自他を活かす

3日間無事に研修が終わり、そのまま福山にて新人研修を行っている。

私たちの会社では、如何に学んだことを活かすか、何を持ち帰るのかというのを常に大事にしていてただ知るだけではなく、すぐに行動するという実践を何よりも大切にしています。

早速甘酒やどぶろくなど、実地研修をしながらさらに何に気づき、何を今後実践するかというものを定めることができました。

振り返りの気づきの中では、真の豊かさとは何か、また自分らしさとは何か、生き方とは何か、そういうことも語り合い、また本質についてなど語り合いを行いました。

私にとっては、このプロセスやこの時間が何よりも幸福なことでありお互いが気づき成長しあい貢献に結びついていくということに何よりの見守りを感じてしまいます。同じ時や同じ場所を共有するというご縁というのは、何かの深い関わりが存在しているのです。

心から祈るように、子ども達に貢献していこう、お客様に貢献していこう、会社のために貢献していこう、貢献、貢献と、常に自分を他にも活かしてみんなが円満になるようにと念じていくことが私たちの生き方を決めているように思います。

人生というのは、気づいていませんが確かな法則というものがあるように思います。

それは天地の道理ともいい、如何に天の受容の中で、人が精進していくか、言い換えれば、いのちの廻りの中で如何に成長していくかともいっていいと思います。

そこには素直に育とうとする心、皆様の御蔭だと感謝する心、そういった当たり前すぎて考えもしないことに気づいていくことが必要であるということを実感するのです。

今回の研修でも出会い新たに明確になったものがあります。
それは貢献というものは、如何に自他を活かすかということです。

自分だけで生きるというのは、何も活かそうとしていません。
そして他人の期待するだけの自分でいようとするのもまた、何も活かそうとしていません。

自他を活かすとは、自分を如何に周囲に活かすか、他を如何に自分に活かすかということなのです。そういう理念やスタンスで活きようとしているのが自然界であるのです。自他が活かせないことは自然界の中では共生と貢献ができないということになりこれが何よりも辛く苦しいことなのです。

自然を征服するような生き方を続けるか、自然に溶け込み合わせていく生き方か。
私たちは地上にいる無限のいのちの中で繋がっている一部なのだから答えは明確です。

新しい価値観に触れることも新鮮ですが、懐かしい価値観に触れることもまた新鮮なのです。常に旬を頂きながら、老廃物を取り除き、活き活き溌剌と自他を活かしていこうと思います。