真の経済

地球の気候変動が目に見えて激化してきています。もともと歴史を調べると、感染症の後には自然災害が来て、その後に人災が発生するということがわかっています。何度も同じことを繰り返していますが、なかなか懲りません。

人間は目の前に差し迫ったことが起きたことには対応できますが、まだいつ来るかわからないことには後回しにしていく傾向があるからです。そんな習性があることは誰もが分かっていますから、日々の暮らしをととのえることで準備をして気を付けたのでしょう。

これは健康維持にも似ています。病気になってからではなく、病気にならないような生活を送ることが健康でもあります。しかし現代の環境では、食生活をはじめ睡眠、運動などもそれを阻害する空気に包まれています。

そういう生活をしているうちに、さらに環境が乱れてきます。その環境をととのえようとすると、現代ではお金が邪魔してきます。環境が壊れてもお金でなんとかできるかのような対応、飢饉がきてもお金で解決するかのような対策、それくらいお金に依存しているともいえます。病気もまたお金さえあれば治るとさえ思いこんでいる具合です。健康維持にもたくさんのお金をつぎ込みます。

しかし実際には、食べ物がなくなったらお金では買えません。健康もお金では買えません。別にお金を否定しているのではなく、勘違いを否定しているのです。すべてお金があればという勘違いが、世界をいつまでも環境破壊に導き、災害を増やしているということです。空気や水、土や生き物を大切にすることはお金では買えません。それに人を大切にすることも思いやることも、さらには本当の情報もお金では買えません。

現代は知恵を学ぶのもすぐにそれをお金で買おうとします。具体的な実践をしなくても、お金があれば知ることができるからです。そして知ったものを買おうとするのです。知識はお金で多少買えるかもしれませんが、知恵は買えません。知恵は自分で実践しなければ使えないものだからです。知恵風のものをいくらテクノロジーで手に入れたとしても、それは真の知恵ではありません。そういう知恵風のものが、世界をまた破壊していくのです。

そろそろ世界でみんなで真の知恵と向き合って、みんなで規制をかけたり一人一人が自分を見つめてそれをやらないと決めないと文明の終焉に向かっていきます。

結局、実践しないで知識ばかりが広がるのはその前提にお金で解決をしようとしているからでしょう。そのお金が人間の欲と一体になっている以上、お金では解決しないのです。そのお金を徳にするような実践とセットになってこそ、人類は真の経済を持てるように思うのです。

私がブロックチェーンを使うのもこのためであり、徳の循環経済に挑戦するのもまた実践をする仲間を増やしていきたいからです。

子どもたちの100年後のためにも、今できることで丁寧に実践を積み重ねていきたいと思います。