大切な学び

人生の中で大切なことを私たちは学びます。その学びは、時には失敗からであったり、ある時には好運からであったり、時機時機に転機が来てはそこで大切なことを学びます。その学びは自分の心との対話によって気づくものです。振り返ることは、それまでの学びが何かという事を気づくチャンスであり学ぶ時機を大切に過ごしていくということでもあります。

例えば、日記というものがあります。日々に気づいたことや感じたことを内省し書いていくのですが振り返ることで自分自身の内面の心象の姿を実感することができます。それを行うことで、自分が何を大切にしているか、何を大切にしたいかを学びます。

そう考えてみると「大切なこと」とは、自分が持っている生き方のことです。どういう生き方をしていきたいかということを日々の経験や、体験から学び気づくのです。その体験を通じて後悔したくないと思えば次こそはと大切なことを忘れないようにし、取り組んでいくのです。そして体験を通じて信じることができたときや心のままにやり遂げたことができたならその自分を誉めて自信をつけるのです。

誰かと比べて生きていくのではなく、自分の生き方に素直になることは人間の仕合せとして何よりも大切なことです。自分がどう生きたいかと諦めないことが、いつまでも自分の人生を生き続けるということになるからであろうと私は思います。

人生の節目において、常に道は分かれていきます。その分かれ道の選択を、この瞬間瞬間も自分が行うのだからこの今をどのように生きるかで将来の道が顕現します。素直になれば心のままに大切な今を守り続けることができます。

新しい学びに入るときもまた、節目です。

節目に寄り添い見守れる存在であれるよう、その人の学びを尊重して悔いのない生き方が選べるように心を寄せて同行していきたいと思います。