地球の声

現在、地元で自然を観察していると秋の虫たちや植物たちが早々に現れてきています。また空も空気も風も、夏になり切れずすっきりとしません。地球の様子の変化を身近に感じています。

見慣れている景色をずっと同じように過ごしていると、見慣れない景色を感じるものです。自然を観察するというのは、同じリズム同じ景色を眺めながらも同じではないものを発見するということに似ています。

昨年と比べてどうか、そして昨日と比べてどうか、3年前、5年前、10年前、また100年前、1000年前と比較して今を観察します。

私たちの地球もまた変化していますが、その変化があまりにもゆっくりなため気づきにくいだけで常に変化を欠かすことがありません。その証拠の一つが、気温であり、磁力です。

地球は自身で自転し、多少のズレ運動を使って気温調節をします。そして磁場を巧みに変容させ、太陽風や宇宙からの影響を調節しています。

私たちは循環とも言いますが、その循環の中心軸であり原動力が回転です。回転をすることで、微妙な匙加減を調節しているともいえるのです。

私たちの体内の健康もまた循環であり回転です。日々に何度も血液を回転させ、リズムを回転させることで一定の体温や神経を調節します。地球の生き物たちは、地球に合わせながらそれらの回転を調節して共生しています。

現在、世界では地震、噴火、水害、台風、あらゆる自然災害が発生しはじめましたがこれらがここまではっきりしてきているということは地球の自然現象で何かがはじまっているということです。

私たちはたいした歴史を語れないほどに言語化された歴史はまだ数千年程度ですが、地球は46億年くらいは歴史があります。その歴史にアクセスするのは理屈でも知識でも科学でもなく、直観や感覚、先祖の記憶と一体になっていくことです。これは言い換えれば、自然界の生き物に対してもっと謙虚になりその声に耳を澄ませていくことで近づいていくように私は思います。

これからいよいよ人類は、大きな岐路に立たされます。如何に声に耳を傾け切るか、この今の素直な心が試されています。先人に学び、先祖に感謝し、心を洗い清めて歩んでいきたいと思います。