いのちの歴史

地球がこの世に誕生してから46億年と言われています。様々な角度から調査したようですが本当のことはわかりません。そして人類などの霊長類は6500万年前と言われていますがこれもまた真実はわかりません。

実際には世界史は6000年くらいしかはっきりしておらず、万年や億年などという単位のことはよくわからないのです。私たちが生きている現代の日本もまた、歴史は2000年くらいのものでその先は縄文時代といった原始時代になります。

化石から読み取ると、恐竜がいた時代があったり、氷河期だった時代があったり、洪水で地球が丸ごと水に呑まれた時代、そして隕石が落下して燃え続けた時代があったりと、生命はそのたびに滅んだり甦生したりしながら地球と一緒に存在してきました。

自分たちに流れている古代からの遺伝子や魂がその地球創生からの記憶をかすかに覚えているかもしれません。その証拠に、私たちには五感があり第六感というものまでがあったり、生きていくために必要な身体機能を兼ね備えていたりと現代においても古代から生き残るために身に着けてきた智慧が一人一人の体に存在しています。

毎日必死に生きてきたら気が付けばもう数千年から数万年、人類をはじめすべての生き物たちはその寿命の短い個体を積み重ねながら前に進んでいのちのバトンを渡し続けてきました。

つまりはいのちの仲間とも言えます。

共に生きながらえようと誓った時代もあったはずです、そして共に分かち合い共に悲しみ絆を深めた時代もあったはずです。

歴史に思いを馳せれば、私たちはすべて地球の中の兄弟であることがわかります。どれだけ一緒に末永く生きていくことができるか。いつも私たちはいのちを思うとき、それを思い出します。

歴史は自分の中にあり、自分の中にある歴史こそ真実なのでしょう。

子どもたちに、歴史を伝承できるように自分自身と正対し本当のことを自らの直観でつかんでいきたいと思います。