前進を楽しむ

一つの道が卒業し、新たな道が拓くというのは芽出度いことです。芽出度いというのは、なかなかあることではありません。言い換えれば奇跡であるということです。人は生きていたら毎日いろいろな奇跡にめぐり会います。

その奇跡を奇跡と感じる感性がある人は、毎日が挑戦であり日々が大切な道の一歩です。何かを捨てることは、何かを選ぶことでもあります。未来志向というのは、過去にとらわれず、自分の心の声を信じることかもしれません。

「どんな仕事でも喜んで 引き受けてください。 やりたくない仕事も、 意に沿わない仕事も、 あなたを磨き強くする力を 秘めているからです。」稲盛和夫

「山は西からも東から でも登れる。 自分が方向を変えれば、 新しい道はいくらでも 開ける。」松下幸之助

選ばない生き方というのは、引き受けるという生き方です。それは役割をいただいたのなら、与えられた以上で精いっぱい恩返ししていくということに似ています。仕事も同じく、いわれたことをやってもそれはその人のできる範囲で小さくまとまります。

しかし言われたことよりももっと大きく、もっと真摯にお返しすればそれはますます発展して学びも磨かれていきます。大切なのは、どんなことも道であるとし自分自身の人生を創造していくことだと思います。それは他人軸で評価される自分のことではなく、まったく新しい自分に出会い続けていくことに似ています。

今環境がないからや、ここまでの環境でなど満足するのではなく、もっともっとと自分から役割を取りに行く。それは志を立てているのだから、自分の視野で判断するのではなく、偉大なお仕事をいただいていると感謝し挑戦することだとも思います。

ご縁やチャンスは、そして一期一会は心の在り方や捉え方が大きな影響を与えています。一つ一つの物事をどのように受け止めているか、そこに自分との正対があります。自分と向き合うことは、道を歩んでいくことです。

引き続き、前進を楽しんでいきたいと思います。