恩報愛人

昨日は中学時代のバレーボールの恩師の退職祝を郷里で行いました。

24年ぶりにお会いする恩師や、周りの先輩方、旧友は見た目には変わっていましたが人柄などは以前とは変わらず一緒に幸せで豊かな時間を過ごすことができました。

恩師へ贈るメッセージカードを集めていたら、そこに恩師との絆があることを実感します。

恩師の影響を受けて学校の教師になった人たち、今でもバレーを続けて指導している人たち、仲間を大切にすることや、忍耐の重要さ、そのカードから共通している部分が沢山観えてきます。

大切な時期に大切なことを教えてもらったことをいつまでも忘れずに、その後の自分の人生の宝物にして歩んでいる先輩方や友人、後輩の姿があるのです。

そういう私も、恩師とは深い絆をいただいていて自分の善いところを沢山引き出していただきました。それから24年間、ハガキを通しての関わりでしたが教育者として変わらずのポリシーを持ち続けていただ恩師に改めて心からの感動を覚えました。

恩師の最後の挨拶の中で、「バレーを通して少しでも人生の糧にしてほしい」という言葉に私が学んだのは恩師の後ろ姿から得たその生き方そのものであったことを知りました。

恩師という言葉は、「恩+師」でできています。そして愛弟子という言葉は「愛+弟子」でできています。恩も愛も、天人の「絆」を実感する言葉です。私が恩師からいただいた絆はこの恩と愛そのものだったのかもしれません。

これを私は恩報愛人、「恩に報いて、人を愛す。」とし、恩師や旧友に学んだことを心の題辞に刻むことにしました。皆の生き方や生きざまを感じて退職祝に集まった人たちの恩と愛を実感した有難い一日になりました。

蔭ながら支え見守り支援してくれた方々の御蔭に心から感謝しています。

これから昨日の写真を整理し、思い出のアルバムを創らせていただくのですが、改めて一期一会の出逢いの大切さを感じ直したいと思います。