大切な節目

本質的というものがあります。これは本当のこと、真実、真理ともいいます。しかしこの本質的というものは、言語や言葉では伝わりにくいものです。なぜならそこに実態が必要だからです。つまり言葉だけでは伝わらないというものが本質ということになります。

ではどのようにすれば本質が伝わるか、それは体験や経験や気づきを一緒にする中で次第に観えてくるものです。例えば、生き方などは人生の中でどのような判断をしてきたかの集積で磨かれていきます。本質的な生き方をしようとしたら、自己の天命に素直で正直、謙虚でなければ本質的にはなりません。本質というのは、現実や事実の真っただ中にこそ存在するものです。

例えば、教育者の森信三という方がいます。有名な言葉の一つに「人生二度なし」というものがあります。具体的な実践は、時を守り、場を清め、礼を正すことを通してその本質を伝承していきます。その教えは実践こそ全てともいいます。

この「実践」というもの、これが本質を理解する唯一の方法ではないかと私は実感しています。現実、事実の「実」というもの。これは、本質と対を為すものです。

「実践」というのは、ただやればいいのではなく初心を忘れずに取り組むということです。そして誰からやらせるものではなく、主体的に自分が主人公としての自覚をもって取り組んでいくものです。

二宮尊徳は、自らの道の神髄を「わが道はもっぱら至誠と実行にある」といいました。つまり至誠であることをいつも実行すること、それが実践であると。

初心を常に忘れずに行動すること、それが私の思う実践のことです。

そのために、カグヤでは初心を忘れない環境づくりや文化づくりをしてきました。一人ではすぐに忘れるからみんなで忘れないようにあらゆる工夫や智慧を使い仕組みにしてきました。

私たちの企業文化の真髄はまさにこの子どもたちが安心して自立していけるように「生き方と働き方の一致」を通してその子どもたちの道しるべになろうとしたことであったようにも思います。

思想は実践によってはじめて実を結びます。

そしてその実践をする仲間が増えていくことで事業もまた大きくもなります。大切な節目に、色々と整理していきたいと思います。

  1. コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です