青春~心の若さ~

サミュエル・ウルマンの「青春」をヒントに松下幸之助さんのが自ら作成した座右の銘があります。

「“青春とは心の若さである 信念と希望にあふれ勇気にみちて日に新たな活動を続けるかぎり 青春は永遠にその人のものである”」

という言葉です。一生青春を掲げその生涯を亡くなるときまで日々新たと青春し続け心を高めた松下幸之助さんの生き様が言葉に凝縮されているように思います。

そもそも青春とは何か、ウィキペディアにはこうあります。

青春とは、元は春を表す言葉である。 古代中国の五行思想では、「春」には「青(緑)」が当てられる。 同様に、「夏」を「朱(赤)」、「秋」を「白」、「冬」を「玄(黒)」に当て、それぞれ「青春せいしゅん)」、「朱夏(しゅか)」、「白秋(はくしゅう)」、「玄冬(げんとう)」という。 これらは季節を表す言葉であり、これが転じて、日本では特に「青春」について人生における若く未熟で、しかしながら元気で力に溢れた時代を指すようになった。」

人生の春、もっとも若く好奇心あふれてこれから伸びていこうとする素直な心。そういうものを持ち続けようとする中に自然の道があるように思うのです。天地自然には鬱蒼と生い茂る新緑のエネルギー、つまりは逞しさを見守る何かがあるように思えてなりません。

いのちがその希望に燃えるとき、何かの偉大な御蔭様や見守りが働くように思えます。自然界では常に厳しい環境の中でいのちが自然の摂理に晒されます。その時、誰かが救けてくれるのを待つのでもなく、何かに依存して甘えるのではなく、自ずからの心の在り方を変えて善いことに転じようとするのです。

この禍を転じる力こそが若さであり、福にしていくことこそ青春だと私は思うのです。

もしも私が青春をヒントに座右をつくるとしたらこうなります。

「青春とは禍転じて福となすことである、日々のご縁を丸ごと善いことにしていくことである、万物不変の本質、永遠の若さとは好奇心を忘れないことである。旅と思い出のための冒険を味わうのが人生の醍醐味である。」

と。

実践するのは大変なことですが、実践させていただける仕合せもまたあります。出会いを大切に学び直しを続けていきたいと思います。