ドイツ研修1日目 五感躍日

無事にミュンヘンへ到着し、ホテルへチェックインし安着祝いにドイツビールを皆で飲みにいきました。

毎回思うのですが、学び合いの中で乾杯できる機会は人生でどれくらいあるのだろうと考えてしまいます。同じ理念のもとに学ぶなかで、その道すがら沢山の方々に出会い、そして別れていきます。

その一つ一つの思い出が、記憶を振り返る中で心を駆け巡りますが今もこの瞬間もその楽しさを大切に味わいたいと心が躍るのです。どんなつながりがあり、どんな意味があり、どんな味わいがあるのか、やっぱり何でも五感をフル稼働していないと分からないことばかりです。

この五感とは、頭だけで考えないということでそこに感じる力を合わせていくことです。理屈では分からないことは行動してみないとわかりません。そして起きる出来事が何に繋がっているのかの意味やその意義、邂逅への道筋もすべては自ら感じることで観えてくるものです。

つまりは心というものは常に五感と繋がっていて心を使うときに同時に五感を動かすのです。頭で分からなくてもいいのは、その代わりに心が全てを見通すからのように思います。

この頭で分からないことばかりの中には、分からなくてもいいものが沢山あるように思います。
分からないことは、分からないままに理解する方がいいこともあるからです。

何が起きるのか、この先のことを考えればそれは分からないから期待と不安があるものです。
そういうものを一つ一つ味わっていくことが善き思い出、善き出会いのご縁と五感に導けます。

考え直してみても本当に不思議なご縁です。

もともとオランダに学びに行くはずがふとしたきっかけからドイツに替わり 、その御蔭で私たちの祖霊や祖先へ回帰することになり、かんながらの民の生き方から大和やニライカナイ、稲の道などを深めた日本との邂逅の3年間になったように思います。

決して焦らなくても何から順番に学べばいいのか、その道筋をご用意してくださっているかのようです。本当に有難いことばかりに感謝の気持ちに満ちていきます。

今回も、しっかり学び子ども達に還元できるように五感を研ぎ澄ませていこうと思います。
いよいよふり返りがはじまります。