先駆者の前進

人間は、どのくらいの深さで物事を認識するかでその視座が変わってくるものです。現在、私も異なる分野に進出する中でより深く濃い智慧を持っている人と話をしていると自分の無知を自覚するものです。

自分の無知を理解する人は、勉強不足であることに気づきます。勉強不足があることがわかれば、知らないことを真摯に学び直し、わからないところは信頼する人のアドバイスや指導をいただきます。

無条件に専門家に頼ればいいということではなく、信頼できる仲間を集める必要があるように思います。信頼できる仲間は、親身になって一緒に問題の解決に向けて取り組んでくれます。

無知故に仲間ができ、無知故に成長する動機が産まれます。

知ると知らないの間には、体験という智慧が入ります。体験は、仲間の存在で豊かにもなり楽しくなります。同志や協力者、応援者たちの御蔭でその希望は小さくてもつながり大きく育っていきます。

先駆者は無知との遭遇ばかりを歩み、そこから体験を人々へ語る存在でもあります。先駆的なものはなかなか理解されませんが、時代はその先駆者を追いかけてくるものです。

先駆者の宿命としての大変さは誰もが同じです。試行錯誤は体験の醍醐味ですから、自分の信じる道を仲間たちと共に前進していきたいと思います。