遊びの味

今年知り合った郷里の地元の先輩が大変ユニークな方で色々と暮らしをご一緒する機会が増えています。この方は、私の3つほど上の先輩ですが中学校時代はかなりのワルで有名な方でした。危険なバイク事故などでも知られ、よく生きておられたなと驚くばかりです。

今では会社は2社ほど経営し、田んぼを約5町ほど持ち、山林をはじめ果物園や畑なども持っています。まだ農業ははじめて4年ほどとのことですがお米だけでなくシャインマスカットやイチジク、ブロッコリーなど様々な果物や野菜を出荷しています。

人生の生い立ちをお伺いしていると何でも究めるまでやってしまい、そこまでいくとまた別の事業をやるという具合です。ペットショップや爬虫類カフェ、他にも保険業や介護の事業など立ち上げてこられたそうです。

お話をすると生き方そのものが「仕事は遊び=遊びが仕事」になっているのがわかります。

実際には農業は大変でほとんど休みがありません。それも一人でやっていますから朝から夜まで体を酷使する作業ばかりです。しかもこの暑さです。普通ならもうやりたくないや面倒と思うところが、そこに遊び心が働き何でも好きになっていくのです。

例えば、ブロッコリーであれば36000本も収穫する時にカットしていくのですがそれも一人でやるから大変です。しかし、一本一本カットしていくのがなんとも心地よく楽しいと一人でやってしまいます。シャインマスカットやイチジクにおいては無農薬で本当に美味しいものを育てます。しかしその分、手入れが必要ですがどんな感じにできるのかが楽しいので色々と楽しんでいます。日曜日はキャンピングカーで海や川に釣りにいき、夜中は子どもたちとクワガタをとりにいきます。しかもクワガタも数百匹あっという間に集めてしまうほどです。

遊んでいるように働き、働きそのものが遊びになっている。

そんな人が育てた果物はきっと美味しいだろうと食べたらやっぱり納得の味。

ご縁ある方々にこの「遊びの味」を知ってもらおうとお贈りすることにしました。この遊びの味も、私が果物園にいって自分で遊びながら選定して自分でカットして箱詰めして送付するものです。

ついつい仕事は責任感で真面目であることがいいと刷り込まれていますが、郷里の先輩のように楽しく遊びにいくように仕事をしていきたいと新たな境地に挑戦していきたいと思います。