継続の妙

先日、9年前から毎月一度収録をしているGTウェブラジオが無事に100回目を迎えることができました。

収録している先生が多忙なのは当然ですが、そういう私も日程を調整していくのには色々と工夫も必要でした。もともと多動で何でも興味を持つことから、一つのことに長続きしないタイプでしたが不思議ですが継続していくことができました。

決めるということや言行一致していくということは、流されないということですが流されないために日々の行いを持つというのは内省していくにも効果があるものです。

人は日々の喧騒の中で、自我が揺さぶられ情にほだされ、または今の安逸なサービスに囲まれた生活の中で迷ったり惑ったりを繰り返していくものです。それを日々の日課や継続していくことで、原点を忘れないことや自分がもっとも大切に決めた時のその「心のありよう」を忘れないでいようとすることが自分を守ることにつながるような気がします。

ブレナイというのは、自分の心で決めたことに誠を尽くしていくことのように思います。

そして継続というのは、それが現象によって惑わなくなること、遠くを観て自分を正し続ける実践を行うことになっているのだろうと思います。平常心とか、無我とか、そういう境地というものは遠くの光を観続けて実践に断じていくという状態なのかもしれません。

先日のウェブラジオの収録では、昔のことや苦労話なども行いました。

過ぎ去ってみると、大変だったことが全て愉快な出来事であったこと、それでも今も新鮮な気持ちで取り組めていること、いつまでも錆びないことを学び続けられていることなどを再確認することもできました。

関係がいつまでも古くならないというのは、真摯に学びの姿勢が最初にお会いした時から互いに変わっていないということなのかもしれません。ご縁というものの神妙さと、一期一会の邂逅の有難さを実感します。

常に初心を大切に、明鏡止水の心技体で新たなスタートをきっていこうと思います。