自分に正直に

人が何かを選択するときには、どれくらいの納得度かは重要なことになる。

納得も表面上だけを見てかっこいいからや周りがそうだからで決めているのは浅いものになっているし、一生かけてや最後まで遣り通すや、本心からなくてはならないほどに大切であると決めているのは深いものになっている。

人が何かを決めるときに、どれくらい大切な事柄かどうかで決め方というのは異なるものです。そしてこの納得度とはその人の生き方が出てくるのです。

若いころに傍で学んだ実力のある経営者の方に学んだのは決断力というものがありました。あのころは何を注文するのも即断即決の練習をさせられたものです、例えばレストランのメニューやその他の判断に迷いを持たないようにすぐに決めるということをたくさんやりました。

その練習では、たくさん判断ミスで変なものを食べたり、間違ってしまったりもありました。

しかし今思えば、言行一致、考動一致しているかどうかを試されたように思います。人は普段から自分との対話を本心から自問自答していれば、ほとんど自分に正直に判断するのですべては納得いくように過ごせます。

心が澄んでいれば、多くの情報を一重に直観する力も備わっていきます。

しかし自分を偽り、自分を欺き、他問他答で判断を他人任せに他人に受け身であれば次第に自分の意見を持たなくなって同調してしまうのです。どうせ無理という言葉や、どうせ自分が決めても覆されるからといったネガティブな諦め癖がつけば正直さというものがどういうものかも分からなくなってくるものです。そうすれば自分の本心ではなく、自分の目で追っている思考だけで判断するようになるのです。

自分に正直であるというのは、どれだけ自分が納得した人生を送っているかに由ります。
自分に聴き、自分の心からで取り組むことができるのがその人らしい納得の場所なのです。

自分の信頼する人の意見はいつも自分の本心を言い当ててくれます。
どれだけ信頼する人が多いかは、それだけ今が自分らしくいることの証にもなります。

いつまでも自分に正直に納得して生きていけるよう、自他全体を深く信頼し、子ども達の今を認めて尊重し見守りたいと思います。