「修己治人」という言葉があります。これは自分自身の修養に努めて徳を積み、そうしてからその徳で人々を感化して世の中を治めることをいいます。また論語、礼記の大学に「修身斉家治国平天下」があります。天下を治めるには、まず自分の行いを正しくし、次に家庭をととのえ、次に国家を治め、そして天下を平和になるというものです。
結局は人は、人としてどう生きるかということが大前提になりその人の姿勢次第でいくらでも周囲の環境が変わっていくということのたとえであるように思います。
例えば、日々の小さなことの氣づきには反省というものがあります。具体的には自分の言動や行動を振り返ってみるということですが、色々とあれはよかった、あれはまだ改善できるといった自己との正対があります。
思いやりや真心で行動して言動を一致させたとき、それができた自分を誇らしく思えます。その逆に、愚痴や文句、他責にしてしまった言動があったときは残念な気持ちになります。
そのように日々に欠かさずに自分自身のことを修めていくことで、一時の感情に流されたり呑まれたりせず、初心や理念に立ち返って自己を調整していくことができるようになるように思います。
また周囲に同じように修己治人をする人たちがいれば、共に反省して日々を見直していけます。それは毎日ではなくても、週に一度、あるいは月に一度でも行うことで人として成熟し、思いやりややさしさ、また知恵を持ち、助け合い、愛し合う豊かな人間性を磨いていくこともできます。
私がいつも救われているのは、一円対話や初心会議があるからです。その日があることで、仲間たちと共に反省や内省を共有して道から外れないように人間的成長を目指していこうとすることができる。
場があることで、人は何ども真の自己や人間としての徳に立ち返ることができるものです。原点を忘れないという努力や精進は、誰でもなく自分軸を立て、自分自身で行っていくしかありません。
会社や仲間、そして運命に助けられていることに感謝して本日も初心会議を実践していきたいと思います。
