アースゲームズ

昨日、リヒテルズ直子さんからの御縁で知り合ったオランダにいるアナ・マイケさんを訪問した。

この方は、オランダで「Earth Games」というブランドでワークショップやボードゲームのレクチャー、その他、チームビルディングへの在り方などをコーチングしている。

今回は、終日朝から夜まで様々なワークショップとゲームを一緒に行い、その意味や具体的な事例などを深めることができた。またこれからの協力方法、またどのように世の中を易えていくのかをお互いの人生を照らして確認することができた。

御縁が広がり、深まり、新しい関係から学び、自分自身を進化させていくというのは人と人が共にあるということへの有難い邂逅を感じることができる。

言葉が違えど、やりたいことを示し合えば心が通じるというのは、物言わぬ真実の偉大さが改めて実感できる。決して、人と自然だけではなく、人と神とだけではなく、言葉をすべて無にして語らい合えば必ず本物や本当のことは成るのだと思う。

同じ時代に、場所は異なれどもともに子どもを主軸に平和を実現していこうという思いやりの理念に触れ、健やかで安らかな時間が過ごせたこと心から嬉しく思います。

元来、オランダという国は、歴史から学んだ寛容の精神と自助共生の民主主義を背景に様々な新しい制度が生まれ実施されてきた。その中でも、特にやることは次第に削られ淘汰され、現在は、本物が随所に残っているようにも感じる。

このアースゲームズもそうだし、その国々にて教師以外に教師の魂を持ち仕事をする人たちはどこか強いポリシーを持ってそれぞれの光を放っているようにも思う。

日本でも、様々な協働ゲームやワークショップ、アクティビティがある。

しかし大切なのは、理念と目的がどこに根差して、何にもっとも価値をおいているかで内容も変わってくる。さらに、どこまで現場や業界、時代など、世界観、歴史観、大局観、自然観など、原理原則に照らして深く理解しているかでその効果や本質も異なってくる。

私たちカグヤが行うものは、子ども主体で子どもを第一とする理念で貫いている。

なので、これから見守る保育を実践していく園には非常に価値のあり質が高いものとなる。

人は、自分自身が何をどうしたいかが明確になっていればいるほど、そして自分にしかできないことが確信していればいるほど、お互いの生み出す創造的価値を正しく実感することができる。

私たちは常に子どもを真ん中にしている。こうやって子どもを主軸に協働していくことは、時代も世界との国境をも越える。どんなに面白いノウハウやテクニックでも、それでも越えることはできない。

本物だけが様々な壁を越えて、協働し、新しい世界を生み出すことができる。
本物とは、普遍的なものが持つ当たり前の真理真実、実践家が持つ暗黙知のようなもの。

私たちは、子どもを通して地球の中で大いなる遊びをし、学びこみ、平和にしていくのもミッションの一つ。

次回、日本にて一緒にワークショップやセミナーなど文化創造の場を味わえるのを心から楽しみにしています。