お水のめぐり

私たちは当たり前に暮らしを営んでいますが、それはお水があるからです。お水があるところにいのちは集まり、そこに暮らしがはじまります。現在も、もしも他の惑星にいくのなら私たちはそこにお水があるかどうかを最初に確認します。魚にお水がなければ生きていけないように、私たちも同様にお水があるから生きていけます。

お水の大きな役割は「めぐる」ことでエネルギーをはじめあらゆるものを循環させて活かす力です。生命とは、このめぐるなかに存在していることを意味します。さらにいえば、めぐらなけばいのちが活かされないのです。活かされるというのがとても重要で私たちは生きているということをただの生存ではなく、いのちが耀くとも表現します。

例えば、お水やいのちは地球という大きな自然の営みの中で互いに深く結びついています。水は蒸発して雲となり、雨となって山に降り、土に染み込み、川となって海へ帰ります。いのちもまた、生まれ、育ち、死を迎え、土に還り、次のいのちを育む糧となります。どちらも姿を変えながらめぐり続けます。

地球で知られている全生命は、水なしには生きられません。そして生命が育つことで、水のめぐりも変わっていきます。森は雨を受け止め、木々は根から水を吸い上げ、葉から水蒸気を空へ返します。落ち葉や微生物は土を育み、その土がまた水を蓄え、次のいのちを支えます。つまり、水がいのちを育み、いのちが水のめぐりを育んでいるのです。この関係こそが、いのちと活かすことの正体です。

今日は、これから鞍馬山のお手入れを大地の再生の矢野智徳さんや鞍馬寺の方々や関係者で行っていきますがまさにこのこのめぐりをどう診断し調えるかという実践です。実際にこの私たちの大地は、ただの地面ではなく、一瞬一瞬のわずかな瞬間にも豊かなめぐりを生み出し続けているということ。

当たり前ではなく、そこに自然がどのように働くのか、学び直していきたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です