来ていたものですよね。

そういった環境が無い中で保育園や幼稚園が担う意味とは本当に大きいと感じますし、
また同時に保育園や幼稚園に任せずに、私たち大人一人一人がどうしていくのかを考えて
行動に移していかなければならないと思います。

私自身も、今引っ越しを検討する中で私の親との同居を考えていたり、
今の地域での子育て仲間との繋がりを創り出したりなど出来ることを始めていますが、
もっともっと本当に子どもにとって良い行動を考えて実践していきたいと思います。


オルタナティブコンサルタント
 眞田海


皆でやること

2010年12月13日

こんにちは。カグヤの宮前です。

カグヤは少数精鋭なこともあり、
協力し合わなければ、仕事が成り立ちません。

そのため最近では、仕事や会社の課題に対しても、
クルー内で「皆でやろう」と心掛け、
チームや部署の隔てをなくし、
皆で打ち合わせをする時間も多く設けました。

しかし、皆で打ち合わせを行っても、
なかなか本質的な問題や解決に至ることは少なく、
打ち合わせを重ねる度に、皆でやることに対して、
正直しんどさを感じ始めていました。

そんな中でむかえた、全体会議。

全体会議は、月に一度の全員参加の会議で、経営陣も参加されるため、
毎回、広い視野からアドバイスを頂けるのですが、

今回社長より、

「皆でやることは、同時に集まって、打ち合わせをすることではなく、
 各々が自分の問題として考え取り組むことが必要である。
 会議にも、誰か任せにするのでなく、
 自分が解決させることを前提に、臨むことが大事である。」

と、お言葉を頂きました。

これは、まさに自分が最近悩んでいたことに対して、
気持ちが整理される言葉でした。

私は、協力することの本当の意味が分かっておらず、
「皆でやる」ことを、「皆で同じ時間を共有し、進めていくこと」
と、勘違いしていたように感じます。

また、これまでの「皆でやる」という姿勢は、責任の所在も不明確となり、
甘えた仕事の進め方を促すものであったように感じます。

自分でやることを前提に、自ら考え行動する者同士であれば、
一緒に協力できないはずはありません。

そもそも何を実現させたくて、この会社にいるのかという、
根本から離れてしまうと、
目先や表面的な現象に捉われてしまうことを、今回感じましたので、

時間は有限であることを忘れずに、
有意義に自分を活かすことを大事にしていきたいです。

そして、本来、一緒に協力して何かを成し遂げることは、楽しいことですので、
そのような働き方を率先して行い、協力の輪を広げていきたいです。


環境コーディネーター
宮前 奈々子


『世の中を変える』

2010年12月14日

こんにちは、白土です。

この1週間は気づきと反省の日々でした。

別に気持ちが落ちているわけではありませんが、

まだまだ本気で仕事ができていない自分自信が歯痒くてなりません。

又同時に自分の中の刷り込みにどうすれば気づくことができるのか?

本当に考えさせられた時間となりました。

今回のテーマ「世の中を変える」ですが、カグヤの大ミッションであります。

日々何のために仕事を行うのか?

ブレそうになる時に立ち返るのが理念でありミッションではないかと思っています。

しかし今回、自分はどれだけ自分たちのミッションの事を考えて

日々仕事をしているのだろうと考えさせられました。

日々作業的な仕事に追われつい何かをやった気になっている自分がいます。

結果的に本来大切にし続けなければいけない物を見失ってしまっています。

仲間のクルーに対しても夢を語り合うのではなく、

自分の為の悩みでただ話をしているだけの状況、

このままの状況で世の中が変わるのか?答えはきっとNOだと思います。

何の為にカグヤという会社に入ったのか、

考えれば答えはすぐに出てきます。

まだまだ自立も出来ていない未熟な自分でも、

子どもたちの為に誇れる世の中にしたいという気持ちがあったという事を思い出します。

その時の初心を忘れないためにも、

改めて自分の中での覚悟を自分自身で確かめなければと感じました。

又それとは別に感じたことがあります。

これまでは、世の中を変えるという表面的な言葉だけで、

その為に自分がどうするのかを人任せにしていたのだと気づきました。

夢を語れないのはその大事な部分を人任せにしていたからではないかと思います。

これからは、世の中を変えるために自分がどうしたいのか?自分がどうするのか?

自分の中でしっかりと自分の考えや思いを持ち仕事に取り組んでいきたいと思います。

私たちがやっていることで少しでも世の中が良くなるよう、

日々を大切に生きていきたいと思います。

オルタナティブコンサルタント
 白土大樹


「みんな」と「一緒」

2010年12月15日

こんにちはカグヤの瀬口です。

カグヤでは少数なこともあり、一人で仕事を進めていては
力及ばずなところもあり、引き籠ってしまうことにも為ります。

関わり合い、チームとして達成することを大事にしていますが、
また新たな課題に直面致しました。

関わり合ってみんなで解決していくということが大事であることは
思っていたのですが、意見がまとまらず、解決案も定まらないことが続き、

その点を先日の全体会議にて社長より指摘して頂き、
全員が気付かされた様に思います。

『「みんなで」と「一緒に」は違うのだ』

ということを教えて頂きました。
まさしくその通りであり、
次第にみんなで集まることが主になって解決するということが
疎かになってしまっていたのです。

私自身もみんなで集まるということで解決出来ていない事を「みんな」という
集団に対して責任転嫁してしまっていた様に思います。

みんなでやるからと言い訳にせず自分一人でもやる覚悟がなければ、
そもそも人に甘えようとしていることがあると
原点からズレていた様に思います

「共同」と「協働」で違う様に、
共に同じになるのではなく、協力し合って、働きかけるという一人ひとりの
奮起する意志が何よりも大事なのではと感じました。

各々が本気で自分自身が解決するのだという問題や課題を自分の
ものとして考えて臨む事

そして

仲間を信じてさえいれば
そこには必ず一人ひとりが立ちあがり、
全員で織り成すハーモニーが出来るのだと思います。

まずは自分自身の内からこみ上げる思いで踏み出すことを
大事していきたいと思います。

また一つ学ぶ機会を頂きました一人で仕事をしていたら今回の様な気づきを得る
ことは出来ませんでした。この場があり、仲間がいるからこそ、また一つ新しい
課題に直面したのです。
このことに感謝し、糧にしてまた一つ段階を超えていける様に挑みたいと思います。

コンシェルジェ
瀬口拓郎



「生きている実感」

2010年12月16日

日常の環境の中で無意識のうちに業務に追われ、業務をこなしていくことが目的になっていること
業務は大切なことだけど、それが自分の何に繋がっているのか、どんな価値を守ることになるのかなど
離れたところで業務を進めてしまい、心を亡くして忙しい状況の自分に気づくことがあります。

そんなときは自分自身が今、生きているという喜びや感謝の念を実感しないまま、
多くのことが当たり前のこととしていて、自分が生きていることがどれほど
二度とない人生の限られた時間や自分の存在がどれほど奇跡的なことで、崇高なことなのか
自覚が薄れているように感じます。

これまでの現代社会では業務の効率やスキル、できる、できないに目を向け、優遇されがちで、
日本の戦後教育も知識、学力を優先してきた中で人が人であるための重要な感性とのバランスを
崩しているのだと自分の状況から改めて実感します。

人の笑顔や綺麗な空が見れる目を持ち、朝の新鮮な空気や豊かな香りを楽しむ嗅覚があり、
人に感謝の気持ちや励ましの言葉を伝えることができる口があり、
好きな人に会いに行ったり、どこへでも学びに行ける足があること、

生きている以上、二度とない人生を自分はどう生きるべきかという問いから逃れる
ことはできませんが、少し止まるとして「歩く」とありますが、人生を流されず、立ち止まり、
自分は一体何がしたいのか、自分が世の中に対してどんな役割を果たすことができるのか内省し、
胎児が母親のおなかにいる十月十日からきている「朝」という字のように毎朝、新たな自分へ生まれ変わっていくこと、だからこそ新たな感覚で全てのことに携わっていきたいと思います。

オルタナティブコンサルタント
 田上貴士


2010年12月17日

こんにちはカグヤの松村です。

最近のニュースで自殺する人が多く感じます。
日本では、年間約3万人の人が自殺者がいるようです。
しかも、ここ10年連続で3万人以上の自殺者がいるようです。

はっきり言って、自殺する人の気持ちはわかりませんが人に話せない重い悩みを持っているのだと思います。
せめて身近な人に話せる環境があれば、自殺する人は少なくなるのではないかと思います。
人に話せない、相談できないくらいに自分の中で考えてしまうのは、自己肯定感が持てないことや、相談しにくい世の中になっているのではないかと思います。

日本は、自己肯定感が低い国だと言われていますが、自己肯定感を持つためには、自分は「これがしたい」「これをやるんだ」という思いを持つことが大事だと思いますが、日本の教育ではそんな思いが持てるようには思えません。
一斉に物事を教わり、自分の意思に関わらず授業は進んでしまう。
このままでは、本当に世の中ダメになってしまうのではないかと思います。

自殺のない世の中にするためには、一人ひとりお互いを認める「見守る保育」が必要なのではないかと最近改めて感じます。
自分が何をしたいのか子ども自身で自分で決めることを小さい頃から行う見守る保育。
一人ひとりが主役だということを子どもの頃から感じることが出来れば、自殺する人もいなくなるのだと思います。
この素晴らしい保育を出来るだけ多くの人に伝えていけたらと思います。

オルタナティブアドバイザー 
松村武典


「カタチに見える変化、見えない変化」

2010年12月21日

こんにちは、秋山です。

12月も後半戦に差し掛かり、
1年を振り返る季節となりました。

私は日記を書いているので、
今年の振り返りを含めて、
先日読み返す時間を作りました。

その中でも、
特に考えさせられたこと、
それは【変化】です。

「こう思った。」
「こう気付いた。」

日記の大半が、
このような気付きによる、
心の変化で溢れているにも関わらず。

その後「だから…した。」と、
気付きを行動に変えた内容は、
心の変化よりも数少なく感じました。

カタチに見える変化。
カタチに見えない変化。

変化には2種類あることを知りました。

心(感情)の移り変わりは、
自分の中で留めておけば、
カタチに見えない変化です。

ただそこから、
言葉で発信したり、
行動を変えていけば、
カタチに見える変化となります。

どちらも大切ですが、
折角の変化(気付き)であれば、
カタチに見える変化にしていきたい。

これからの日記には、
カタチに見える変化も、
残していけるよう心掛けていきたいです。

            コンサルティングサポーター
                   秋山 有紀子


「小さな農園が教えてくれること」

2010年12月21日

こんにちは、眞田です。
5月に撒いたブロッコリーがようやく収穫の時期を迎えました。
(少し育ち過ぎてしまいましたが。。。)
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収穫までの期間として良く言われるのが4か月ですが、このブロッコリーは7カ月かけてゆっくりと育ってくれました。
娘の離乳食に使っていますが、美味しそうに食べてくれるのを見ると、作った甲斐があるなと心から思えます。

元々、野菜を作り始めたきっかけは、自分の子どもに「食べ物を大切にしてほしい」という思いが生まれたことがきっかけであったことを思い出します。子どもに大切さを伝えるには、自分自身が大切にしていなければ伝えられないと考えましたが、それ以前にそもそも私は食物を育てたことも無かったので、その育てる事の大変さや命の営みを知りませんでした。家内は長野の農家の生まれの為に、そういったことを知識ではなく経験で身につけており、私だけ経験が無かったのでこれはいけないと一念発起して野菜作りを始めました。

種を中心とした環境作りは、子ども主体の保育に通じるところがあるのだという気付きを頂きました。
種はこちらの都合では芽を出してくれず、種が必要とする環境を用意しない限りは発芽してくれないことを体験すると、まさに今自分の目の前に居る娘に対しての自分のあり方が変わりました。私がどうしたい、どうなってほしいではなく、子どもがどうしたいのか、どうなりたいのかを大切にすることの意味を教えてくれたように思います。

また、植物は言葉を発しませんので、聞いても分かりません。
しかし、まずは植物には自ら育つ力があるということを信じる事から育てる事の素晴らしさが始まったことも事実です。そこを信じられるまでは、肥料をやったり、水を過度に与えたり、沢山の手を加えてはうまくいきませんでした。きっと、過干渉のようなものだったのかもしれません。
この様に信じる心を問われる機会、あるがままの生命の素晴らしさなど、一年でちいさなベランダ農園から沢山の学びを頂いたように思います。

この一つ一つの学びを子育てにも自分にも活かして、それぞれの個性をあるがままに発揮できるような自分自身でありたいと思いますし、この小さな農園も毎年の習慣にしていきたいと思います。
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オルタナティブコンサルタント
 眞田海


知行合一

2010年12月22日

こんにちは。カグヤの宮前です。

先日社内で内定者を交え、
「マナー研修」を行いました。

講師には、現在カグヤの労務関連業務を支えて頂いている
社労士の方をお呼びしました。

この方とは、1年半位、
仕事で関わらせて頂いてますが、

キャビンアテンダントの経歴もお持ちのためか、
そのきめ細やかな仕事に、
私自身感動し、学ぶことも多くありました。

実際、研修でもマナーの大切さを教えて頂きましたが、
研修内容以上に印象的だったのは、

その方から発せられる心地良さで、

まさにマナーの大切さを自ら体現されておられ、
話の内容以上に伝わってくるものが、
多くありました。

そして改めてマナーや基本的な「報連相」が
信頼関係に大きく影響するのかを学び、

また同時に、現在のカグヤの課題であるとも、
感じることとなりました。

コンサル会社として、
「信頼」は何より欠かせないものだと感じています。

講師の方からも、
「知行合一」のお話が初めにありましたが・・・

口ばかりでなく、
実践が伴っていなければ、
信頼関係は難しいと感じます。

来年は更なる信頼を築くために
会社全体で、マナーのある丁寧な仕事を行えるよう、
学びと実践を積み重ねていきたいと思います。

それでは皆さま、
よいお年をお迎え下さい。

環境コーディネーター
宮前 奈々子


『子ども第一主義』

2010年12月24日

こんにちは、カグヤの白土です。

あまりの寒さなのか久しぶりに体調を崩してしまいました。

お客様にも周りのクルーにも迷惑をかけることで

改めて健康であることがいかに幸せな事なのか気づかされます。

さて今回は、カグヤの理念である「子ども第一主義」について

感じたことがありましたので書かせていただきます。

カグヤでは沢山のこだわりがあります。

全ては子どもの為にという事でのこだわりばかりです。

自分自身の中では、こだわり続けることが子どもたちの為に少しでも

繋がっていることを考えるとやはり大切だと感じます。

しかし、今回今までの自分を振り返る出来事がありました。

出来事の内容は省かせて頂きますが、

自分の中で大切な理念を自分都合で自分の為の解釈していたのだと思います。

本当は子どもたちの為に守らなければいけない物を

自分の為に守っていた自分がいるという事です。

理念を大事にできなければ、結果的に多くの方に迷惑をかけます。

もっと危ないなと思ったのが、上記の点にすら気づけていない時です。

この大切なことに気づくことができないまま、

自分勝手な行動を行うと大切な仲間との信頼関係すら失うことになります。

カグヤという会社で何故仲間と働くことが出来ているのか?

それは皆が子どもたちの為にという強い思いがあるからだと思います。

自分よりも何よりも子どもたちを優先して考えること、

そういう揺るがない思いがきっと次世代の子どもたちにも伝わると私は信じています。


今回改めて理念は頭で理解するものではないと感じました。

もっと周りを見て、心で人と接する事を大事にしなければと思います。

今後は、解った気にならずに、本当の子ども第一主義を目指していきたいと思います。


オルタナティブコンサルタント
 白土大樹


「自分らしく」

2010年12月27日

カグヤの社内では、解決しないといけない問題が起きた時や、
困った時などに皆が集まって、解決にむけるためや深め合うための機会として
「JAM会議」というものを実施しています。

先日、社内での会議にて会社の課題、各自の課題について話し合う機会がありました。

お互いが仕事に没頭し、自分に余裕が無くなってしまうと、周りの人たちのことや
会社が自分にして頂いていること、支えて下さっているお客様のことなど、数多における
恩恵を感じることが出来なくなってしまう時があります。

そうしてしまうと、様々な言い訳や事情を理由に一緒に決めた約束を守ることが出来ず、
次第に、職場の雰囲気も悪くなってしまいます。

普段からの仲が良くても、信頼が出来ていないという不自然な関係が生まれてしまうのです。

信頼とはどういうことでしょうか

自分が相手の事を認めるということでしょうか

自分が相手に委ねることが出来るかということでしょうか

恥や外聞、遠慮、見栄などが自分の表面を覆う余計なものがあると、周りの世界も
色眼鏡で見てしまう様なことが起き、純粋に物事を見ることが出来なくなってしまうのです。

ふと考えなおすと色んなことが込みあがってきます。

「こんなことして頂いたな」
「こんなに支えてくれているな」
「こんなに信じてくれてるんだな」

しかし、自分が斜めに見てしまうと、その素直な気持ちを表現することも出来ません。
自分の感じた感謝を素直に返していくが出来なくなってしまうのです。

このままでいいのでしょうか
本当は出したかった素直な気持ちを後になって後悔することも少なくありません。

多くの園をお邪魔する中で関係性ということで同じ様に悩んでいる方の話もお聞きします。
私たち大人はこれまでの体験や教育の中で、それほど、何かに刷り込まれてしまって
いる様です。

もっと互いが互いを信じて認め合い、自身を委ね合える様にまずは自分からも変えて
行くために、試行錯誤しながらも実践し続けたいと思います。

そして、自分の体験を通して気付いたことを同じ様に悩む方へお伝え出来ればと思います。

子どもは正直です。
誰が来ようが変わらない素のままの姿がそこにある様に思います。
その子どもたちに対して自分が偽っていては子どもも不信感を抱いてしまうのでは
ないかと思うのです。

ありのままの自分らしさというものをもっと表現出来る様にありたいものです。

コンシェルジェ
瀬口拓郎


人間学

2010年12月28日

山形県の庄内平野で江戸時代に栄えた、酒井氏が永年一代で治めた庄内藩があります。

庄内藩と聞くと日本が明治へと変革した大政奉還後、薩摩・長州藩を中核とした天皇親政の復活、新政権倒幕派への抵抗勢力として江戸薩摩藩邸を焼き討ちし、戊辰戦争のきっかけを作った事件のことを思い出しますが、庄内には古くからの藩校として「致道館」があり、約70年の間、庄内藩の優れた人材を輩出してきたとのことです。

致道館の名称は論語にある「君子学ンデ以テソノ道ヲ致ス」に由来し、その教育方針の特色は「天性重視・個性伸長」と「自学自習と会業(小集団討議)の重視」にあります。
人は一人ひとりの生まれつき、得意、不得意があり、個性に応じてその才能を伸ばすことを基本にしながら、受け身で知識を詰め込むのではなく、自ら考え学ぶ意識を高めることを重んじ、年齢に関係なく、個々の学力に応じて進級する形をとり、一斉でのテストなどが有るわけではなく、日頃の学問への取り組み方や習熟度、成果など総合的に判断し進級していたようです。
当時の致道館では現在の小学校から大学院にあたる10歳から30歳前後の350名ぐらいの生徒が通っていたとのことです。

一人ひとりの個性や長所を伸ばし地元への貢献を果たす人材育成を140年ほど前の教育現場で行われていたことを考えると、日本はいつのころから一斉画一的な教育に変わって行ったのか疑問に感じますが、自分成りに考えてみると明治以降の日本社会の近代化が教育の目的を、知識を得ることに赴きを置き過ぎたこと、モノの生産が活発になるとモノや権力が人の価値を有る意味で超えてしまったりしたことが人を育てる教育現場で人を画一的に育てようとする発想にいきついてしまったのではと考えてしまいます。

最近の日本では歴史認識における領土問題から格差社会、虐待の増加など様々な問題が起きている中、一つの特徴として人として高めてきた人間力が失われつつあり、だからこそ大河ドラマで見る日本人として誇れる偉人をモデルとして改めて感じ学び取り戻そうとしているように思います。

自分も日頃、色々な啓発本を手にしますが、知ることで終わることなく、知行合一を実践するためにも日々の知覚動考の積み重ねを大切にして生きたいと思います


オルタナティブコンサルタント
 田上貴士