協同的な学び

ニンゲンは関係性の中で、いろいろなこを知りそして成長しあっていくもの。
そのためには、「協同的な学び」も必要だとのことだ。

本日は、熊本で保育研究セミナーを実施している。
参加者の皆様は九州各地からお越しになっている方々だ。
これは長崎で始まった先生方の研修が大好評だったのがキッカケで熊本へ飛び火したものだが自主的に主体的に、園の先生方が自らでセミナーを行うのを我々が後押しするものだ。

もともと何かを学びあうということは相手がいないとできないこと。
この業界ではそれぞれに何かしらの柵があり、なかなか本音で語り合えるという場や機会はとても少ないと思う。

人間は、お互いに距離を保つ生きもの。

ある一定の距離を片方が強引に埋めろうとするのならば、心理学で言う「やまあらしのジレンマ」がやってくる。

お互い最適な距離に近づくためには、多少は痛い思いもしないといけない。
その覚悟もなければ良いものは手に入らない。
等価交換の法則ではないが、必ず代価を支払うこともより高みを目指していく上では避けては通れない道だ。

そんな道を通るときは価値観に軸を置くといいと思う。

同じような考えで、同じような立場で、同じように危機感を感じればその目的のために自分の使命に沿った違った新しい関係性が芽生えてくるからだ。

以前、中国へ留学していたときに人生に大きな影響を与えた本がある。

「7つの習慣」という本だ。

この本がなければ、価値観に従って生きようとは思わなかったかもしれない。
そして出会った学友が価値観の大切さを教えてくれた。

19歳の頃、中国での出会いがなければこの「今」はなかったかもしれない。
創造的な素晴らしい関係はそのような出会いや価値観から始まるのだろう。

思いに集まってくる人たちには、何か特別なご縁を感じる。
これからももっとたくさんの人たちと自らの「価値観」を共有する喜びを分かち合いたいものだ。