老舗の甦生

老舗という言葉があります。これは「仕似す(しにす)」や「為似す(しにす)」という言葉が語源でそこから「家業を継ぐ」「似せて行う」という意味になるともいいます。

先祖代々、同じような商売を継続していくということです。例えば、その土地の資源などを使ってその資源を守り循環する仕事をするのならその資源が続く限りその商売も続いていくものです。現代は、グローバリゼーションで世界各地からお金を使って資源を輸入していますがむかしはその土地やその場所の周辺で資源を活かしあってきました。

冷蔵庫もなく、物流もそんなに発達していなかった頃は地産地消は当たり前でした。石油資源を通して現代は生活を形成しています。石油が止まったらどうなるか、ほとんど経済は機能しなくなります。遠くからもってきた資源で生活するというのは本来はかなり無理があることです。

身近な畑や田んぼから野菜やお米を収穫するのではなく世界各地の野菜がスーパーに揃います。それを支えているのもまた石油です。

老舗が失われていくのは、これに似ています。身近な資源、身土不二が失われれば老舗もまた失われていくのでしょう。その土地、その場所、その人々というのは風土の景色です。

懐かしい風土がいつまでも存在するのは、心の原風景がいつまでも残っていることでもあります。老舗は心の原風景を保った存在なのかもしれません。

引き続き、老舗を甦生しながら歩みを強めていきたいと思います。

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