人間の道

昨日、致知出版社の方が来社してくださって一緒に社内木鶏会を行いました。この社内木鶏会とは、人間学の本、「致知」を使ってそこから気づいたことを一緒に学び合う勉強会です。

もうこの社内木鶏会もはじめて6年半ほどになりますが、もうそんなに経ったのかと懐かしくなりました。私たちが始めたころは20社くらいだったそうですが今では800社にもなったとのことで感慨も一入でした。

最初の出会いは6年半ほど前、致知出版社がまだ青山にあるときに社員皆で訪問し藤尾秀昭社長にお会いしたときからです。お時間がないと仰っていた中、若い私たちにホワイトボードを使って2時間以上も親切に人間学のことを情熱を傾けてお話をしてくださいました。

その時の情熱の燈火をそのままに継続してきた今までであったように思います。私達の身のまわりにも随分、致知を購読する人たちも増え、その出会いの素晴らしさ、その感動した学びの邂逅はいつになっても心に鮮明に思い出すことができます。

生き方を通して人は、人生を学び、そして互いに活かしあって伸ばしあっていく人間の道を人間学という言葉を通じて教えてくださったこと心から感謝しています。

またちょうどここ1か月ほど、深い悩みがあったのですが昨日の突然の致知の社員の方の来社で解消することができました。継続すること、実践することがテーマの記事で昨日は社内木鶏会を行ったことも意義があったように思われます。

思い返せばあの当時、致知がちょうど月刊発行部数が6万冊くらいだとお聞きしていました。そして、この致知の部数が10万冊にいったら日本が変わるというお話をしてくださったのです。

この10万冊で日本が変わるという話は、教育者、森信三先生が亡くなる少し前に藤尾社長にお伝えになったというお話です。それから6年半、今の部数を確認したら99600冊まで来たとのことをお聴きしました。

あと、400冊というお話をお聴きした時、本当に嬉しくそして励まされ勇気をいただきました。続けていく中で、いつも10万冊にいついくのだろうかと気になりながら拝読してきました。その中で、新春セミナーの様子や、周りの取り組み、致知から出版される本もいくつも購入する中で、いつの日に10万冊なのだろうかと思っていたからです。

それがあと少しだとお聴きし、心躍る気持ちと、勇気を奮い立たせてくださいました。諦めずに続けて実践していけば、必ずその時が来るという実感です。それまでのプロセスそのものが、成功なのだと改めて実感しました。

10万冊いくことが問題ではなく、10万冊に辿りつくまでの全てが世の中を変えることになるのだと思えるからです。実際は、目に見える成果は儚いものですが1000年単位で物事を捉えれば、大きな変化、普遍なカタチが顕現したことが観えてきます。

偉大な循環の中で、自らの真心の一燈を確かなものにしたというのはそれだけで大変尊いことだを思います。このタイミングでお聴きできたこと、来社いただいたことに有難いご縁を感じます。

ちょうど色々なことで自信を失いかけそうなとき、やはりいつも身近に励まして下さる方々いらっしゃるということ。何よりも感謝します。そして天がその機会をいつも私達に与えてくださっているように思います。応援し励まされそして前に進む、人は互いに元気を出せと肩を叩きながら背中を押しながら歩むのが人間の道なのかもしれません。

出会いが人を創る、そして道が出逢いを開くということです。

一期一会を実践できる今に心から感謝します。