至高の技術

仕事には技術というものがある。

どんなに経歴があろうがなかろうが、アイデアがどれだけ素晴らしいものであろうが、人格的に魅力的な人であろうが、仕事の世界は大変厳しいものがある。

アニメのワンピース(尾田栄一郎)の中で、私が一番好きな章がある。
チョッパーが医師を志すキッカケのシーンで、父親役のDr・ヒルルクからまず

「気持ちだけでは他人は救えない。知識と技術がいるんだ」という邂逅を受ける。

そして自分が間違った薬草の知識と技術で毒キノコを煎じてしまったとき続けて、母親役になるDr・クレハから

「この世に万病に効く薬なんてモンは ありゃしないんだ。だから医者がいるんだよ!!!いいかい 優しいだけじゃ人は救えないんだ!!!人の命を救いたきゃ それなりの知識と医術を身につけな!!!腕がなけりゃ 誰一人救えないんだよ」

と人を治す大切な心得についての邂逅を受けます。

そして人を救うには、同じことをしても人を治す技術と殺す技術があることを学び直します。

これはアニメの世界で表現されていますが、手塚治虫のブラックジャックなどでも同じことを言います。
世界最高峰の技術水準と、必ず治すと誓う本気の決意と諦めない情熱と真心。

こういうものこそが、人を救う仕事をしているものに絶対不可欠な要素であるのです。

コンサルティングという仕事はこれと同じです。
自分の技術と姿勢、そのものが他人にどのような影響を与えるのか。

長期的にみても、永続的にみても、すべてに自分の技術・知識・情熱・決心・覚悟がなければだれも何もすることはできないのです。中途半端な技術というのが一番危険なのです。私自身も、それをもっとも戒めなければなりません。

学ぶことは膨大ですが、過去の先人たちが極めた領域と水準までいけるよう至高の場所に身をおいて一期一会に取り組んでいきたいと思います。

  1. コメント

    今仕事させて頂く中で、自分自身の言葉や行動がどれくらい相手の方に影響を及ぼすのか、不安や恐怖を感じるまで自分が考え抜いていたかを考えると正直そうでない自分がいます。責任を持つとはその場限りで対応を行うのではなく、自分の言動の与える影響をどれくらいまで考え抜いているかだと改めて感じます。お客様の立場に立ち考え抜いているからこそ、もし何か失敗があったとしても正しい対応が出来るのだとも思います。又今の自分を見つめ直すと思い、技術共に足りていない事ばかりです。遠くを見ることを行いながら目の前の自身の課題としっかりと向き合っていきたいと思います。

  2. コメント

    時間が経てば技術が身に付くと考えていては、今自分自身が何もしていないことと同じだと感じました。人を救えるだけの技術を身に付けるためには、自分自身に厳しくなければ成し遂げられないのだと感じます。その時状況で言動を変えるのではく、自分自身の軸がブレルことがないよう一つ一つ真剣に取り組む姿勢が、思いをより強くしていくことだと感じました。

  3. コメント

    教師や医師、コンサルティングなどその職業に最初から高い知識や技術、人間性を求められる職業は、個人の欲やタイミングとは関係のない、公としての責務と遣り甲斐が用意されているのだと感じました。不足だらけの自分自身ですが、在るべき姿に緊張感とスピードを大切に前進したいと思います。

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