見守るほいくプラスの意義

世界に一人の自分を活かすというのは今の時代は本当に難しい。

幼少期から周囲の大人をはじめ「うまく生きる」ことと「らしく生きる」ことを混同され刷り込まれてくると今、生きているあり方は自分がどちらなのかと困惑してしまうこともある。

上手く生きるというのは、世間では常識というものに縛られ、その範疇で周りとやり繰りしながら適当にあわせて自分と言うものを存在させていくことであると思い、らしく生きるというのは、世間では如何に非常識だと言われても自分を貫き、自分のモノサシで周りを理解させながら自分を言うものを存在させていくこともあると私は思う。

自分が当たり前と思っていても世間からは当たり前ではないと思われることはたくさんある。しかし、その世間の当たり前に自分をあわせて自分を殺したり自分を偽ることを覚えたら、自分が本当にやりたいことをやらないという選択肢をしてしまうこともある。

世界では同じ場所で同じことを同じようにやる人をもともと求めてはいない。大量生産大量消費というグローバリゼーションの征服戦略の線上のひかれたレールが一斉画一であり、そもそも人間をはじめ全ての生命はみんな違うからこそ、お互いを尊重し合い、そしてお互いを活かし合うようにできているのだと私は思う。

生物多様性なども最近、ニュースになっているけれど、もともと本来、多種多様であることは信じあい生きていく地球の仲間として誇りを持ち生きている証であるのだと思う。

今は世間の常識では、私のような偏っているという人は変人のように思われたりする、しかし本人は普通だと思っているけれどそのせいで色々なところで誤解され生き難くなっていく。

しかし時代をよく省みると、どの時代も自分らしく生きていくという本来のあるべきようという道に根差して志し、生きた先人たちはたくさんいてその偉業は今でも色あせない。

自分らしく生きていけば、自分が必ず世界や人々のお役に立てる場所があると謙虚のままに自分を立てていく精進を怠らないことが大切なことだと今でも思える。

私は社業に、「見守るほいくプラス」という気になる子という世間では障害と言われている人たちが気にならなくなるソフトを開発し、それを広げている。

何が気になるのかは、その子ではなく世間の常識に目を向けるべきだとし、自分にしかできないことをもともと持っている子どもを見守ろうとする変革の一手でもある。

私もそういう意味では、かなりの障害を持った変人なのかもしれない。しかし大切なことは常に誰からの評価を気にすることではなく、「自分らしく」生きていくことだと思う。同情されたり憐れまれることがあったとしても、それにいちいち抗ったり、そのせいで自分を蔑んだりする必要はない。

もっとも大切なことは、そういうものにいちいち勝たなくてもいい、決して最期まで負けなければいいことであると思う。

上手く生きて一生に一度しかないこの人生を棒にふるより、自分らしく生きて人生が二度とないことを知り、何より一期一会に生きていく方がきっと幸せで豊かなものになると思う。

子どもたちには、あまり世間での常識に縛られるよりも自分たちが縛られない実践、つまり自分らしく生きていくことで証明していきたい。

本当に人間を尊重するとは、自分が自分を尊重するところからはじまることを伝えていきたい。社業をより一つにまとめ、何をやっているのかを明確にしていこうと思う。

  1. コメント

    自分らしさに正直に生きるとは、本当に大変なことであると思います。
    夢や志に正直に生きると言うことは、歩みを止めずに精進し続けることが必要ですが
    欲があるのが人間であり、楽をすることを求め過ぎてしまう中で、歩みを止めてしまう人が
    多くいることも現実だと思います。その私欲や誘惑を突き抜けることが出来るためにも、
    自分らしくいられる社会を形成していかなくてはならないと思います。
    振り返れば世の中を変革してきた人々は皆自分の偏りに正直に生きた人たちだと思います。
    まずは自分自身、自分と言うものと向き合って、らしさを大切にしていきたいと思います。

  2. コメント

    本来、自然やあらゆる生命は全てにおいて尊い存在であるのに対して
    例えば現代社会では常に人間の立場から地球環境や自然の動植物に対して都合よく壊したり守ろうとしたりしているように見えますが、その人間本意な姿勢が同じ人間同士にも向けられ、自分の立場や利害関係で相手との関係を作ったり、切ったり、時には差別や言葉の暴力で傷つけたりしているように思います。
    相手を尊敬するにはまず素晴らしいと思える価値観を自分の中に見出すことから始めなくてはと感じています。
    自分の中に感謝する思いや良心を育てていける実践を積み上げていきたいと思います

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