昨日は、筑豊在来種の日子鷹菜の種を自然農の畑に蒔いてきました。近年は、イノシシもよく入ってきて対策に苦労しています。普通の柵くらいではほとんど効果がなく、イノシシが本気を出せばあっという間に破壊してきます。
近くに柿園もあり、音で撃退しようとしていますが雨の日に入ってきてはあっという間に荒していきます。彼らも生きることに必死ですから、食料が山に減ってくればすぐに畑に降りてきます。
現在、高菜を育てている畑の下は空き地にしていてそこにイノシシがたくさん来るようにしています。敢えて、隙間や自由、自分たちのスペースを用意することで高菜の畑に来ないように場を分けています。
自然が多いところというのは、それだけ自然の縄張りのようなものがあります。現在、英彦山で薬草園もつくっていますが野草の力が大きく、なかなか一般的なものはそのままだと育ちません。人工的なものが調和するには、かなりの時間がかかり自然に認められるまではコツコツと手入れをしていくしかありません。
この時季は、葛なども旺盛でほとんど畑の周囲を取り囲むように旺盛に育っています。もう少し先になれば、乾燥して枯れますが柵などはあっというまに倒していきますし、近隣の木々などはほとんど葛の木のようになっています。葛は梅雨時期などは一日に80センチほど伸び、節でクローンのように繁茂していきます。蔓植物というのは、なかなか厄介なものです。根こそぎしか対策はなく、私は農薬は一切つかいませんから手作業で取り除くしかありません。
現在は、なるべく共生できるようにここまでという範囲と、ここからは自由という範囲を分けています。ここまでと間を定めてコツコツ手入れすると、植物にも伝わるのかそこからは入ってこないようになります。
先ほどのイノシシも、ここまでと決めて全部を荒していなければおおらかな気持ちになっておけばそこまでは荒しません。むしろ英彦山の鹿の方が、宿坊の庭の中にまで入ってきて何でも噛んで食べていきます。しかしよく観察すると、植物が枯れるほどは食べません。上の方だけ食べては、また伸びたら食べにくる程度です。
昨年は、土が激しい暑さで乾燥してしまい発酵が間に合いませんでした。今年は、発酵するように草刈りを早めにして草を敷き、発酵を促しました。日子鷹菜スパイスや高菜漬が大変好評で今年はちゃんと収穫する責任があります。
しかしこの日子鷹菜は、職業として仕事でやっているのではなく供養からはじめたものです。今も初心は供養の気持ちで関わっています。何のためにという心は、不思議ですが自然の動植物にも波動として伝わっていくように思います。
お金のためとなると、容赦なく自然はその動機を試してきます。供養や真心であれば、自然の心の通じていきます。私たちは自然と繋がって生きています。自然もみんな生きることに必死です。お互いに尊重しあいながら、時には奪われ、時には与えますが、お互いに助け合う心あってこそ自然の生産性に任せていくことができます。
引き続き、今年の高菜を見守りながら後半の季節を味わっていきたいと思います。
