道楽~人生体験~

人が生きるという実感とはどのような体験をしているかということです。

体験こそが人生であり、体験の価値を知るものだけが人生の価値を知るように思います。

人は様々な体験を通して生長していくのは、体験が夢を膨らませてくれるからです。

例えば日々というものは、色々な出来事が実は起きています。気づいていないだけで、好奇心さえ開いていれば本当に無限に無数の出来事に囲まれているのです。しかし日々に流されてしまうとそういう出来事に気づく感受性も衰えていくものです。

何かの出来事が起きるのに対して、その出来事は何だろうと意味を求めて前向きに主体的に取り組む時は好奇心が揺さぶられ新たな発見に出会います。しかしそれとは逆に日々に出来事が起きているのにそれを流してしまうとだんだん感覚が麻痺してきて気が付けば無関心になってしまうのです。

それはとても勿体ないことのように思います。

出来事とは、別に無理に起こそうとしなくても起きているものです。ですからわざわざ遠くにいかなくても、別に新しいことを無理にしなくても、今ある出来事を真心をもって取り組んでいけばそこにはいつも世界が開いてくれていることに気づき感謝できるのです。

体験の尊さというのは、人生の楽しさを与えてくださる尊さのことです。

何が起きるかわからないけれど、ワクワクドキドキと楽しくなっているのは流されないという強い意志、また一度きりの人生なのだから流れないという主体性があってのことなのでしょう。

自分の思い通りにいかないことばかりですが、その反面、自分の思い通りにならないことが面白くてたまりません。そういう前向きな生き方の中にこそ、真の人生の歓び、仕合せ、感激があるように思います。

一生青春、一生感動、掛け替えのない唯一の生であるからこそ来たものを選ばずに全部を有難く受け止め、一つ一つをご縁のある方々と一緒に歩んで大きく夢を育てていきたいと思います。

体験させていただけることに感謝しつつ、世の中のスピードに負けないくらいの努力と精進と内省で道を楽しんでいきたいと思います。