自然治癒

身体というのは不思議なものです。自然に治癒をし自分をいつまでも生かそうとします。つまりいのちの正体そのものです。あらゆる臓器をはじめ、すべての機能が快復していきます。その快復には、精神、心、意識など含めるとあらゆるものが治癒に向かいます。

昨日は、BAで自然治癒施術サミットを行いました。合気道の智慧、気功の智慧、鉱物の智慧、仏陀の智慧、陰陽道の智慧、あらゆる古代からの叡智を使ってそれぞれの施術を体験して智慧を学びます。施術者たちのそれぞれの実体験や学び、気づき、そして伝承されてきたあらゆるものを体験によって智慧を共有していきます。

体験を重ねるたびにその共通点というものをたくさん見出すことができます。その一つは、自然治癒、そして自己免疫、また意識の調和というものです。

そもそも身体というものは根源的に治そうとします。余計な邪魔をしなければ身体は自然に治癒が働きます。結局は、邪魔をするから治りがわるくなります。その邪魔というのは、骨折であればきちんと接着するまでじっとしていないと固まりません。また臓器も感情に気づかなければ動けません。自律神経においても安心しなければ働けません。あらゆるものは、自然というものを中心に活動をします。

現代人の問題は、思い込みや刷り込みによって例えば病気は薬や医者が治すものと依存をする体制が当たり前となり、身体の治癒を信じずに無理にでも何かをしないと治らないと思っていることなどです。

これは私たちが取り組んできた見守る保育などとも似ていて、大前提として子どもはそもそも発達するもの、育つものというものと、逆に大人が何かしなければ育たないと思っていることという意識のことと似ています。育つと育てるの間の勘違いによって発達が阻害されることと、治ると治すの間の勘違いも治癒の邪魔になっていたりするものです。

治ると思っている人は、病気は治るためのサインでメッセージであると受け取ります。そのためにまず気づくことからはじめ、対話からはじめます。無視するのではなく、受け止めて受け容れるようにそのものの治癒を丸ごと信じていきます。そこには身体だけではなく、感情や心理そして意識など全体の丸ごとが関係していることに気づきます。

治癒は真の豊かな場所で行われ、そこに心身を自然に運ぶことからという体験もしました。治癒の持つ偉大さに改めて感謝し、感動しました。

これからも自然治癒を学び直して、子どもたちに伝承していきたいと思います。

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