出会いの面白さ

昨日から宗像大社での宗像国際環境会議に出席しています。昨年の御縁から末広がり、今年もさらに深いご縁をいただきました。私は来たものを選ばないでタイミングを観て動いていますから、導いていただけるような機会にめぐり逢えることは仕合せです。

2回目の参加になりますが、1回目のこの会議の参加で出会った人との関係がさらに深まりました。回数を重ねて会うほどに、まるで噛めば噛むほどにその人たちの味わい深さを実感します。

どうしてもテレビや本、雑誌などごしでこういう人なのかなと思いこんでも実際にお会いすると全然違うということがたくさんあるものです。人間が最も分類わけできないとも思います。それが個性でもあり、その人の持ち味でもあります。

出会いの面白さは、その持ち味を噛みしめるときに再実感することができます。その人との出会いから酸いも甘いも知り、そのうえで尊敬し好きになることができるのです。テレビなどで見て一方的にファンになるのとは異なり、一緒に出会い語り合う中で丸ごとの魅力を感じることができるのです。

昨日もそんな機会が多々ありました。

肩書とか立場とか、来歴とか、どうしても有名な方々はその方が目立つものです。今更こんなことを思われるかもしれませんがみんな立場や役割、そして周囲の期待などもありバイアスがかかっているのです。人間はそうやって自分たちの価値観を実際のものとは別のものとして膨らませていくものです。

よく見せようとするテレビや雑誌では、実際の姿よりもよく見せてもらえます。舞台芸術も同様です。それはそれで美しく、よりリアルに印象的に伝わります。しかし舞台裏での苦労や大変さはなかなか感じられないものです。今回の開催では、その舞台裏で努力されている方々、それを豊かに楽しみに換えて届けていこうとする創意工夫。皆さんが継続するなかで、大切にしている努力や挑戦、そして真心などを感じました。

昨夜は宗像大社でおしまいに法螺貝締めできる機会もいただき、そんな皆さんの気持ちに共感することができました。

思い込みや先入観が邪魔しないように、私も素のままで今を味わい噛みしめながらこの数日間を豊かに味わっていきたいと思います。

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