故郷~ルーツの風~

日本人の故郷とは何であろうか。
稲の故郷とは何であろうか。
そして自分の故郷とは何であろうか。
もともとのルーツを辿ると私はいったいどこにいくのだろうか。

そういうことに思いを馳せてみるのはとても面白い。

何度も何度も繰り返し巡りながら広がり場所を変えては生きているこのいのち。

その元を辿っていくことは、ひょっとすると故郷への旅なのかもしれません。

懐かしいと思える場所に行くことや、
懐かしい思い出に心を合わせていくことは、
自分の今を確認するためにもとても大切なことのように思います。

昔ながらの暮らしや昔からの友、今も変わらないものが故郷にはあります。

そういう大切なものが本当に残っているのは。
自分の中の故郷を失わないからかもしれません。

人は時として立ち止まり、時として振り返り、今までの道を辿ってきたことを遡ります。
それは時を感じて時を超えて、時に生きる存在の妙味を楽しんでいるのかもしれません。

・・・

海の彼方から吹いてくるあの懐かしいルーツの風に心を載せてゆらゆらと魂を預けてみます。
子ども達のためにも、遥か先の光をしっかり捉えます。