人類の課題

新型コロナウイルスの影響でデマをはじめ様々な情報が飛び交っています。そもそも情報が本当かどうかは、自分が現地で自分の五感をフル動員して事実を直視し確かめなければ真実はわかりません。

あくまで情報だけが走ってきても、実際の事実と乖離していることがほとんどだからです。さらに現代は、その事実や真実の情報ということを確かめるよりも上辺の理解の仕方ばかりが議論されるのでさらにデマは発生しやすくなっていきます。

デマに流されないためには、自分自身で深めたり調査して判断していくしかありません。ではどのようにそれを確かめていくかといえば、自然の摂理に照らしたり、過去の歴史から学び直したり、自分の直観と創造力と本質を働かせたりしながら深めていくのです。

例えば、今回のウイルスでいえば過去に人類は何度もパンデミックの流行を体験していますからそれを調べていくところからはじまります。歴史に学ぶということです。どのように流行し、どのように収束したか、その時、人類にどのようなことが起きたのか、そして先人たちはどのような智慧で乗り越えてきたのかと調べていきます。

それぞれの国にはそれぞれのやり方があるように、多種多様なその対応策は存在しています。私たちの日本は、ウイルスを敵視するのではなく如何に共存共栄するかということを考えてきました。それは日々の暮らしの中で、排除するのではなく自己免疫を高め、発酵食品を摂取し、自然を取り込み、人口の密集を避けたり、心身の調和に努めていった記録があります。

もちろん対処療法も必要ですし、薬も必要でよくあるどちらかに偏ることはいいと思っていません。根本的な問題の解決と、その時々の対処的な問題は両方バランスよく取り組んでいく必要があります。

しかし実際には、対処的なものばかりが取り上げられほとんど根源的なものは見向きもされなくなってきています。時間がかかるものは効果がないと信じ込まされ、短期的に結果が出るものばかりが真実であるように思いこまされてきています。物事には必ず長短があり、その両方で事実になりますから先人たちはそれを智慧と知識で取り組んできました。

このようなウイルスの蔓延は、気候変動と環境の変化に因るものです。畑の虫たちのように温度が少しでも例年と異なれば出てくる虫も繁殖する菌も異なってきます。さらに、太陽や風向き、水の量などによってもその時々に繁茂したり天敵が現われて急速に死滅してしまうこともあります。自然は常に調和に働きますから、人類もまた調和の影響を受けていきます。

如何に世界全体で自然界の仕組みを理解し、謙虚に分相応に人類をみんなでコントロールしていくか。これから一つになる世界ではこの課題は必ず素通りできない課題です。そしてそれは誰か一人でやることではなく、人類がみんなで協力し合って自然調和、全体快適のために分を弁えていくために努力していくしかありません。

すでに先人たちが過去の歴史で実現してきたように、自然の利子で生きていく暮らし方や、自然の循環を邪魔せずかえって喜ばすような暮らし方をしていくことなど、改めてその智慧を見直す必要があるように私は思います。

人類は反省の歴史でもあります。

このような機会をどう捉えるかで、この先の子どもたちの未来が変わっていきます。今を生きる私たちにできることは何か、常にご縁と正対しながら最善を盡していきたいと思います。