一生の自分

昨日から宿坊に来客があり共に過ごしています。どの方も、一つの人生をやりきっておられる方で好きなことをして成功されている方々です。人生は会社が終わり仕事が終わったら終了というわけではありません。人生は続く限り、私たちは最後の日までどのように生きるのかが試されています。

思っていたものとは異なるのは、周囲と比較してこういうものだと思い込むことが多いように思います。一般的には、誕生してから学校に入り勉強し社会人になり成功し余生を孫たちに囲まれて送るというものです。その間は、無病息災に大きな事故もなくと、これが平均だと思い込むのでしょう。

しかしそんな人生であっても、紆余曲折を繰り返して思った通りにはいかないものです。大体、思ってもいないことに遭遇して人生は大きく変化していきます。思ってもないことの方が人生ともいえるように思います。

だからこそ、思ってもいないことに挑戦したり導かれたりすることに意味があるように思うのです。そしてそれは出会いによって、養われていくものです。

誰と出会うか、何と出会うか、そしてどの自分に出会い直すのか、すべて出会いが人を変えてくものです。

人生を終わりにできないのは、出会いがあるからです。そして出会おうとする気持ち、もっと別の自分に出会いたいという好奇心や志があると人は青春を続けていけるように思います。

一生青春というのは、一生の自分との出会いということでしょう。

新しい門出に相応しい見守りができるように真心を盡していきたいとおもいます。