存在のご縁

人は自分にとってどうかと自分を中心に物事を分別していきます。例えば、使えるものがあったり使えないものがあったり、それは別の人にとっては逆転するものもありますがその人を基準に分けられます。

しかし、空気のことを使えるとか使えないとか言いませんし、地球のことも使えるとか使えないとか言いません。つまりは、絶対的に必要なものは使えるも使えないもなく、ただ有難い存在だと感じているのです。

人は自分を中心に物事をいつも考えていると視野が狭くなっていきます。自分を基準に役に立ったか役に立たないかではなく、必要だとお互いに感じることがあって存在を確かめあうことができるのです。

自分にはなくてはならない存在、それをご縁とも言います。何かしらの有縁があり、出会い、そして一期一会に人は人と出会うことでお互いを高め合い成長していくことができます。

それは自分にとっての利害を超えて、人間として必要なことだからです。

人間には空気と同じくらい、出会いというものは必要な存在であろうと私は思います。どんな出会いであったにせよ、その出会いによって人生は大きく変化していきます。出会いの有難さは、かけがえがなくその出会いがなければ今の自分はありません。

出会いを大切に生きるということは、自分の基準を超越して生きていくということです。そしてご縁を活かすというのは、かけがえないご縁であることを自覚し、ご縁を大切に生きていくということです。

どのような出会いもお互いの人生にとっては一期一会。

子どもの憧れる生き方を通して、すべての出来事を学びにして存在のご縁を大切に真心で実践していきたいと思います。

  1. コメント

    子どもから大人になるにつれ、出会う人が多くなっていることを感じます。そして、一生のうちに会う人の数が決まっているとしたら、それは一体何の定めなのだろうかと思います。これからどんな人との出会いがあるかはわかりませんが、同時にこれは未来なのだと感じます。未来で出会う人が相手にとっても、自分にとってお互いにとってありがたい高め合える存在であれるよう、今を大切に精進していきたいと思います。

  2. コメント

    人生には、いろいろな「出会い」がありますが、その一つひとつがすべて「ご縁」であることは、ほんとうに有難いことです。また、なかには、「人生のステージが変わる」ような「出逢い」というものが必ずあり、これをみると、「ご縁のなかでこそ、人は成長する」ということがよくわかります。すぐには、その意味が分からない出会いもありますが、ご縁を信じてしっかり生かしありたいものです。

  3. コメント

    毎月行っている讃給メッセージには「やってくれたことよりも存在そのものに感謝」という視点があります。「やってくれたこと」は自分中心での判断になりますが「存在そのもの」となると一気に観方が変わるように思えます。人に限らず、出逢う物事の一つひとつは願っても得られないものばかり、しっかりと意味を感じ味わいながら生きていきたいと思います。

  4. コメント

    相手に不平不満を覚えていてはご縁に不平不満を言っていることと同じなのかと、ハッとする気持ちです。頂いているものや機会を活かすかどうかは自分のご縁に対する哲学がそこに現れるのかと思うと、ご縁に対しての考え方が変わってきます。どんなご縁も意味があり、丁度良いのだと思える自分になっていきたいと思います。

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