意識レベル~理想と現実~

人間には「意識」というものがあります。その人の意識のレベルが問題意識ということはかつてブログで書きましたがそれを改めて整理してみます。

そもそも世の中ではレベルというのは何を指しているかというのがあります。心のレベルとか魂のレベルとか、レベルというのは段階のことでどの辺のところまで自分がるかという物差しということです。

そしてこのレベルを上げるというのは、簡単にいえば自分の中にある最低の最高を目指すのか、それとも理想の中にある最高の最幸を目指すのかという大きく2つの次元にわかれるように私は思うのです。

よくレベルを上げなければと言っている人がいますが、実際は自分の方の中での都合のよいレベルを設定して、あれよりはマシといった比較を使って最低を高めていこうとする方ばかりが世の中では用いられているように思います。自分の癖を直すことや自己改革する際に取り組みやすい方から選ぶときほとんどが自分を中心に決定しています。

しかし本来、下から上げてくるのではなくとても高いところから降ろしてくるという発想が別にあるのです。それが私の思う問題意識を高めるという意味になります。問題意識が高いというのは、理想の高さから自分のところに降ろしてくるような感覚です。それを世間では夢を追うとか、夢を見るとかいった言い方をしますが高い理想に向かって取り組むときはじめてレベルが上がると言えるのです。

魂レベルや心のレベルなどもそうですが、同じ次元で取り組むのならばまず自分の中のちょっと高いところに照準を合わせるのではなく、理想そのものに自分を合わせるという理念と勇気と行動が必要になるのです。

理想と現実という言葉がありますが、理想に合わせながら現実を変えていく人と、現実にあわせながら理想を変えていく人がいますが、やはり問題意識というものは理想から変えていくことで現実が理想に高まるということになっていくように思います。

問題を自分の都合ですり替えないよう、常に「本質」に合わせて理想を捉えて現実を実践していきたいと思います。

  1. コメント

    山に登るときに、「麓に立って、これから登る山を見る人」と、「山頂に自分を置いて、麓にいる自分を見る人」に分かれます。前者は、「現状の自分をスタート点として、登れるところまで登ろうとします」が、後者は、「頂上にいる理想の自分が、現状の自分をその理想まで引き上げようとします」。基本的には、まず「自分をどこに置いて発想するか?」が大事です。その意識の差が、到達点を決めてしまいます。「現実」を言い訳に使うと「理想」がどんどん低くなりますから、注意したいと思います。

  2. コメント

    続けることが身に付いてくると、もうその先を目指せと教えてもらっているのを感じます。このまま停滞していたらその教えすら気付かなくなり、きっかけがあったはずのものがいつのまにかに自分のために行ってしまいます。実践を積んだと思っていても発信が滞ればそれもまた自分だけのものになり、バランスの悪さも感じています。心に思ったことは進める、その事を大事にしたいと思います。【○】

  3. コメント

    意識や魂というものを技術やスキルと同じように捉えてはいけないということに気付かせて頂きました。大言壮語ではいけませんが、真剣に生きるなら自分の思いに対して遠慮はいらず、その遠慮は却って自分都合・自己満足に成り下がるだけだと感じました。自分を挟めば幾らでも納得させることは出来てしまいますが、そうでない生き方を目指すから今ここにいます。意識は大きく高い次元に置きながら、行いは小さな実践の一歩一歩を大切にしたいと思います。

  4. コメント

    意識は本当に気付かずに下がったり上がったりしてしまいます。毎朝の習慣ですら、気が付いたらなんのためにかを忘れ、意識が下がってしまいます。やはり、なんの為かを自分に置かず、いつも天命や夢から感じ取る自分を作らなければならないと感じます。感謝の状態を忘れずに、1日を過ごしたいと思います。

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