TOP今日のカグヤクルー日記 > 2011年02月

2011年02月のカグヤクルー日記

『コンサルタントとしての姿勢』

2011年2月 1日

こんにちは、カグヤの白土です。

今回は弊社のクルー数名で研修を行わさせて頂いた園様の事を書きたいと思います。

その園様との関わりを持たせて頂きましたのは、

今から約6年前になるのではないかと思います。

それを考えるとあっという間の6年であり、

同時に物凄い変化があった6年であったのではと思います。

外から見ている私達からすれば常に子どもたちの為に

変化する事を一番に考え実践された園でもあります。

そして今回、正月明けに皆で研修に入ることが出来ました。

今回も研修の中で先生方には主体的に参加していただき、

素晴らしい研修を共有させて頂いた事に感謝いたします。

又その中で今回は研修後の懇親会にも参加させて頂きました。

懇親会の中で商品があたるゲームが実施され、

ありがたいことに私たちクルーも参加させて頂きました。

参加された方全員に賞品が当たるというゲームだったのですが、

その商品の中に合成洗剤が入っていました。

合成洗剤については、様々な考え方があるのも私は少なからず知っています。

もちろん周りの方に自分の価値観を無理矢理に押し付けようとも思いません。

しかしコンサルタントとして自分の経験から大事なものを伝える事を忘れてはいけないのだという事も感じます。

今回懇親会という席でしたが、

洗剤について少しだけですが御話ししました。

使用することが自分の体だけではなく、

生まれてくる子どもたちにも様々な影響を与えるという事、

又、何よりも怖いのが何が正しのかを知らなくて使っている現実があるという事です。

話をさせて頂いた後に気づかされたのですが、

大事な事は興味を持ち自分の中で考える事だと、

先生方から逆に教えて頂いた気がします。

懇親会という場でしたが、

周りを見てみると真剣に聞いていらっしゃる先生ばかりでした。


今回、私自身は会社で実践を行っていることをお伝えしただけです。

今の世の中には様々な問題が多くあります。

残念なことに何が本物かもわからくなってしまっているのも現状です。

その中で私たちは自分たちで正しいものを見抜く力も必要とされているのだと思います。

たかが洗剤かもしれませんが、

私たち一人一人が自然の中で生かされる中で、

今置かれている環境について考える事がやはり大事だと思います。

又特に保育園というのは女性の方が多い職場でもあります。

今後結婚され子どもを育てられる方も多くいらっしゃいます。

もちろん先生方の体の事も心配ですが、

子どもたちに本当に正しいものを伝えて行くのも先生の役割だと思います。

今回は研修の時間ではなく懇親会という時間でカグヤの実践を伝えることが

出来て、本当に良かったと思います。

同時に自分自身の事ですが何がコンサルなのかという事についても、

考える時間を頂きました。

これからも自分たちの実践を信じ、

コンサルタントとしてどうあるべきなのか?

自分に矢印を向け先生方と関わらせて頂きたいと思います。


オルタナティブコンサルタント
 白土大樹


学ぶことの意味

2011年2月 2日

仕事を通して、各界の実に多くの方とお会いすると、
様々なことを知る機会があり、学ばされる機会を頂いております。
全国の園を伺うとそれぞれに道を志している方々ともお会いします。

その様な方々に共通して言えることは本当に自分らしさというものを
大事にし、素直で謙虚な方が多い様に思います。

何のために遣っているかということが一本、芯が通っているのです。

その様な方の話をお聞きすると、本当にシンプルで余計なものが無く
伝わりやすい言葉や思いで溢れたことが多いです。

一つひとつの出会いを頂いていると思うと本当に感謝です。
会わなければ一生会わないままであった方も多くあると思います。
しかし出会えたこともそれも天の計らいかも知れません。

出会いから学び、そして自分を成長させるキッカケとなります。
学んでしまうと学びに持っていかれ知識編重となってしまうことも
あります。

学ぶということはいけないことなのでしょうか

心を落ち着かせ、純粋な気持ちになった時に感じること
それはやはり、人の気持ちが荒んだ時代だからこそ、変わってほしい
という願いから来るものかと自分では思います。

それは野望なのでしょうか
それはエゴなのでしょうか

分からないことはまだまだ多くあります。

しかし、多くのことを学び、是を世に還元していくことで
受けた御恩を、返していきたい。

だからこそこれからも学び続けたいと思います。

感謝して、今度は返謝していきたい

自分の感情に振り回されず、驕らず、自分の芯に問いかけ続け、
仕事を通して世の中の不条理を正していくことが出来ればと思います。

その責任を任されている事に意識しないといけません。
為すべき事に仕えるからこそ、仕事と言いますが、難しいものです。
自分ではまだその意味が分かり得ていない部分が多くあります。

まだまだ若輩な身です。
学ぶべきことは無数にあります。

しかし、それも世界で堂々と渡り合うにたり得る人物となり、
世の中を変えていける様に為るために必要なこと。

子どもを救って、世界を救える様に
刷り込みに負けず、信じるということをもっと理解し、
自分を変え続けることで世の中を、子どもたちを
救うことが出来ればとい思います。


コンシェルジェ
瀬口拓郎


「努力の質の違い」

2011年2月 3日

昨年、栗城史多さんというアルピニストを知り、活動を見守っています。
彼は北海道生まれの160cmとアルピニストのイメージからしては小柄な人ですが、
 これまでの世界第8位の標高「マナスル(8163m)」や第7位の「ダイラギリ(8167m)」、第6位の「チョ・オユー(8210m)」を日本人では初となる単独、無酸素登頂を成功している方です。
  単独、無酸素登頂は5%の成功率と50%の生環率だと言われていますので、とても大変な登頂だということがわかりますし、成功すれば日本人初となる「エベレスト(8848m)」にこれから挑戦しようとしていることは、とても心配です。

  登山家とアルピニストの違いとして7 summit(セブンサミット)と呼ばれる世界7大陸の最高峰の山々を指す登山家の方を指してアルピニストと表現されていますが、より高くより困難な登頂を高度な技術を用いて望んでいく考え方をアルピニズムと呼び、栗城さんはこれまでの登山の考え方を大きく変えた一人としても注目を浴びています。

 7000mクラスの山では酸素が地上の1/3ほど薄くなり、ヘリコプターもそれ以上浮上できないほどです。気温はマイナス40度、30メーターの強風が吹き荒れ、7500m辺りから先はdeathゾーン(死の地帯)と呼ばれ、全ての生命の存在を拒絶してしまう標高であり、そもそも人間が入り込んではいけない領域であるとされています。

そんな過酷な状況での登頂でインターネット中継用のビデオカメラと電波の送受信機を担ぎ登頂し、リアルタイムに動画で登頂の苦しみや自身の惨めな姿、登頂を成功した様子などを日本の人達に配信してくれています。
登山が厳しいことは聞いていましたが、実際に栗城君から配信される映像を見ると想像を超えた過酷さを感じ、改めてアルピニストや山への尊敬の念が湧いてきます。

今までのアルピニストは身体が大きいことや鍛えて筋肉をつけ、登頂することが常識とされていましたが、
栗木さんの登頂への考え方は酸素が薄い標高では身体を動かす上で酸素を多く消費する筋肉をなるべく身体につけないことで、限られた酸素を有効利用するよう考えています。

山登りと一言に行ってもトレッキングやロッククライミングなど色々なモノがありますが、
どんな山に登るのか、どのように山を登ろうとするのかによってアプローチは変わってくること、山が変われば身につけなければならない技術も考え方も変わってしまうことを学びました。

登頂の中で特に共感したことは、栗城さんは酸素が薄く高山病になりながら極寒の雪山で、前に進むことを止めて、この場でゆっくり身体を横にして休みたい、このまま寝ることができれば、どれほど幸せなことなのかと栗城さんは何度も言葉にし、誘惑に駆られますが、気付くと眼の前には既にご遺体となってしまったアルピニストの姿がある。
彼は登ることを自ら辞めてしまった人、この山では登ることを辞めてしまうと未来永劫、この場で眠りにつかなければならない。極寒の地では腐敗することもなければ、遺体を回収されることもない。
自分はそうならないようにとまた、歩き出す栗城さんの姿を見ると生と死の間で自分と対話しているように感じますし、自分の人生に置き変えても今のレベルで甘んじていることと共感しました。

これまでの自分の人生はエベレストに登っているつもりで苦しいことに向き合っていたように思っていましたが、実はエベレストなどではなく、エベレストへ向かう道中のただの坂道だったのではないか、
自分が登るエベレストにはまだ到着もしていないのではないかと考えると、これからが自分の人生の登頂のように思えてきます。

 生きている上で感じる苦しみや悲しみ、不安は自分をダメするもの、追いつめるものではなく、自分自身を感じるもの、自分自身、そのものであることに気付かされました。
受け入れず、拒絶するのではなく、不安や苦しみと向き合い、自分自身を知ること。
今まで自分が進みたい方向に立ちふさがっていた壁は過去の自分が積み上げてきた自分自身であること、
 人生の山を登り、そこで息を引き取った場所が自分としての頂きであり、
自分の人生の山頂ではないでしょうか。自分の山頂からの最後の景色を楽しみに生きていきたいと思います。

オルタナティブコンサルタント
 田上貴士



「挑戦」

2011年2月 4日

カグヤの松村です。
年末年始の休みは、ゆっくりと考える時間ができ、充実した休みになり、去年の振り返りと反省を行うことができました。
また、新年への新たな目標を考える機会があり、今年の目標は、「挑」という漢字一字に決めました。
その理由としましては、去年は「学」という一字を目標として取り組んでいましたが、学ぶことばかりに集中してしまい、形にして表現してきませんでした。
机の上だけの理論ばかり身に付け、実際に行動していないのにもかかわらず、行ったことになっていました。
もちろん反省も大切ですが、反省するばかりでは去年から成長しないので、今年は何事にも積極的に挑戦する年にしていきたいと思っています。
そして、よりいっそう先生方と一緒になって子ども主体の保育である、見守る保育をより多くの先生方に伝えていきたいと思っております。

先日、園に訪問し早速今年の目標を話す機会がありました。
自分が保育士の時に大人都合の保育を気づかないうちにしていたことから、見守るほいくに出会って今までの保育感は間違っていたのではないかということを自分の経験から伝えました。
誰かに教わったことを話すことは簡単ですが、自分が経験したことや体験したことでなければ心から伝わらないと思うと、経験が先で、伝えることはその次だということを改めて感じました。
先程書かせて頂いたと思いますが、今年は挑戦の年なので、失敗を恐れず、色々なことに挑戦していきたいと思います。
カグヤクルー全員揃って今年の目標を漢字一字で発表をしました。
それぞれが掲げた目標に対してそれぞれの思いを聞き、自分の思いも伝えたので、有言実行していきたいと思います。


オルタナティブアドバイザー 
松村武典


「会社との距離」

2011年2月 7日

こんにちは、秋山です。

産前休暇に入る前は、
社内から離れる生活に対して、
イメージが湧かなかったこともあり、

「距離は大きい。」

そんな焦りから、
要らぬ心配や不安を抱えて、
引継ぎ業務を行っていましたが…

「距離は関係ない。」

まだ1ヵ月も経っていませんが、
自然とそう思える自分が居ます。

もちろんこれはクルーのおかげ。

社内の出来事。
他クルーの様子。
その時々の写真…etc

離れている私にも、
伝わるように、
メールを送ってくれるのです。

社内の雰囲気を知り…
私なりに想いを発信する…

実は社内に居る時と、
何の変わりもありません。

会社との繋がりとは、

細かい業務ではなく、
会社の雰囲気・方向性を、
共に感じること。
共に創り上げること。

社内であろうと、
社外であろうと、

今後もカグヤクルーとして、
真摯に会社創りに、
取り組みたいと思います。


         コンサルティングサポーター
               秋山 有紀子


「病が教えてくれること」

2011年2月 8日

こんにちは、眞田です。

全国各地で自然が猛威を振っています。
噴火や大雪などに始まり、鳥インフルエンザなど
自然界ではそのほかにもたくさんのことが起こりますが、
避けることが出来ない、そういった事象を見ては、
人間は自然界の中で生かされているのだということを実感します。

先日、私自身が病を患ったときにも
同じように自然の存在を感じることがありました。
酷い熱で魘されて動くことも出来ず、
何もできない様に思いながらも、
意思とは関係なく、
体は自然界のウィルスや菌と共存し、新しい免疫を作り
自然に同化させて回復させていきます。

私の意思にかかわらず、
60兆という細胞がコントロールされ
驚くほどの奇跡のような確率で
私は命を自然界に維持されているという
何か絶対的なものに触れている感覚に陥りました。

金魚鉢で泳ぐ金魚が
その水の存在や有難さに気付かないように

私も、自然の存在や有難さに
気付いていないことを自覚しました。

今目の前にある全ての物事に対して、
その存在や有難さに気付こうとする努力があれば、
いつかはそれが広がり、

環境破壊や汚染だけに留まらず、
教育問題や社会問題、戦争など

全ての物事が平和に解決されるように感じます。

病が教えてくれた大切な気づきを
思い出に留めずに、日々の行動に
移していきたいと思います。

オルタナティブコンサルタント
 眞田海


日本の素晴らしさ

2011年2月 9日

今年も、致知出版主催の
新春特別講演会「人間力を高める」へ参加させて頂きました。

今年で3度目の参加となりましたが、
今回も、人間学の大切さを感じて学ぶ、大変充実した時間になりました。

講演頂いた方々は、

論語普及会学監、伊與田覺氏、
アサヒビール名誉顧問、中條高德氏、
致知出版社代表、藤尾秀昭氏。

皆さま既に十分すぎるほど、立派な方々ではありますが、
講演を通して、御三方の印象として共通で感じるのは、
今もなお、他に良い影響を与える「大人(たいじん)」になろうと
尽力されている姿勢であり、まさに人間力の高さに圧倒されました。

講演会の中では、躾や教育の必要性も話されており、
同じ学ぶにしても、どちらの方向を向いて学ぶかで、
大きな違いが生じるとのお話がありました。

方向性については、私も大変共感し、
学びだけでなく、会社の事業や個人の行動ひとつをとっても、
目指す方向は、大変重要であると感じています。

カグヤは「子ども第一主義」と理念が明確にあり、
目指す方向、社会も、はっきりしています。

ですので、カグヤ社長が指し示すその方向を、
私も見誤らず、見失わずに学びを深め、
更に自分の学びを人に教えられるようになれたらと思います。

また今回大変印象に残ったことは、私たち先祖の素晴らしさについてです。

今、私たちがこのように恵まれた環境、豊かな生活ができるのも、
「あとから来る者のために。」と
先祖が絶えず後から来る者のことを考え、
遠き慮の心を持ち続けてくれていたおかげです。

更に、私たちの先祖は、
どんな状況であっても、指を相手ではなく自分に向け、
全てを自分の責任と捉え、自分のできる精一杯のことを行ったといいます。

そんな日本の素晴らしさが、
今の日本を見れば、随分と薄れてしまったことが、よく分かります。

「自分たちだけ、今だけ良ければいい。」ではなく、
私たちも、先祖に倣い「自反尽己」、「遠き慮りの心」を今こそ実践し、
次の世代へ繋いでいきたいと改めて感じます。

国を立派にするのも、世の中を変えていくことも、
結局は、個人一人ひとりにかかっているため、
そのことを自覚し、自分の身を修め、素晴らしい日本を繋いでいきたいです。

環境コーディネーター
宮前 奈々子


『私の自慢』

2011年2月10日

こんにちは、カグヤの白土です。

私事ではありますが、先週35回目の誕生日を迎えることが出来ました。

セミナー開催で忙しい中、社長はじめクルーの暖かい祝福を頂きました。

今回は特別に社長と皆でバターロールパン作りをしました。

初めての試みでしたが、言葉では言い表しようがないくらいのおいしさでした。

私が言うのはなんですが、

やらされてやるのでではなく、

皆で何かの為に遣りたいという気持ち、

遣った事のないことへの好奇心、

そして皆でやる楽しさを感じながらという心の部分が詰まったパンだったのではと思います。

Photo0087.jpg

Photo0084%20%281%29.jpg

又、毎年様々な企画を立てて頂いているのですが、

今年の誕生日は忘れることが出来ない誕生日となりました。

本当にカグヤという会社で働く事が出来ている事に感謝いたします。

又特に感動させて頂いたのが、

今回2回目となるポートフォリオでした。

Photo0092.jpg

Photo0091.jpg

Photo0090.jpg

ポートフォリオは実際にカグヤの商品であり、

保育園・幼稚園で導入頂いています。

いわゆる評価するという視点ではなく、

ポートフォリを手にした子ども自身が、自らの成長を感じる物です。

同時に先生や保護者から見守られている事を子ども自身が実感し

生きる勇気や感動があるものだと私は考えています。

実際にカグヤでは、園に商品をただ提供するのではなく、

今の世の中に本当に必要だからという思いもあり、

それぞれのクルーの誕生日に一人一人が心を込めて制作しています。

私は、今回頂いたポートフォリオで2冊目になりました。

このポートフォリオには今の時代に足りていない物が

沢山入っているのだと私は確信しています。


何故確信かというと、

自分自身がもらってそう感じたからです。

今回、ポートフォリオを実際に手にするとそれぞれのクルーの顔が出てきました。

皆忙しい中で書いてくれた事、

皆が思ってくれている自分を知った事、

本当にカグヤで働くことが出来て良かった、

皆に出会う事が出来て良かったと感じました。


正直移動の新幹線の中で涙がとまりませんでした。

「カグヤ(クルー)は私にとって最高の会社であり、最高の仲間です!」

これからは、今回感じさせて頂いたものをしっかりと園に伝えていきたいと思います。

本当にありがとうございました。

オルタナティブコンサルタント
 白土大樹


周囲との調和

2011年2月14日

こんにちはカグヤの瀬口です。
2月に入り、寒い日が続きますが体調管理など如何ですか?

社内でも風邪が流行り、日ごろの予防の大事さを考えさせ
られます。

予防するということは自分を律するという自己管理が出来ている
ということなのかもしれませんね

何かを言い訳にして流してしまわない様に喝を入れたいと
思います。


今回は、先日伺ったコンサルティングの現場にて起きた出来事を通して
感じたことを綴りたいと思います。

その時の研修テーマは

「チームのために自分を活かす」

というものでした。

カグヤでも大事にしていることであり、また、課題とも
していることなのですが、

実施した先生方の姿から改めて自分を見つめ直して
振返ると感じるものがありました。

その研修では様々なアクティビティを通し、

「自分勝手に進めるのではなく、みんなで相談して進める」

というルールを課していたのですが、
中には先生方御自身の能力に自信を持っていたために
ホイホイと何も相談せずに進めてしまう

そんな場面もありました。


仕事に慣れてくるとついついとやってしまいますよね。
知っているからと何でもやってしまう。

自分の手の届く範囲であればまだ気付けないのかも知れません


しかし、、、、


もし、善かれと思って進めていたことが
突然自分の範囲を超えた、トンデモ無いことが起きた時、、、


皆さんだとどうしますか?
また、その時はどんな気持ちですか?


不安になったり、焦ったりして
周囲に相談するのかも知れません


しかし、その時、周りはどんな気持ちになるでしょうか?
 
何でそんなことが起きているのだと周囲を驚かせてしまうことに
なりますよね

不安をぶつけてしまうと却って周りをも不安の渦に巻き込んでしまう
かもしれません


取り返しのつくことだったとしたら
「しょうが無いか」「何とかしよう」
と周囲も穏便に協力するかも知れません。

しかし、
人の生き死にに関わる様な仕事だったとしたら

または、

生き死にとは違うが同等の価値のある仕事だったとしたら、、、

保育という世界は
子どもの一生を左右するとても価値があり、責任のある仕事だと
思います。

自分の何気ない一言や素振りが子どもの一生を左右することも
あり得ないことではありません。


カグヤは何よりも価値を重んじた会社です。

カグヤが何を大事にして何を優先するのかを考えた時、

【理念】

から考えると

自分の考えなど到底及ばない程の意味が込められているのだと
感じます。

理念を通して多くの人が関わり、会社の創設時の社員や支えて下さった
パートナー企業の方々、全国のお客様、そして多くの気付きを与えて
くれている子どもたちがいて今日のカグヤがあり、そこに自分も確かに
存在しているのです。

長い歴史と、深い思いがあり作られたもの

そうであるからこそ自分一人の理解度で収めてしまおうなどとは
思わず、周囲との調和を大事にして、確認しあい、進めていくことを
大事にしたいと思います。

コンシェルジェ
瀬口拓郎


「不安」

2011年2月15日

生きている上で不安や迷いはつきものだと思います。
日々の自分を省みても、不安に心が駆られ、問題を先送りしてしまったり、自分にはできないと決めつけて行動へと移さないことが多々あり、あんなことがしたい、こんな自分になりたいなど、思いはありますが、思いと現実が伴わないという状況に苦しんでいます。

将棋棋士で有名な羽生善治名人は、幼いころから地元八王子にある将棋クラブへ、広島東洋カープの赤い帽子をかぶって通い、当時、「恐怖の赤ヘル」とクラブ仲間から恐れられていたそうです。
その羽生名人が対局のときに手にする扇子には「混沌」という二文字が書かれています。
ある羽生名人へのインタビューの中で羽生名人の独創的な対局スタイルの確立はどのように作られたのかと取材を受けられた際の羽生名人の返答に、『将棋の世界ではどの将棋棋士も名人になればなるほど、難しい対局を勝てば勝つほど、自分のさし方、将棋の戦術がより絞り込んだ陣形を取るようになり、戦術が似通り、決まりきった流れになることが多い。その中で対局の中で何回か戦局に迷いを感じることがある。その迷いを感じる局面こそ自分自身を感じ、その一手に自身の個性を用いている』と羽生名人は言われています。
多くの将棋ファンもこの局面でよくそこに差せるなと思わせる「羽生マジック」と言われる名人の局面を一気に変えてしまうほどの大胆さや凄みを感じるのだそうです。

羽生名人の話をお聞きし、不安が自分自身もあり、個性であること、成し遂げたい目標を明確にすること、そのための行動計画を立てること、立てた行動計画に対して積極的にリスクヘッジすることで、不安や迷いが計画の中に落とし込まれると既に不安ではなり、不安が原動力にもなり得ることを感じ取りました。

日本には「なるようになる」という昔からの言葉があります。
自分の中でこの言葉が自然と出るまで精一杯動くことで不安に対しての弱気な気持ちを乗り越えていくことで不安が自分の生きる活力、原動力になるよう努めていくためにも、目標を見続ける創意工夫が必要だと思います。

サッカーの試合でもゲームを制する中で重要になるのが90分の中でバイタリエリアでのプレーが何度できるのかだと言われています。
バイタリエリアとはゴール付近で敵のプレッシャーが掛からない選手のパフォーマンスが充分発揮されるエリアのことですが、1日24時間、有限な中で成し遂げたい目標のために計画性のある行動で自分のバイタリエリア(余裕)を創出し、自身を高めていきたいと思います。

オルタナティブコンサルタント
 田上貴士


協力

2011年2月16日

こんにちは、松村です。

先日、コンサルで関わらせて頂いている園で、研修を行いました。
その中で、感じたことをお伝えできればと思います。

弊社の研修は、アクティビティと言いまして、体を動かした体感型の物を研修の一部で行っています。
今回の研修の目的である、「協働」と「自立」でしたが、職員同志の関わりをアクティビティを通して見ると、相手のことを共感し、受容し、協力して行っているように感じました。
組織に属すると、一つの目標に対して一人では達成することは難しいことが多く出てくると思います。
一人で出来ないことも、皆で協力して答えを出していくこと(工程)の大切さを感じられました。

また、同じ研修の中でほとんどの職員の方が見守る保育の大切さと、今後も取り組んでいきたいという思いを話されていました。
「見守る保育を行うことは難しいが、自分たちが実践し、他の園にもその実践が伝わって沢山の見守る保育が出来る職員と園が増えれば良いと思う。」とおっしゃっていた先生もいました。
私も見守る保育に共感し、感動したうちの一人で、多くの人に見守る保育の影響力の大きさと大事さが伝わっていることを感じました。
子どもにとって見守る保育は必要だと思っていますが、子どもたちだけではなく、大人にも必要だと感じました。
少しでも多くの方に自分が日々会社で実践していること、経験し感じたことを伝えていけたらと思います。

オルタナティブアドバイザー 
松村武典


「芽吹き」

2011年2月17日

こんにちは、眞田です。

2月も終わりを迎え、そろそろ暖かさがそこまで来ているように思います。

植物も雪の下や土の中で芽を出そうとしているのだと思いますが、
我が家でも、新たな芽吹きが感じられています。

ここ数週間ほどですが、我が家では娘が昼間の天使ぶりとは打って変わって
夜になると夜泣きをくり返しています。

一晩中、繰り返し大声で泣き続ける姿を見ていると、
心が色々と一杯になっていくのが分かります。

どうするのがいいのかと正解を探し

どうしたらいいのかと途方に暮れる。

育児書やインターネットで検索したりとしながらも、
日々の寝不足でお互いの心が一杯になってしまっていくのを感じていました。

しかし、心が一杯になり溢れたときに芽が出たように思います。

育児書やインターネットで答えを探すよりも、
答えは今この家族の中にあるのだと自然に理解しました。

外に答えを求めるということは本質的には自分自身が変わろうとするのではなく、
変わらなくても問題を解決出来る様にしようとしていることのように感じます。

大切なのは自分たちが解決するのだという強い家族の絆を持つこと。
そして、お互いの能力を認め合い、最大限に協力する心を持つこと。

そういうものがあってこそ、外にある知識や経験を学びに行くことの
大切さに気付けるのだと実感する機会となりました。


こうやって少しずつ、娘に私達夫婦は育てられているのだと
笑い事ではなく実感する日々を経験していますが
私も年齢だけは大人の年齢ですが、果たして自分自身の人格を
振り返ると、大人として練れているのだろうかと疑問に思います。

コミュニケーション能力や問題解決能力など、
保育の世界でなぜ大切にされてきているのかを
身をもって体験しているように感じます。

まずは、家族のためにも自分を修養することに努めたいと思います。


オルタナティブコンサルタント
 眞田海


皆が主人公に

2011年2月18日

こんにちは。カグヤの宮前です。

先日、社長を含む全クルーで、打ち合わせを行い、

カグヤをどんな会社にしたいかや、
会社のビジョン、価値、お客様、自分達について等・・・

改めて、皆で考え、意見を出し合い、
共通理解を図りました。

この会議には、4月から入社を予定しているインターン生も参加し、
大変充実した時間となりました。

大企業等では、社員の発言が会社を動かすことは、
なかなか難しいと思われますし、

自ら会社へ発信せずとも、自分の仕事をやっていれば、
許されることが多い中、

カグヤのように、クルー一人ひとりが主人公となり、
会社の大事な部分に対して、自由に意見が言え、
自分達で企業文化をつくりあげていくことができる会社というのは、
大変貴重であると感じます。

今回、会社の将来にとっても大変重要な話ができ、
皆で決めることができたわけですが・・・

やはり企業文化は、私たち一人ひとりでつくるもの。

今回共有した理想が、実現できるのも崩れていくのも、
働いている私たち次第だと思います。

皆で決めた以上、甘えたり、怠けたりすることは許されないため、
これまで以上に、プレッシャーも感じますが、
やはり、楽しみな気持ちが勝ります。

誰か任せでなく、自分が主人公として責任を持ち、
まずはカグヤで夢を実現させ、世の中に発信できたらと思います。

自分の仕事が「世直し業」へ繋がることを信じて・・・

日々の仕事に対して、心をこめて、
しっかりと着実に、積み上げていきたいと思います。

環境コーディネーター
宮前 奈々子


『自分たちの会社』

2011年2月21日

こんにちは、カグヤの白土です。

先日全クルーで話し合いを行いました。

何について話を行ったかといいますと、

これからのカグヤという会社をどういう会社にしていきたいかという事です。

今回の話し合いで新たな気づきを頂きました。

正直なところ今までは、自分たちの会社をどうしていきたいのか?

この大切な部分を考えたことはほとんどありませんでした。

この大切な部分を考えずに、全てを社長や周りに依存してただ働いていたのだと思います。

振り返れば何とも恥ずかしい気持ちになります。


話は変わりますが、私は研修の中で先生方と共に自立を目指している立場の人間です。

上記の点を踏まえ振り返ると、

今までの自分は自立からはかけ離れていたのではと反省させられます。

結果的に全てを自分ではなく、周りのせいにしていたのだと思います。


又、決めつけてはいけませんが今の時代は、

以前の私のように働いている方は少なくはないのだと思います。

何故そうなったのかを考えてみると、

正直なところ雇われているからといつの間にか思い込み、

自分で考え働く事をいつの間にか止めていたのだと思います。

しかし今回の話し合いで目が覚めました。

本当にありがたいことにカグヤでは、

自分がどうしたいのか?という事が優先されます。

もちろん会社の理念、ミッションがありその中でどういう会社にしていきたいのか、

どう働きたいのか、という事です。


短い人生において働く時間は約半分です。

その大切な時間を何も考えずにただ働くというのは、

やはり残念なことだと思います。

生まれて来ることが出来たことに意味があるのであれば、

思う存分に自分の遣りたい事を遣りたいと今は心から思います。


ましてや同じ思いの仲間とそれを遣る事が出来、

世の中を変えることに少しでも繋がるとなれば尚更、幸せだと思います。


又、今回の話し合いでは皆でとことん夢を語り合いました。

社員だからではなく、社員だからこそ自分たちの会社をどうしていきたいのか、

間違った遠慮は止め、一人一人が考えた中で自立したクルーでありたいと思います。


又、子どもたちにも自分たちの実践を通して、

生きる事、働く事、自分にしか出来ないことの意味を見つける事の大事さと

喜びをしっかりと伝え残していきたいと思います。

オルタナティブコンサルタント
 白土大樹


大学の道

2011年2月22日

先日、致知出版社の新春セミナーへ参加致しました。

月刊誌「致知」を愛読される方々の参加とあって、会場も何とも言えぬ
熱気と信念に満ちた空気が漂っており、緊張すると共にワクワク感が
隠せませんでした。

例年参加させて頂いておりますが、昨年よりも参加者も確実に増えている
ことが見受けられ、人間学を学ぼうとする人が増えることに一種の喜びと
期待があり、笑みもこぼれてしまうのです。

伊與田覚氏による大学の素読についての講演を拝聴した中では
大学という書物に対しての理解が深まると共に、感動する体験がありました。

中国の古典にある四書五経の内の一つ「大学」

講演会場全員での素読を実施し、伊與田先生に続けて声を出して
大学を読むということもまた新鮮でした。
見て学ぶだけではなく、実際に声に出すことで感じることも全く違ったものに
なってきます。

何千、何万、何十万の人が触れてきたであろう、古典に触れることで
普段見落としてしまっていた、忘れてきてしまっていた「何か」を
呼び起こす様な感覚さえ覚えます。

記されている単語などは難しい言葉が出てきますが、意味はシンプルで無駄がない
今の結果主義な考えからはおよそ離れた原理原則に則ったものではないかと思います。

参加された来場の方はおそらく、社内木鶏も実施しているでしょう、
地域の木鶏クラブに参加されている方もいるでしょう
その方々による会場全体での大学の素読ということでしたので
一層感慨深いものがありました。

大学は畏れながら言うと
「大人(たいじん)となるための学問」
大人(たいじん)とは人間らしい、立派な人という意味です。

大人となるために学ぶことも勿論ではありますが、
大人は他に良い影響を及ぼす人だと説明して下さいました。

いつの間にか自分が学ぶことが主になってしまって、
周りへの影響や何のために学ぶのかという事に改めて気付かされる始末…
自分が成長することで世の中の貢献へ繋げていければと思っていますが、
そんな自分も世の中によって生かされている存在。

その生かされていることに感謝することの方が先ではないのか

と、
考えさせられます。

大学の一文にある
「大学の道は明徳を明らかにするにあり」
立派な人となるためには素直さと実行力を持って、歩むことだと
いうことを学びました。

学びも勿論ですが自分に振返り、自覚を持って自分から行動を
変えていくことが大事ということではないかと思います。

身の回りにもまだまだ自分を覆い尽くす卑しい自分が沢山あります。
恥やプライド、傲慢さ…
挙げだすとキリが無いですが、そんな自分を受け容れて自分が
変わっていくことに力を入れて、正面から受けていきたいと
思います。

大学の素読は社内でも実践することとなり、毎朝の朝サミットの中で
週に一度曜日を設けて行うこととなりました。

社内でどの様に深めていくのか
また新たな楽しみが増えました。
大変なことは勿論ですが、課題と向き合うこと、
そうし合える仲間がいる事に感謝です。

コンシェルジェ
瀬口拓郎


「時代の限りと新たな希望」

2011年2月23日

先日、致知出版主催の新春セミナーに参加させて頂きました。
 月刊誌「致知」を愛読されている多くの方々のご参加ということで、会場は熱気に満ち溢れていましたが、人間学に造詣の深いお三方の講演を拝聴させて頂きました。

 その中のお一人であるアサヒビール名誉会長の中條高徳氏の講演の中に、人類の歴史の中で民族が滅びる理由の一つに社会が人の価値よりモノやお金に偏ったことを挙げられていました。
 
現代でも2008年9月15日チャプターイレブン(民事再生法)を申請したとNEWSが飛び込んで以来、各国が破綻へと傾き、世界経済がこのように混乱するなど想像もできませんでしたが、よくよく考えてみるとモノはあまり、不自由の無い中で新たな購買意欲をかき立てる商品開発や広告戦略に企業は凌ぎを削り、政府も世界で自国の存在感を維持するためにより生産し、より消費することを国力とする。金融業界もお金をお金で売買し、一喜一憂する。

 これまでの先進国が経済成長によって国の全ての病を解決させるという盲目に信じた世紀に終わりを告げ、今こそ、先進国となった国が新たな豊かさへとシフトチェンジしていく世紀を迎えたのだと実感します。

経済を知ろうとすればするほど人間学に行きつき、人間学の学びを深めることの繰り返しになります。

 致知出版社社長である藤尾氏の講演の中で、世界で200年永続している会社はどれほど存在しているのかという問いに中国は9社、韓国は0社、日本は3000社ほど存在しているとのこと。
 
それは昔から日本の先人達は成功による傲慢が身を滅ぼすことを知り、感謝と恐れを決して忘れないこと。
 自分が生きている間のことだけを考え生きるのではなく、遠きを慮り、次の世代のための種まき、準備を怠らない優秀な民族だということを教えて下さりました。

また最後に藤尾社長から、良い本を読み、良い言葉に触れ、学ぶこと教えることを惜しまず、自分の心を育て自分の人生は尊いもの、自分が生き抜く姿で周囲を照らしていき、国を立派にするには自分の力が必要なことを自覚し、若い人に伝えなさいとの言葉を頂きました。

 先人が残して頂いた偉大な財産に感謝し心から学ばせて頂き、自分の命がカグヤという社業を通じて、次世代へと引き継がれる価値のある社会貢献を果たしていきたいと思います。

オルタナティブコンサルタント
 田上貴士


感化

2011年2月24日

こんにちは、カグヤの松村です。

先日ある一人の友人に食事に誘われ、色々な職種の人と会い、話す機会がありました

知らない人の価値観や、経験など話を聞く機会があまりなかったので、良い刺激になりました。

色々な職種の人と出会い、人それぞれの大切にしていることを聞くことが出来ました。
自分よりも年齢は下でしたが、志はとても高い人に出会った話をしたいと思います。

彼は料理人で、定期的に企画を考え貧困で困っている地域の料理を作り、お客さんに振る舞い、お客さんに頂いたお金で現地の人たちに還元しているのだそうです。

日本の食糧は海外から年間 5800万トンの食糧を輸入しながら、その3分の1である1940万トンを捨てているそうです。
その廃棄されている半分以上の1000万トンが家庭から廃棄されているそうです。

この1000万トンという数字は、世界で援助している740万トンという総数をはるかに超えている事実があります。
しかも犠牲になっているのは、免疫力の弱い子どもたちが多いそうです。
何気なく日々食べている食事に対してそんな背景があることを知ることが出来ました。

彼に出会う機会があったからこそ、世界の食糧問題とどこに問題意識を持って取り組んでいるのかを聞くことが出来ました。

保育業界の人だけではなく、他の業界にも世の中の子どもたちのために取り組んでいる人がいて、もっと多くの人たちと世の中の問題に対して手を取り合って解決していきたいと感じました。
その中でも、自分が出来ることとして、自分が残さないで食べられる量を買うことで無駄な買い物を減らして食べ残しを減らすこと、輸入に頼りすぎないために国産品の農作物を選ぶようにしたいと思います。

オルタナティブアドバイザー 
松村武典


「心使い」

2011年2月25日

こんにちは、眞田です。
もうすぐ春ですね。

明治の食養家で食育の父とも言われる石塚左玄はこんな道歌を残しています。

「春苦味、夏は酢の物、秋辛味、冬は油と合点して食え」

春は苦いものを食べ冬の間に蓄えられた脂肪をやわらげ、
夏は酢の物で食欲を増進させ、秋の辛みは夏場に緩んだ体に刺激をあたえ、
いよいよ来たらん冬には皮下脂肪を蓄えなければならないので油分の多いものを。
というように四季のめぐりに応じて食べるものを変えなさいという知恵を教えてくれています。

というわけで、遠回りしてしまいましたが
春の山菜を食べるのが楽しみな最近です。

話は変わりますが先日出張先での昼食で何とも心に響き、考えさせられることがありました。

何の変哲もない食堂にて昼食を頼み、前払いのお会計を済ます際のこと。

お釣りを頂く際に店員さんがしてくれた動作が素晴らしかったのです。

右手でしっかりと私の手のひらにお釣りを乗せ、
そして万が一でも落ちないようにと、
本当にそっと、左手で私の手を下から支えるその姿とその動作の自然さに
私は感動してしまいました。

文章で表現することが難しいので諦めますが、
今までにもらったお釣りの中でもダントツの心使いの自然さと美しさを感じました。

しばらくお釣りを頂いてから立ち尽くしてしまう程でした。

お釣りを渡す動作ひとつで、
こんなにも人に心使いの心地よさと有難さを伝えることが出来る人がいる。

お会計のレジは行列です。
しかし一人一人のお客に丁寧にお釣りを渡すその仕草に、
私はおもてなしのプロフェッショナルを見たように思います。

お店のファンづくりとは、食事の味だけではなく全ての動作から作ることが出来るのだということを
自身で体験できたことは、自分自身の仕事にも繋がる大切な気づきを頂けた瞬間でした。

またもし、この土地に出張に来ることが出来たのならば、
いくらおいしい店があろうと、どうしてもそこに通いたい。
そう思えるお店に出会うことが出来たのは、やはり思い返せば
あのレジの店員さんのお蔭です。

自身が働くこのカグヤでも、私がその様に誰かに感じて頂けるようになりたい。

いつも自分の精いっぱいの心づかいを自然に楽しくやっていきたいと思います。

オルタナティブコンサルタント
 眞田海


あるがままの自分

2011年2月28日

こんにちは。カグヤの宮前です。

先日、クルーの皆と一緒に
「1/4の奇跡~本当のことだから~」という
入江富美子監督のドキュメンタリー映画上映会&講演会に、
参加してきました。

この映画は、養護学校教諭の山元加津子さんと、
子ども達の交流を通して、
命の尊さや、幸せな生き方を伝えてくれました。

人にも出来事にも、無駄なものはひとつもないと感じ、

やはり、自分を卑下したり、過小評価するのでなく、

自分の弱さや、ダメなところも受け入れ、

自分自身が「あるがままの自分」を好きでいてあげられたら、
とても素敵だと思います。

そしてそれは、他者に対しても同じで、

自分と違っていても、排除しないで受け入れることが、
本当に大切であると感じます。

また、講演会では、
監督の本音・本心の言葉が、大変心に響きました。

印象的な言葉のひとつに・・・

「過去の出来事は変えられないが、過去の捉え方は変えられる。」

という言葉がありました。

やはり、幸せに生きるため、前に進むためには、
物事を前向きに捉えていくことが必要だと感じます。

きっと皆が自分のことを丸ごと愛し、
イキイキと役割を果たしていけたら、
今よりもっと素晴らしい世の中になるのではと感じます。

そんな世の中を信じて、

私自身も「あるがままの自分」を大切に生き、
沢山の愛情を感じて、生きていきたいです。


環境コーディネーター
宮前 奈々子