生き甲斐と働き甲斐

人生は、「生き甲斐」を持つことで希望が現れ楽しくなります。この生き甲斐は、世界では「mottainai」や「kawaii」などと同様に「ikigai」として注目されているともいいます。

この生き甲斐は、生きるに値するもの、生きていくはりあいや喜びと辞書では訳されますが私の意訳では「暮らしの仕合せ」です。一日一生として、毎日を人生の大切な日であるとして初心を忘れずに丁寧に暮らしを営むことで生きる意味を感じる生き方のことです。

人は何のために生きるのかと突き詰めれば、どう生きていきたいかに出会います。どのような生き方をするかと決めれば、毎日はその生き方を挑戦できる尊い一日になります。それを初心ともいいますが、その初心を忘れずに生きれるのなら毎日は生き甲斐のあるはりのある一日を過ごすことができます。その日々の暮らしこそが幸福の源流であり、その中にある最中こそが本当の仕合せなのです。

そしてこの生き甲斐は、そのまま働き方に転換されていきます。働き方改革など世の中でいわれているもののほとんどは、働く手段や方法のことばかりを変えることをいいますが本来は生き方を変えることが働き方を変えることです。そして生き甲斐があれば働き甲斐が出てきます。

この働き甲斐は、日々の仕事の中にあります。

どのような初心を持ち、日々働きそして内省するか、それを繰り返すことで次第に働き甲斐が高まり豊かになっていきます。その豊かさは暮らしの豊かさであり、日々の仕事の中に自分の価値や意味、その大いなる目的を共に体験することで天職に気づいていくことです。

与えられたご縁はすべて意味があるものとして生き方を磨き、与えられた仕事もすべて天職として意味があるものにしていくことで働き方を磨く。そこで得られる生き甲斐と働き甲斐は自分が生きている、活かされている充実感を味わうことです。

「ikigai」「hatarakigai」は、日本人の持つ尊い文化です。

日本人の文化に支えられながら、暮らしを甦生させ日々を充実するよう初心と実践と内省を伝道していきたいと思います。

  1. コメント

    「mottainai」、「kawaii」と並び「ikigai」と表されているとは、今回はじめて知りました。日本語が表すニュアンスや表現力がそのまま海外でも広まりを見せていると思うと、そもそもどういったものなのかを今一度振り返る機会にもなります。働き方改革が叫ばれる中で「ikigai」がどう海外で評価されているかを知ることは、今後の働き方を考えるうえでヒントになるように感じます。サブカルチャーが独自に発展していっているように、日々振り返り、内省から得られる妙味を大事に味わっていきたいと思います。

  2. コメント

    仕事が「苦役」であるならば、「働き甲斐」という観念はないでしょう。そう思うと、働くことに喜びと遣り甲斐を感じる日本人はほんとうに豊かだと思います。「今日もよく働いた」と言って美味しい夕食をいただく一日、「今日もよく頑張った」といってゆっくり湯につかる一日は、「生き甲斐」でもあるでしょう。改めて、一日一日を懸命に、そして丁寧に生きたいと思います。

  3. コメント

    「生き甲斐」と聞くと日本人にとっては何かしらのイメージが出来ますが、言葉を知っている分そのものをあまり深く考えないのかもしれません。改めて「ikigai」としてゼロから見つめ直すことが初心の確認のようにも思えます。共に歩める方々がいる有難さを忘れずに、自分自身もまた生き方・働き方を澄ませていきたいと思います。

  4. コメント

    働き甲斐や生きがいは決して良いことばかりの中にあるわけではないと今日感じました。失敗したと思うことや、苦しみを味わう中にも生きがいややりがいを感じます。良かったこと悪いと感じたこと、そのどちらにもある味わいをしっかりと感じ取っていきたいと思います。

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