元氣の回復

元氣というものがあります。これは氣の流れのことをいいます。元氣があるとかないとかいいますが、実際には氣が滞りなく流れている時は元氣がよくそうではないときを元氣がないと言っているように思います。

元氣というのは、絶えず循環して氣が滞りなく自然に流れている状態です。これはお水で例えればすぐにわかります。

お水は滞ればそこから腐り始めます。あるいは澱みが出てきます。まずお水が滾々と湧き出す状態、お水が自然に流れている状態、お水がまた濾過して排出されている状態。常に身体はお水を通して血液をはじめめぐり循環を已めません。

ではどのような時に氣が滞るのか。例えば、東洋医学では感情を抑え込むとき、緊張して滞ります。また、考えすぎることも氣の流れを妨げるといいます。それに恐れや緊張、不安も同様です。他には運動不足、季節感のなさや自然のリズムから離れた生活もまた氣の滞りをつくるといいます。そして執着や固執、頑固なども同様に氣が滞ります。

シンプルに言えば、無理に力んで固くなっている状態、凝り固まっているような状況がもっとも元氣を澱ませ、氣が滞るということです。

ではどのようにしてまた氣を流すのか。それは氣楽になること、つまり肩の力を抜いてリラックスし、心身をゆるめていくことだといいます。

具体的なゆるめる実践としては、呼吸を整えること。首や肩の体操、温かいものを取り入れる、また息を吐くことを含め排出を増やすこと。自然の中に入り五感を使うことや、足裏など押し氣を落とすこと、柔らかい音楽を聴く、薬膳などで心身を癒すことなど多々あります。

力が自然に抜けている状態、自然であるがままで過ごしている時間が元氣を回復していくのには必要だということでしょう。

元氣のあるものは、自然体であるということ。自然体であるために、あらゆる我執や凝り固まり、執着や煩悩を手放していくというのは修験道の一つの境地かもしれません。法螺貝はお水に通じています。法螺貝の神秘を通して、元氣を回復する仕組みを伝道していきたいと思います。

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