アナログとデジタルについて

アナログとデジタル、違いは経過や量と瞬間と面を表すということだ。

アナログは、そこまでの過程を見ることができる。
また今を起点に今後どうなっていくのかも知ることができる。
これを上手に使えば、すべての本質を考察することができる。
生きるとは経過であるからだ。

デジタルは、その瞬間を全体の一部としてみることができる。
全体の断面をとらえ正確に今に対しての状況を明確にすることができる。
これを上手に使えば、すべての結果を考察することができる。

なんらかの出来事や物事を見聞きするときにはこれらの2つをバランスよく持ちあわせることが重要だと思う。

これをどんなときでも使ってみるといい。
すると、より物事が正しく見えるようになると思う。

さて今の時代を考えてみると、どうだろう?
事件もニュースも今の結果だけを伝えるし、人間関係も繋がりもデジタル的に処理していくヒトが増えてきた。つまり今の時代はかなりのデジタル社会だといえるだろう。

何をやったかではなく、どのようにやったかを伝える。
何が起きたかではなく、どのような経過でそうなったかを伝える。

子どもについては今の時代背景を考えるとこれからは物事の過程について話を深く見聞きさせ、議論していくアナログ教育的なことが大事だと思う。
そしてそれはきっと将来、世界すらも動かす個のアイデンティティ育成の鍵にもなっていくだろう。

毎回、相手がデジタルで来たらアナログで返す。
アナログで来たら、デジタルで返す。

そのバランスこそが、道を正しく歩むために必要な羅針盤になるのだろう。

世界や未来は、個の意志で創り上げていくその人の叙事詩だ。
羅針盤をちゃんともって進む方向は見誤らないようにしたいものだ。