自然体の実践

昨年より古民家甦活の実践が増えて、自然農の高菜の方が大変になっています。実践が深まり、色々なコツを会得して時間も短縮されていくこともありますが心を用いるからこそ短縮できないものもあります。

特に慣れない新しい実践が増えれば、不慣れなため最初はとても時間がかかってしまいます。さらに自然となると、その時々の天候や作物や土の状態は常に変化していきますから毎回同じにということにはなりません。

実際はよく観察をし、見守り、あとは祈るような心持で取り組んでいくことばかりです。

日々にご縁があるように、取り組むそのものとのご縁もあります。常にタイミングがあり、自分の都合を優先すれば他とのタイミングがずれてしまいます。常に自分以外に合わせていく生き方というのは、自分を持っていない生き方ではなく常に真心を優先する生き方をしていくということです。

不思議なことですが、実際は無理かなと思っていたことであってもタイミングに恵まれたり、多くの御蔭様をお借りできたり、助けてくださる人たちが顕れたりと何とか実践が継続できています。頭ではとても考えられないことも、なぜかできるのはそこにはたくさんの真心や祈りが天に通じているからかもしれません。

自然農の作物たちが、元気よく清々しく生育していくのを観ると心に平安が訪れます。どんな境遇であっても、寒さ厳しい日々でも、天に向かって真っすぐに向き合っている姿から自分自身が学び直すことばかりです。

何とか年末年始で高菜の移植と草刈りは終わりました。後は無事に春先の収穫に向けて待つのみです。引き続き、自然体のままに実践を深めていきたいと思います。