心身脱落

身体というのは、ゆっくりと快復していくものです。骨折の時もそうでしたが、今回の風邪も快復にかなりの時間がかかっています。外からすぐに変化が見えないものだから、周囲からはどうにもないように見えますが実際には身体は壊れた組織や炎症を時間をかけてじっくりと時間をかけて快復します。

若い時と比べてしまうと、代謝がわるくなっていますから時間がかかります。しかし時間がかかっても、免疫が働き快復していくというのは感謝しかありません。

その快復を手助けするのが、食事や睡眠、軽い運動をはじめ精神や感情が安心安定することです。特に食事をジャンクフードにしたり睡眠を妨げたり寝たきり、そして不安や恐怖というものが快復を遅らせます。

人間は心身脱落することで自然治癒が発揮されます。この心身脱落とは、受け容れることのように私は思います。

かつて私も帯状疱疹をはじめ、インフルエンザに色々と高熱で魘されることがありました。もう40度近くまで熱があがると、このまま死ぬのではないかと苦しみに悶えるものです。その理由も、何とか治そう、何とかして熱を下げようとするからかえってきつさが増していきます。しかしある時、もうどうにでもしてくれと、諦めて全てを手放すとそこから不思議と熱が下がり楽になっていくのです。つまり氣楽になっているということです。

この心身脱落というのは、いつも氣楽にしているということでしょう。

お氣楽、極楽でいることで自然免疫はより効力を発揮していきます。なんとかなるさと道を歩んでいくことは自然の徳に和合していく近道なのかもしれません。

色々な体験を修行の一つにして、未病治癒の学びに精進していきたいと思います。

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