株式会社カグヤ野見山広明−子どもたちの未来を願い徒然なるままに書き綴るカグヤ社長の惟神の道blog。


本当の貧しさとは

先日、ある仕事をしている中で様々なことを考える機会になった。

今の社会は物質的に豊かになり、食べ物がないという飢えという貧しさはこの国からほとんどなくなった。お金持ちも増え、みんな裕福になった。ニュースもトレンドも全部そういうものばかりで身の周りは包まれている。

しかし、それと同じくらい孤独な人たちが増えた。食べ物の飢えがなくなって、精神的な飢えを持つ人は大量に増えた。大人たちも自分たちの個性や価値を見出せず心を病み、疲れ、他人を羨み、また孤独になっていく。

貧しさというのは、決して一つではない。

世界には、食べ物という飢えに苦しむ人もいる。
そして、孤独という心の飢えに苦しむ人もいる。

時代は昔も今も特定の人間たちが自分だけの物質的裕福を求め続けて世界の貧しさを生み出し続けてきた。

そしてまた逆に、一部の人たちがその反動で精神的裕福を求め続けて祈り実践し続けたことが隣人への愛を与え続けて与えあい、世界平和という豊かさを生み出してきた。

人間は学んでいるようで学んでいないし、学んだことをすぐに忘れてしまうの生き物だなと数千年もいろいろなことをやってきたのに全く成長しいないなとつくづく思う。

科学での成長はしたけれど、それもどうかと疑わしくなる。心の成長は自立はどうなっているのかと本当に思う。これからも如何に人間には教育が重要なのかということを本当に最近は思う。

いつまでも教育を蔑にして心が豊かにならなければ、どんなに物質的に豊かになったってそれは貧しいことと何も変わっていないのではないかと思える。

今、洞爺湖サミットが北海道で開催されているがニュースを見ていると色々と経済主導の経済大国間の駆け引きが見られる、こんな遣り方で世界をリードして日本では本当の意味で価値を見出すことができるのかと私は静観している。

物質的豊かさを手に入れている私たちが持つ本当の使命は精神的豊かさを世界へ還元することだと思うし、今はそれこそ大国や先進国の使命ではないかと真摯に思う。

いつまでも奪い合いのモデルを示せば示すほど、人々はこれからもずっと孤独になっていくのではないかと思えるからだ。

物質的欲望に執着する大人の欲は尽きることがない。

私がよく伺う保育園の3歳くらいの子どもたちでも、純粋に素直に与えあうことの素晴らしさ、豊かさを自然に内包している光景をよく見かける。

最近は、そういう豊かさすらもその保護者と大人、先生の刷り込みで大人社会の孤独を一方的に学ばせ植えつけるのはどうかと思う。

個々の人間の持つユニークさというのは、本当は精神的豊かさを持った大人の見守りの中でしかはぐくめるはずはないはずなのだ。

そして私たちのような仕事をしていると、なぜだか様々な批判、非難、また誤解にもあう。

それぞれで正義があるからそれも仕方ないし、何せ私は商売道を歩みながら祈りを実践で捧げる覚悟なのだからそんなものは当然だと思っている。

しかし、負けそうになるとき、挫けそうになるとき、支えてくれる偉大な人たちの言葉が心に突き刺さり奮い立たせてくれる。

マザーテレサの詩のような言葉がある。

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人は不合理、非論理、利己的です。
気にすることなく、人を愛しなさい。

あなたが善を行うと、利己的な目的でそれをしたと言われるでしょう。
気にすることなく、善をおこないなさい。

目的を達しようとするとき、邪魔立てする人に出会うでしょう。
気にすることなく、やり遂げなさい。

善い行いをしても、おそらく次の日には忘れられるでしょう。
気にすることなく、し続けなさい。

あなたの正直さと誠実さとが、あなたを傷つけるでしょう。
気にすることなく正直で、誠実であり続けなさい。

あなたが作り上げたものが、壊されるでしょう。
気にすることなく、創り続けなさい。

助けた相手から、恩知らずの仕打ちを受けるでしょう。
気にすることなく、助け続けなさい。

あなたの中の最良のものを、世に与えなさい。
蹴り返されるかもしれません。
でも気にすることなく、最良のものを与え続けなさい。

「本当のクリスマス マザーテレサの収録の言葉より(ドン・ボスコ社)」

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どんなことがあっても大事なことは自分の持つ「最良の善を与え続けること」だとここから詠んでみても改めて思う。

誰が何と言おうが、自分が信じる自分の祈りこそ、もっとも子どもたちに届けられる最良のプレゼントだと信じている。

今、様々な職場環境、教育環境で日々悲しみとともに孤独は生まれている。

もうこれ以上、貧しい人をそのままにしておきたくない。
その思いが、社業、見守る保育に自分の志を駆り立てる本当の理由になっている。

これからも日々の実践を怠らず、自分を傷つけるほどの本気の愛を多くの人たちに最期まで与え続けていくような仕事と生き方を貫いていきたい。
かんながら | comments (2) | -

コメント

自分の本当の個性を知り、その価値を知ることが出来る人は一体どれほどいる
のでしょうか。それは自身の自己肯定感にも繋がるかも知れませんが、もっと
自己を知り、本当に自分にしか出来ない事に気づき、それを発揮出来る様になると
どんな社会が築きあげることが出来るかと思うと、今の社会にとって最も必要な
ことではないかと思います。もっと他を認め合い、自を活かす事の出来る社会を
形成出来るように私自身の関わりを以て提供していきたいと思います。
投稿者:tak | 2010/03/31 06:56 AM

コメント

人が生きるうえでの豊かさとは何かという事を考えさせられます。今の日本という国は物質的な豊かさは確かに満たされているのだと思います。しかし幸福度は低く、自殺する人も毎年増える一方です。人が生きるという中で何を大事にしなければいけないのかという事を考えさせられます。
自分を大事にしたいのであれば周りの人を大事にするということ、又自分が幸せでありたいのであれば、周りの幸せを心から願い思う事だと思います。
今の子ども達には心が豊かである事がいかに幸せな事なのかをしっかりと残し伝えていかねばと思います。
投稿者:dai | 2010/02/21 08:58 PM

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