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2011年10月のカグヤクルー日記

「赤目自然農塾」

2011年10月 3日

こんにちは、奥山です。
先日、三重と奈良の県境で行われている自然農塾に
クルーと参加してきました。


「耕さず、肥料・農薬を用いず、草々・虫たちを敵にしない」
自然の営みに沿った農を実践する「学びの場」として開かれています。


勉強会には200以上の人が全国から集まり、学んでいました。
勉強会が始まり20年以上が経ち、これまでに3,000人以上が参加しているとのことです。


「耕さず、肥料・農薬を用いず、草々・虫たちを敵にしない」
自然そのままを見つめる姿、それは、子どもを丸ごと受け入れ信じる姿に
相通ずるところを感じます。


子どもを見守る実践をする「学びの場」としてのGT活動。
全国には、あるがままを見つめる多くの実践者がいます。


私自身もあるがままを受け入れ信じる、実践者でありたいと思います

オルタナティブコンサルタント
奥山卓矢



「相手の心=想」

2011年10月 4日

こんにちは、秋山です。
寝てばかりだった息子も、玩具を手に取ったり、
身体を動かしたりして、一日を存分に過ごしています。


そんな息子のブームは「声」。
甘えたような可愛い声。
小さく囁くような声。
唸るような低い声…etc
いろいろな声が出せると気付き、毎日多くの声を聴かせてくれます。


言葉や単語は話せない息子ですが、「アー」や「ウー」などの声の中に、
メッセージが入っているのではないかと、想像を巡らせるのが私の日常です。


「正解」のない話ではありますが…
相手を知りたいと思う気持ち。
気持ちを察しようとする気持ち。
もしかしたらと想像を巡らせる気持ち。


答えなど分からなくとも、相手を心から想う時間と言うものは、
それだけで幸せな時間であることを、息子を通じて、
改めて教えてもらっています。

                     
コンサルティングサポーター  
秋山有紀子


「娘から学ぶこと」

2011年10月 5日

こんにちは、眞田です。
台風一過、秋の香りが心地よい季節です。
青空が一層美しく感じられるように思います。


先日の事ですが、休日の朝に娘と話をしていた時の事、
今日は何をしたい?と聞くと、もうすぐ2歳になる娘が
「飛行機乗りたい」と言うのです。


ここ1ヵ月ほど、娘は飛行機の音や空を飛んでいる飛行機を見ると
大興奮で私を外に連れ出すようになっていたので、せっかくなので存分に飛行機が
見られる羽田国際空港へ家族で散歩に出かけました。


羽田空港に着くと、普段は歩くよりも抱っこが好きな娘が、靴も脱ぎ捨て、
どんどんと走り回る姿を見ると、人は目的の為に行動をするのだと改めて感じます。

大事なのは、大人も子どもも同じように、目標や目的、志を持つことなのだと
教えてもらったように思います。

そして、飛行機を見て午前中も午後も、楽しそうに「ジャンプ」の練習をする
娘を見て、環境が人を熱中させるのだと実感しました。

私は自分の環境を自分で整える事や選択することが娘よりも十分に自由に
出来る環境に居ます。

もっともっと、目標を持ち、環境を整え、熱中した人生を歩みたいと思います。

オルタナティブコンサルタント
真田海


「見守るほいく」と「自然農」

2011年10月 6日

こんにちは。宮前です。

先日、自然農を学びに、川口由一先生が指導する
「赤目自然農塾」に参加してきました。


川口先生は、長年農業に従事し、農薬による薬害で体を壊して以来、
「耕さず、肥料・農薬を用いず、草や虫を敵としない」を掲げ、
自分なりの自然農法を確立されたそうです。


農業経験のない私には、その大変さや苦労は本当の意味で分かってないと
思いますが、それでもやはり、環境・健康を保全し、敵として排除するのでなく、
味方としていくこの考えに、強く魅かれます。


そもそも私は、環境問題に対して何とかできないかという気持ちから、
自分の労力・時間をその改善のために使いたいと、転職活動を行い、
今働いている「カグヤ」に辿り着きました。


一見「保育」と「環境」は別物のように見えますが・・・


環境問題は、人間が招いていることがほとんどで、
保育(教育)が変われば、環境問題も解決するのではと感じています。


そして「見守るほいく」で育った子どもたちは、
きっと自分らしくありのままで生き、自分を愛し周囲を受け容れ、
互いに尊重し合う社会を築くのではと期待します。


また、当然それは人間同士に限らず、自然との関係においても、
人間都合ではない「調和」の道を選ぶのではと感じています。


人も自然も、ありのままが大切で、互いに活かし合うためにも多様である
必要があり、それを何かの都合で人間が操作するということは、
不自然で無理のある未来へと繋がり、大変危険なことだと思います。


そんなわけで、「見守るほいく」と「自然農」には、共通するものを感じ、
現代の様々な課題に対しての答えも、これらに秘められているように感じます。


実際、今回の自然農塾では、あまりの暑さに体がついていけず、
早くも、自然は思いどおりにならないことに気付かされましたが・・・


今後も沢山のことを、自然から学んでいけたらと思います。


そして、人間都合、大人都合、自分都合にならない日々の実践から、
社会を持続可能なものへと変えていきたいです。

環境コーディネーター
宮前 奈々子


「遣り切る」

2011年10月 7日

こんにちは、カグヤの白土です。
あれだけ暑いと思った夏もどこにいったのかと思うくらい
ここ最近は、朝晩が冷え込みます。


体調の管理が難しい時期なので、気をつけたいものです。


さて前回鹿児島の保育園の事を書かせて頂きましたが、
実は、最後の研修ということで園から大変なものを頂きました。


それは、先生の思いが入ったメッセージボード(しかも額縁に入っています)

あまりの感動と喜びで正直、涙が出てしましました。
私自身研修を通して園に対して何かが出来たわけではないと思います。


しかし、パートナーである先生方と同じ思いで最後まで遣り抜けた事は、
本当に良かったと思いますし、又同時に感謝いたします。


私たちの会社に対してこの様な心のこもった物を頂けた事、感謝です
本当に言葉では言い表す事の出来ない気持ちです。


そしてこの心に応えるべく今度は、社長はじめとするクルーが皆で何かを
お返ししたいという気持ちになりました。


私はこの会社で働いていて本当に良いなと感じる事があります。
それは、相手に何かを返したいと思う気持ちも大事ですがある意味で
相手の気持ちは抜きで、自分がどこまで遣り切るのかを決め実行できることです。


相手に対して、これぐらいでいいのではないかとか、
ここまでやったらやりすぎだろうかとか、そんな事を考えるのだったら、
やはり自分で、もしくは皆でどこまで遣るかを決め遣り切った方が楽しいはずです。

そして今回は、各クラスに置いて頂ける植物(コケ丸くん)

を準備し、その中に弊社の理念を支えるこだわりの実践をカードに書きました。

そしてびっくりなのが植物をいれる箱です。

皆協力して、写真を出し合い、そして最後は真ん中に、園へ送る社長の言葉です。


作っていて何とも言えない気持ちになりました。
やっぱり遣り切るっていいですね!


これからも自分に素直に、感謝を忘れずに遣り切りたいと思います。


そしてこちらの園とも、これからも同じ子ども第一主義という理念のもと
頑張っていきたいと思います。

オルタナティブコンサルタント
白土大樹


「日々を流さない」

2011年10月11日

皆さんこんにちはカグヤの瀬口です。
最近では「まぁいっか」と思って流してしまう怠け心と対峙し、
日々戦っています。


やらなくてはいけないことがある時はもちろんなのですが、
「まぁいっか」をやめて忙しい時やキツイ時ほどこそ、
何か少しでも行う様にすると、自分の中の時間の巡りというものが
良い様に思います。


良い時間の流れを掴む事で良い調子を掴み、
自分を良い状態の中で力を発揮していく様に、
良い循環を起こすことが大事なことの様に思います。


キツイ時ほどこそやった時、やった行動もそうですが、
気持ちのゆとりが持て、さらにもっと得られるものはないかと
自分で渇望している様な感覚を覚えます。


以前の事を思い出すと「まぁいっか」と流してしまい、
いつの間にかやるべきことが積り、追われてしまっていました。


追われるよりも自分で追っていける様に。
折角の人生。
両親から頂いた命を燃やしていける様に、全力で臨めればと思います。

オルタナティブコンサルタント
瀬口拓郎


「新総理」

2011年10月12日

野田新内閣は「どじょう内閣」と聞いて、あの方らしいなと思いました。


野田総理は私の住んでいる市を地元にされている方ですが、
民主党が政権を取られるもう何年も前から駅前に毎朝のように立ち、ビラ配りや
駅を利用する人達、お一人おひとりに挨拶されておられました。


野田さんとは毎朝のようにお会いし、挨拶を交わし、たまの時間あるときは立ち止まり、
二言三言お話させてもらっていたことありましたが、今ではテレビの国会中継の中で総理として
所信表明や代表質問の受け答えをされている姿を見ると人間、いつどうなるかわからないものだと
率直に感じます。


これまで何をしてきたかも大事なことですが、これから何ができるのかが問われることが
生きるということに直結していることだと思いますし、自分の存在意義を示すことが
できるのだと思います。


自分の周囲が良くも悪くもどう変化しようとも、自分の心をしっかり持って今日の目の前の
実践を一つひとつ実践し、一つひとつ積み上げていきたいと強く思います。

オルタナティブコンサルタント
田上貴士


「ドイツ研修」

2011年10月13日

こんにちは、奥山です。
先日、10月の下旬に行われるGTドイツ環境視察研修について
クルーと打ち合わせを行いました。


研修に参加するのは何のためなのか、会社にとって誰が行くのが
ふさわしいのか、何を学び持ち帰ってくるのか、議論を重ね話し合いました。


誰が研修に参加してもふさわしい環境、参加する人だけではなく、
クルーが同じ気持ちで準備を進めていること、研修前からすでに
研修がクルー内で始まっていることを感じます。


誰が研修に参加してもみんなが喜んで送り出す事ができ、
誰もが会社や理念のことを考えている。


それは園での研修でも同様に、どうすることが園のためになるのか、
自分たちが出来る事を考えると、「真心を込めて相手を思いやること」だと
感じます。


園にでもクルーにでも思いやることは気持ちは同じこと、
研修がきっかけとなり、みんなが同じ方向を向き、一つになれること、
改めてチームの大切さを感じています。

オルタナティブコンサルタント
奥山卓矢


「感じるココロ」

2011年10月14日

こんにちは、秋山です。
私の住む家には、小さな庭があります。


当初は「野菜」や「花」を、育てる日常に憧れもありましたが、
実際は何も出来ずに過ぎています。


ただ住み始めて約1年。
早く手入れをしなければ…とばかり、自分を急かしていましたが。


何もせずとも庭に咲く草花は、彩り豊かに…逞しく…
季節の移り変わりを映し出してくれます。


先日、中秋の名月に、背が高くなったススキ・ネコジャラシが、
秋の夜に味わいを加えてくれる姿を見て、自分の考え方に
幅が生まれました。


そもそも…を考えれば手が回っていないだけ。
それでも「手が回らない」を、ただの「手が回らない」にしないために、
別の感覚・視点を持って補うことは出来ます。


何をするにも「ただの」にならぬよう、自分の感じるココロを、
育てていきたいと改めて感じた出来事でした。
         
コンサルティングサポーター  
秋山 有紀子


「助け合うという事」

2011年10月17日

こんにちは、眞田です。
秋も深まり、食欲に読書にスポーツの秋。
という訳で、好天に恵まれた連休に友人と山登りに出かけてきました。


出向いたのは瑞牆山(みずがきやま)という山です。
良く登るホームタウンならぬホームマウンテンである金峰山の山頂から
いつもその存在感を示してくれる山です。

前日の深夜に登山口まで車で向かい、車内で一休みしてからの登山となりました。
まず、その休憩前の事。空を見上げて驚いたのは、星空です。


山梨県に入った時にも、東京と比べて星がきれいだという事で友人と
オリオン座がどこにあるなどと、話をしていたのですが、
登山口から見た星空は、そのオリオン座がどこにあるのかが全く分からないほどに、
星が多く見えていました。どこを見ても天の川のように星が集い輝き、昴のようで、
ただただ、声を失うばかりでした。


今この目で見えているものがすべてではないのだという事を星空を見ながら
感じる瞬間でした。


翌日の登山も、上り始めて数時間ほどしたところで、彼方に山の山頂が見える場所が
在ったのですが、その時の友人のセリフは

「絶対あの山じゃないよね、登るのは。」
「無理だし遠すぎるよね」
と断崖絶壁の岩肌の山を見ていうのですが、山登りは、自然に感謝し、その壮大さを感じ、
諦めず、慎重に一歩一歩歩み、そして助け合っていけば何日かかろうと必ず山頂に
辿り着けるのが醍醐味です。


ご年配のご夫婦が、お互いに助け合う姿や、危険な個所では誰もが助け合う姿を見て、
私も友人も、山は人を優しく、正しく、尊くするのだと、感じざるを得ませんでした。


苦難を乗り越え、山頂手前の最後の登りでは、友人と立ち止まり、
今までの苦しみと、今から立ち入る世界への喜びを話し合いました。


友人は15年ぶりの登山。また、日本百名山には登ったことがないと
その時に聞き、山頂への最後の道は友人に先に歩んでもらう事にしました。


そして山頂では、驚いたことに友人の大学時代の先輩と出会う機会まで恵まれ、
何とも忘れがたい数日間となりました。


こういった経験は自然との対話、自分との対話、そして同志との対話と
人間が生きて行く中で大切な様々な経験を味あわせてくれると感じます。

私自身、山登り、海での航海を経験する中で、こういった経験は
私という人間が子ども達に伝えていける大切な何かの中の
一部ではないかと感じています。


娘の為に、またこれから生まれてくる子どもの為にも
今できる事を、精一杯やり切りたいと思います。

オルタナティブコンサルタント
真田海


「ドイツ研修に向けて」

2011年10月18日

 こんにちは、宮前です。
今週末から1週間「ドイツ保育環境視察ツアー」に参加することになりました。


このツアーは、ギビングツリーの藤森代表と共に、現地の園を視察できるため、
大変貴重で充実した研修であろうと、とてもワクワクしているのですが・・・


更に、見守る保育を実践されている、全国の保育園や関係者の方々とも
ご一緒できるので、普段、内勤の私にとっては、日本の保育や環境について等、
色々と現場の生の声をお聞きできるチャンスでもあり、とても楽しみです。


今年は、社内のバランスを見て、カグヤからは1名参加できることとなり、
誰が参加するのかを社内の皆で、じっくりと話し合った結果・・・


今年の会社テーマである「リブランディング」やタイミング等の
判断から、今回は、私が参加する機会を頂くことになったのですが、
正直最初は、嬉しい気持ちと不安な気持ちが混ざっていました。


なぜかというと、私は内勤ということもあり、保育現場を見たり、
先生から直接現場のお話しを聞くこともほぼないので、お客様と直結している
現場コンサルが参加する方が、会社として持ち帰れる量も多く、
すぐにお客様へと還元されて良いのではと感じていたからです。


しかし、その不安要素を皆へ伝えたところ、
少しでも現場側での問題意識も共有した上で、
私でも不安なく参加でき、会社への収穫も大きなものにしていこうという
流れになり、毎朝、クルー内で打合せの時間を設け、各々がドイツで確認したい
事項について挙げ、その理由や背景について等、皆で話し共有し、
準備をしている最中です。


おかげさまで、話しを深め情報収集をする程に、日本の現状や課題を知ることもでき、
実際私自身、保育への関心や問題意識がぐっと高まり、ますます参加が
楽しみになってきました。


今回研修に参加するにあたり、皆で共に事前準備を行い学ぶことによって、
参加者だけの研修ではなく、皆で一緒に研修へ参加しているような気持ちになり、
とても心強く、研修内容とは別に、とても大事なことを学んでいるような気がしています。


今回、皆と近づけた問題意識は勿論のこと、自分ならではの視点も忘れず、
「見守るほいく」をもっと広げていけるよう、世界標準の保育から少しでも多くのことを
吸収してきたいと思います。

環境コーディネーター
宮前 奈々子


「責任」

2011年10月19日

こんにちは、カグヤの白土です。
先日社外での研修に参加させて頂き、責任という事について改めて考えさせられました。


私たちは普段から責任という言葉を口にしますが、責任とは一体何なのか?
又責任のイメージは?と聞かれるとどうしても受け身の答になり、
併せてマイナスのイメージを持ってしまっているのが現状ではないかと思います。


そんな中で、今回の研修では今迄の価値観を改めるきっかけを頂きました。


特に日本では責任というと上記のようなイメージになり、問題が生じた時に責任を
取らされる、責任を取って辞めるという事が当たり前のようになっています。


しかし取らされたり、辞める事が責任なのかを考えるとやはり間違いに気づかされます。


世界に目を向けてみると、日本とは真逆であり責任を取らされるや、
責任と取って辞めるという意識で発言をしている人は少ないのだと思います。


又今回講師の方が話された言葉が印象的でした。
何かと言うと、「責任分担」という言葉についてです。


責任分担という言葉は、日本だけで使われている言葉であり、
通常、役割分担はあっても責任分担は無いとの事。


又、責任とは分担するものではなく、重ね合わせていくものだと仰っていました。
お話を聞きながらとても考えさせられました。


例えば、夫婦に子どもに対する責任は何パーセントずつか?と尋ねた際に
お互い50%、 旦那60% 妻40%、 旦那40% 妻60%という具合に家庭内での
立ち位置や環境で答えられる方が多いのも現実ではないかと思います。


しかしどちらかがいなくなってしまった際に、子どもに対して50%、40%、60%の
責任しかとらないか?と聞かれれば誰もが100%と答えるはずです。


ここから考えてもやはり責任は分担する物ではないと気づかされます。
夫婦で言えば、お互いが100%の責任を持ち、関わり、重ね合うからこそ、
うまくいくのではと思います。


しかし責任が分担して当たり前とされている今の時代、やはりうまくいかない事が
多くなっているように感じます。


今回の研修で普段自分が何気に使っている言葉について、正しい意味を
理解していなかったと改めて気づかされました。
今後は仲間とも常に100%の責任の重ね合いで関わる事を実践していきたいと
思います。

オルタナティブコンサルタント
白土大樹


「選択する力」

2011年10月20日

皆さんこんにちは、瀬口です。
人は生活していく中で数々の選択を行っています。

「今日はどこに行くのか」
「これから何を食べるのか」
「いつから○○を始めるのか」
などなど、人の生きる世では選択することに満ち溢れています。


この選択するということは、とてつもないエネルギーを要するものだという事を
最近、特に思います。


詰め込み式やマニュアル式の教育に然り、考えなくても行動出来るという
教育法もありますが、自分の範疇を越えた場面に遭遇した時に判断することが
出来ません。


「選択する」という力は選択を実践し続けることで鍛えていく必要があるのでしょう。


今の子どもたちの中では朝、登園して「何がやりたいの?」と聞くと、
「何もやりたくない」「疲れた」など発言する子が増えてきているそうです。


確かに「何もやらない」は「休む」という一つの選択肢なのかもしれません。
しかし、やりたいことを一つひとつ達成していくことで得られる充足感を
現代の子どもたちには十分に味わってもらいたいものです。


そのためにも我々大人がまずは自分のやりたいことがやれる様に
していかなくてはいけません。


周りの環境のせいにして、逃げている人が多くいる様に思います。
自分は違うのかと問われると、そうではなく、かつては何もできない
状態に陥っていました。


やりたい事をやれるようにするためには能力を養うことや準備に回り道が
必要な時もあります。
本当に小さなことから達成する喜びを改めて感じる様にしていくことで自分を
取り戻そうと、懸命に取り組んでいます。


自分で動いたことで気づくことや、過去の教えから学ぶことなど、
自分の範疇を広げることでまた一つ選択することの幅を広げることが
出来る様になります。


以前、上司から「正しい判断を行うためにも常に自分の一番いい状態、
最適最良の状態を維持し続けることに力を入れた方がいい。」という言葉を
頂きました。


自分が本当にやりたい事をやるためには下準備も能力もまだまだ足りないことが
多くあります。
日々のほんの小さな出来事にも結果や行動として表われるので本当に気が抜けません。


某冒険物語の様な「選ばれし・・・」という誰かに選ばれたのでやる様な他発なものではなく、
自分で選んだという自発を活かした行動が取れる様に自身を養っていきたいと思います。


人間はいつ何刻にどの様になるのかなんて想像もつきません。
選択するという力を養うことで、最良の判断が出来る様にし、
自分だけではなく周りの人たちへの貢献が出来る様にしたいと思います。

オルタナティブコンサルタント
瀬口拓郎


「見えない偉大な人達」

2011年10月21日

先日、大相撲9月場所の中日を見に両国国技館へ足を運びました。
毎朝晩の通勤中の電車の中から両国国技館を横目で眺めて、
10年以上経ちますが、今まで足を運んだことが一度もありませんでした。


両国国技館へ入館すると、袴姿に足袋を履かれている佐川急便の飛脚のような格好をされた
出方さんと呼ばれている方々が手にしているメモを見ながら、忙しそうに走り回っていました。
正面入り口から左手に曲がったところに通称・お茶屋通りと呼ばれる相撲茶屋が20件ほど、
ずらっと並ぶ一角があり、多くのお弁当やお土産が所狭しと積み上げられていました。


両国には1500席もの升席があるようですが、お客様を席までご案内したり、お弁当や
お土産を運ぶためにお茶屋さんが忙しくされていたのだと思います。


結びの一番を見終え、国技館を出ると、今日の取り組みの終わりを告げるはね太鼓が
来館下さったお客様への感謝の思いや無事に興業を終えたことへの感謝の思いを
告げているように、いつまでも両国の街に響き渡っていました。


実際に両国へ足を延ばしてみると、想像以上に様々な関係者の方々が多く働かれている
ことに驚きました。


最近の相撲協会の失態もあり、休場する場所もありましたが、ファンは勿論ですが、
多くの人たちが相撲と関わるお仕事をされていることを知り、その中心に存在している
力士としての認識の重要さに気づかされます。


当たり前ですが今回起きている相撲協会での不祥事は力士だけ、自分だけの
問題ではなく、両国国技館で日々、真面目に働かれている人、相撲人気を見えない所で
支えてくれている多くの方々を傷つけているのだと実感しました。


私自身も同じことが言えるのだと思いますが、社会や組織の人間関係の中で働くと
いうことが、どういうことなのか、自分には見えていない方々の存在を大切にしていける
生き方を大事にしていきたいと思います。

オルタナティブコンサルタント
田上貴士


「青空」

2011年10月24日

こんにちは、奥山です。
先日友人と映画「僕たちは世界を変えることができない」を観に行きました。


主人公の田中甲太が仲間を募り、カンボジアに学校を建てるストーリーです。


私も大学生の時カンボジアへ行きました。
子どもたちのキラキラした笑顔や優しさに触れ、何かしたい、役に立ちたい!と
思いながらも、目の前にいる子どもたちをどうしてあげることも出来ないことに、
苛立ちやどうすることも出来ない力のなさを感じたのを思い出します。


ひとりの力では世界は変えられないかもしれない。
でも、みんなと協力すれば出来ると力が湧いてくる映画でした。


カンボジアに一緒に行った仲間もそれぞれ働きはじめています。
その中の一人は卒業後半年、カンボジアにボランティアに行き、
今は帰国し日本語学校の教師になるため勉強をしています。


それぞれのきっかけで始まり、今があること。
そして私はカグヤで働きはじめました。


カンボジアで感じたあの時の気持ちは今も忘れていませんが、海の向こう側の子も
目の前にいる子どもたちも、どちらも大切です。


カグヤでの社業がカンボジアまで届く、そんな気持ちで社業に取り組んでいきたいと思います。

オルタナティブコンサルタント
奥山卓矢


「自分が生まれた日」

2011年10月25日

こんにちは、秋山です。
私事ではありますが、先月末に誕生日を迎えました。


学生の頃の「誕生日」は、成長を振り返るための節目であり、
改めて未来へ意気込むための日でした。


妊娠した頃の「誕生日」は、両親から私へ、私から子どもへ、
命のバトンを引き継ぐ特別な日でした。


そして…母と言う立場になって初めての誕生日。


どれだけの人に愛され、
どれだけの人に見守られ、
どれだけの人に支えられて、


今日この日を迎えたのかを考えると、感謝の気持ちでいっぱいになります。


生まれる前から大切に見守られ、心待ちにされてこの世に生まれ、
今尚育てられ続けられていると言うこと。


息子を迎えたおかげで、自分の生まれた日の意味が、
またひとつ加わったように感じています。
         
コンサルティングサポーター  
秋山 有紀子


「大人都合」

2011年10月26日

こんにちは、眞田です。
先日、見守る保育リーダー研修を受けてから、「自分の子どもに対して良くできたときにだけ
褒めていないだろうか」と思う瞬間があります。


そうなると、娘は良くできなかったときに自分に劣等感や自己否定を持ち始めるのではないか。
いつもどんな時も、失敗をしても子どもが安心して心を休められる基地である様に居たい。
本当にそう思います。


良いも悪いも今の発達段階であり、本当に素晴らしいと思ったことを褒めるのは良いですが
ほめて伸ばそうとしたり、機嫌を良くしようとしたり、言う事を聞かせようとするために
褒めていることが私自身多いように感じます。


実は、大人の都合で褒めていることが多いのだと気付きます。
人間ですから、完全に止めることは出来ないのかもしれませんが、
今のように、大人の都合のバランスが多すぎることは避けられると思います。


自然界を見れば、作物も、良くできるときもあれば不作の時もある。
どちらがいいか悪いかではなく、それが自然なこと。
大人の価値観だけで物事を決めつけることを辞めていきたいと思います。

オルタナティブコンサルタント
真田海


「強み」

2011年10月27日

こんにちは。宮前です。
以前お伝えしていますが、現在「人生戦略」を立てている最中です。


それに伴い、前回の藤堂様との面談の中で、「自分の興味を明確にする上でも、
自分の強みを意識するとよい。」という話しがありました。


そこで、自分でいくつか強みを挙げてみたものの、いまいち思い浮かばず、
「自分の強みについて聞ける人がいるなら、その人に聞く方が、
自分で思っているより本質をついているものだよ。」と助言を頂き・・・
せっかくの機会なので、両親に趣旨を伝え、自分の強みを聞いてみました。


すると両親は2人で相談して、数日後、強みに対して、A4サイズ2枚に
まとめてくれました。
その内容が、自分では思い浮かばなかったこともあり、大変興味深く、また素直に
嬉しい気持ちになりました。


よくよく考えると、こんなことでもない限り、今更自分から強みを聞いたり、
親からストレートに伝えてもらうこともなかなかないわけで、人生戦略を立てる中で、
思いがけず素敵なプレゼントをもらったような気持ちです。


また、そこには、私特有の才能や性格からなる強みの他に、
「環境からなる強み」として、友人についても書かれていました。


「次のような3人の友人をもつことは、大きな強みと考えられる。」ということで、
・直言してくれる人
・物事、秩序など教えてくれる人
・心を癒してくれる人
とあり、「自分自身も、友人にとってそのような存在になっているのか自問し、
自分と付き合うことで、友人の強みが増すような存在になるように。」
とのメッセージもありました。


更には、父からの言葉に、「友人ではないが、幼児期にこれを全てやってくれた人は、
母親だ」ともありました。


両親については、あまりに身近な存在すぎて、普段意識していませんでしたが、
今回のようにこちらが求めた時には、いつもしっかりと応えてくれ・・・


今の自分があるのは、両親から長い間にわたって見守られ続けた結果であると
改めて感じ、そんな両親に対して、ますます尊敬、感謝の気持ちが増しました。


自分が本当に恵まれていることを、十分に受け止めて、
両親は勿論のこと、周囲へプラスの存在となってお返ししたいと思います。

環境コーディネーター
宮前 奈々子


「一枚のシート」

2011年10月28日

こんにちは、カグヤの白土です。
先日、ギビングツリーのリーダー研修が開催されました。


今回も全国から多くの先生が参加され、
素晴らしい学びの時間となってのではと思います。


又今回ギビングツリーの事務局として、新しい取り組みがありました。


それは何かと申しますと、研修に参加されるにあたり、
事前に園の課題をお聞きしする事と、課題を踏まえて研修に参加した中で、
どういう気づきがあり研修後何を実践していきたいかがセットになっている
振り返りシートの実践です。


今回参加される園に事前に振り返りシートをお送りしました。
結果、ほとんどの園で今の課題をしっかりと出して頂きました。


今回の取り組みは、カグヤでの実践が活かされています。
それは来週に控えているドイツ研修です。


カグヤから参加する人はもちろんすでに決まっています。
今迄であれば、参加する人が自分なりの問題意識を持ち、
参加していたのではないかと思います。


しかし今回は、事前に毎日のようにクルー間で話を行いました。
ドイツから何を学ぶのか?具体的に何を見てきてほしいのか?


質問の経緯、質問の答えを社内で今後どう活かしていきたいのか?
などそれぞれの思いを出し合い話し合いました。


自分で言うのもなんですが、大変貴重な時間にもなりましたし、
ある意味で、皆でドイツに行った気持ちにもなりました。
今回の実践では、自分自身の在り方や関わり方で、
学びの量もかなり変わってくるのだと感じました。


実際に私がドイツに行くわけではないのですが、ワクワクしています。
話しは戻りますが、今回のリーダー研修の中で、嬉しい御言葉を頂きました。


それは、「今まで研修前に、園全体で今の課題を見つめ直したことが無かった、
しかし今回の事前シートのおかげで、全職員で今の乳児の課題と向き合う事が
出来ました、ありがとうございます」というお言葉でした。


たった1枚のシートかも知れませんが、こちらの園でも私たちと同じように全員で
研修を受けたのと同じではないかと思います。


今回も自分の在り方や関わり方一つで、学びの量が全くと言っていいほど
変わるという事を実感しました。


まだまだ社内で出来る実践は多くあります。
少しでも先生方にお返しできるよう頑張っていきたいと思います。

オルタナティブコンサルタント
白土大樹


「キツイ方をやる」

2011年10月31日

皆さんこんにちはカグヤの瀬口です。
ここ最近では少しずつ涼しくなり、時折寒くも感じますね。
気温の寒暖が激しいので、体調管理には十分にお気を付け下さい。


自分のコンディションを整えるためにも日頃からの摂生が大事なのでしょう。
肉体的にも精神的にも、自分を良好な状態を保つということは難しいものです。


そうは言っても仕事はやってくるものであり、思いがけないタイミングで舞い込んでくるもの。
すぐに対応できるように準備を怠らず、ペース配分や時間の調整等にいつも注意が必要です。


時に困難な課題があり、「嫌だな~」「まだ取り組みたくないな~」と思うことも、
程度に差があれども起きてしまいます。


不思議なもので後伸ばしにした方が段々とハードルが上がってくるものであり、
大変だからこそ、忙しい時だからこそ、「キツイ方をやる」様にしています。


それが誰か人の為になるならなおさらですね。
確かに行動に起こすには自分を奮い立たせたり、勢いが大事であったりと
エネルギーを遣うのですが、進めず維持し続ける事の方が却ってエネルギーを
遣ってしまっていた様にも思います。


逃げてもいいことはありませんね。
「やる」か「やらない」かを決めることが大事であることを考えさせられます。
「やらない」と決めることも選択した結果なのでしょう。


困った時にこそどう動くのか決めて自力で前に進める様に精進していきたいと思います。

オルタナティブコンサルタント
瀬口拓郎