場をととのえる

この世は陰陽調和によってバランスをとっています。男女をはじめ、光と闇、あらゆるものは調和するように顕現しています。その調和は、一対一の調和だけでなく全体調和というように万物があらゆる調和をハタラキ一つになります。

例えば、一つの花であっても種から芽が出て葉をつけ花になりそして枯れて種になります。この花の一生もあらゆるものとのバランスに包まれて存在します。その花もまた近くの花々や虫たち、微生物、太陽の光や雨などをうけて全体調和しています。枯れることも全体調和であり、花が咲くこともまた全体調和です。全体調和は、あらゆる無限のものと調和します。

不思議なことですが、宇宙の星々の一つ一つの運行や光もまたこの微細ないのちの変化と調和するのです。いのちの安心感とは、どんな状況であっても調和しようと活かされているということかもしれません。

そして調和を身近に感じるのは不調和を感じる時です。例えば、心身の病気の治癒によって気づいたり、あるいは天候の急激な変化によって気づいたり、日々の瞑想や内観によって気づいたりもします。

つまり何を不調和と感じたか、そして何を調和と感じたか、そこには場があり間があり和があります。この場と間と和というのは、私たちが調和を感じるための一つの指標になります。

私が取り組む場の道場では、この3つを1つに調和する仕組みを磨きます。

場の中には、その調和の極意がありそこに私たちの活かされている偉大な徳を実感するのです。これは現代でも古代でも、自然が変わらないように自然に対する仕組みも変わりません。

丁寧に暮らしフルネスで場を調えていきたいと思います。

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