すべてに優先~思いやりの道~

人は目的を忘れてしまうと自分に固執しがちになるものです。優先順位をしっかりと持ち、それに向かって自分を変え続けていれば柔軟性は発揮されていきますが自分を強く握ってしまえば利己に入ってしまうものです。

如何に自分を超えた理念や目的に自分を合わせて変化させていくかは、日々の優先する実践に懸かっているともいえます。

何のためにそれをやるのかということを強く意識している人は、自分のやっていることの意味を常に感じられているものです。常に目的に合わせて照準を合わせている人は変化を恐れず楽しみます。

しかしその中で時折、優先順位を切り替えるときもあるように思います。あまりにも優先順位に固執して完璧にやろうとすると、大事なものまで守れなくなってきます。大事なものを守るためには、妥協することもあります。この妥協とは何か、辞書には「対立した事柄について、双方が 譲り合って一致点を見いだし、おだやかに解決すること。」(goo国語辞書)とあります。

大切な目的のための妥協というのは、敢えて対立を生むようなぶつかりを発生させるわけではなく双方が譲り合い穏やかにするための方法論でもあります。妥協を悪い意味で使う人がおいのですが、それは目的のためというものがない妥協のことです。目的もなくただ妥協するのは、双方が思いやり納得し譲り合ったのではないからです。

優先順位を変えるというのは、目的のためには妥協しないけれど思いやりをもって妥協するということだと私は感じます。つまりは優先順位のもっとも高いものは思いやりだということです。

お互いに思いやりを持って協力していく中にこそ、本質的な妥協があるように思います。天道地理義理人情のすべての法理は、思いやりが最優先ということです。

引き続き、子どもたちの憧れる会社を目指していくためにも思いやりを優先できる強さと優しさを磨き直していきたいと思います。

  1. コメント

    やることから考えているのと目的から考えているのでは、まるで次元が異なります。そして、やることから話をしているとギクシャクし、ますます視野が狭くなります。そもそも何のためかに改めて立ち返ると、広く大きく物事が見えてきます。一人で進めていることなどないからこそ、思いやる。そのことに重きを置いていきたいと思います。

  2. コメント

    私たちが「固執」することには、内容の質や優先順位の他に、時間やスピードというものもあります。特に、思い通りに進まないときには、「思い通りでないこと」に引っかかってしまい、義に我が入り込むことがあります。安易な「妥協」は、目的自体を歪めることがありますが、「譲る」という生き方には、目的を歪めずに思いやるという心の余裕があります。「譲り合う智慧」こそ、思いやりを優先し、新しい道を開くカギになるのではないでしょうか。

  3. コメント

    「子ども第一義」の理念、子どもたちの幸せな未来のためと思うことは、最も思いやりが発動しやすい原点だと思えます。最近、改めて石切り職人の話を噛み締めていますが、ミッションページにしても「理念」から生まれたものには必ず思いやりや協力が生まれる仕組みが入っていることを感じます。一番守りたいものは何か、その先に何を観ているのか、そのために強み弱みを活かし合っていきたいと思います。

  4. コメント

    様々なことが入り混じり、目的に対する柔軟な行動をとることが、難しい時があります。大局でみてみたり、繋がりを探したりする柔軟さが改めて大切だと感じます。自分から発信していくこと。自分から主体的に動くこと。心の角度を調整する力を身に付けたいと思います。

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