これからの時代

最近、ブロックチェーンの特性を活かして「NFT」(Non-Fungible Token:非代替性トークン)という名前がよく聞かれるようになりました。これは「偽造不可な鑑定書・所有証明書付きのデジタルデータ」のことをいいます。

NFTの歴史を調べると、2012年に登場したBitcoinの「Colored Coins」(カラードコイン)といわれます。その時はBitcoinの最小単位の「satoshi」に「色」をつけることで所有者情報を紐付けしようしたことがはじまりだといいます。

その後、ERC-721リリースされデジタル版の猫を育成・取引するアプリゲーム「CryptoKitties」(クリプトキティーズ)開発され最初のNFTブームが誕生したそうです。その後は、ブロックチェーンの色々な社会問題が発生し落ち着いていましたが現在は再びその信頼性や重要性に気づきNFTの次のブームに入っています。

NFTは、現在ではアーティストなどコンテンツ制作者に大きなメリットをもたらしています。仲介業者がなく手数料もなく直接、アーティスト自身で作品を販売することができます。また、NFTを使い、売買価格の一定割合が制作者に入る仕組みを作る動き出ています。そうなることで、アーティストは自分の作品が販売されるたびに継続的な収入を得ることができさらに作品創作に専念することができるのです。これからさらにブロックチェーンの市場が大きくなるにつれて技術革新も進みこのNFTも発展していくと思います。

現在、有名なプラットフォームとしては Opensea、Treasure Land、 Rarible、 Hic Et Nunc、 Foundation、 LINE BITMAX、 CoincheckNFTなどがあります。

ただし、まだまだコピー可能であることや法整備なども整ってはいません。これからその辺が解決するためにアップデートされていくと思います。

やはりこの価値を扱う上で重要なのは、ブロックチェーンの活用によって仲介業者がなくてもお互いに透明性な取引が実現できるということです。これまでとこれからの違いに、さらに今までよりも自由に世界と対等に自分自身を発揮していくことができるということもあると私は思います。

時代の変わり目に、時代に合わせて子どもたちに相応しい技術を創造していきたいと思います。