人類の過渡期~3つ子の魂~

人間が自然な存在としてこの世にあるのは、「生まれ持ったものを磨く」ときに認識するものです。その生まれ持ったものは、その人にしか与えられない天からの使命でもあり恩恵でもあります。人間はその生まれ持ったものを磨くことで世の中に役に立つ存在になれば自然体でこの世の中を自由に自立していくことができるからです。

誰もが正直に素直に自然体で生きられる、共存共栄する世の中はまずこの生まれ持ったものを磨くことを受容されている世の中かどうかで決まります。

私の本業で関わっている幼児の世界は、日本に古くからある諺の一つで「三つ子の魂百まで」と言われ、西洋の諺にも「The child is father of the man」(子どもは人類の父)」と言われ、それだけこの時期に与える影響は一生、また人類の未来に影響を与えると言われます。

その時期の子どもたちがどのような環境であったか、またどのような社會であったかは、人類をはじめ、その人の人生の左右する一大事であるのです。

脳のニューロンの数は1歳の時にピークを迎え、3歳までには個性の要になる人格形成や言語能力も形成されるほど急成長の時期です。この時期に、天性のものを磨くことを見守られるたかどうかはその後のその子の一生に大変大きな影響を与えてしまうのです。

また心においては、さらに影響が大きく心の根もその時期に育っていきます。だからこそその土壌がどのようになっているかが人類の未来を変えてしまうのです。私が乳幼児期にこだわる理由はここにあります。

この時期の子どもたちが自然体で正直で素直に健全に伸びるような見守られた環境があるかどうかで仕合せかどうかが決まり、世界が変わるかどうかが決まります。人類は長い時間をかけて伝承という仕組みを用いて今よりもさらに善くなる未来を創造してきました。この循環の仕組みは天の法理であり、いのちはこのようにバトンを繋ぎながら世界を創造し続けてきたからです。

子どもが天から与えられたものをどう削ぎ落さずに磨いていくことができるか、本来はそれが教育者の役割であったはずです。いつからか削ぎ落してはならないものを無理に削ぎ落させ、別の人生を刷り込み、その他大勢になるように洗脳するようになればその子らしさが失われるだけではなく、本来のその人が失われることもあります。

自分らしく生きるというのは、自然体のままでいい人を増やす社會にするということです。自然体のままで許される社會は、「それぞれが生まれ持ったものを磨き合う社會にする」ということです。

私が見守ることに人生を懸けるのもその理由に尽きます。

人類の過渡期に、今こそ子どもたちの環境を見直す必要性を感じています。長い目で観て、一緒にこの使命を共にしてくれる仲間を求めています。それぞれが安心して心の中の平和を保てる時代になるように協力していきましょう。

  1. コメント

    知れば知るほど、乳幼児期の大切さやその時期の大人の果たす役割の大きさを感じます。そして、諺が示すように古くから言われていた事実というのも、昔の人はどうしてそう感じたのだろうと感じます。先日の情報量の話しではありませんが、一生のうちに一つのことを熟考しやすい環境があったのではと思うと、経験則だけではないものを感じます。今も昔も子どもの周りにいる大人の大切さは変わっていないと思うと、日々の自分自身の生活態度を今一度改めてなければと思います。

  2. コメント

    あらゆるものに、「できる時期」や「伸びるタイミング」というものがあります。それは、そのための「様々な条件が整っているとき」でしょう。したがって、その時期を外さないように、そのタイミングを逃さないようにすることは、そのものを最高度に生かす上において、とても重要なことです。ここでも、自分の都合や、大人の都合などを持ち出さないようにしなければなりません。

  3. コメント

    インフルエンザは薬で治せるが、生きる力は直せない。先日の乳児保育時のマスク使用の話のように、不自然ものはそのまま不自然なものを生み出すように思います。辺りを見渡せば、そのような事例は山のように溢れていると感じます。大人都合、世の中の常識とされるもので子どもたちやその未来がそれによって潰されてしまわないよう、自分たちを変えていく力になっていきたいと思います。

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