自信に帰る

人は自分の生き方がどうかなどということはなかなか気づけないものです。

どれだけの本を読んでも、どれだけの人の話を聴いたとしても、まずその本人が生き方が理解できるほどに素直になれなければ自分の本来の間違いに気づけることはありません。

素直になれない理由は、自分に矢印が向け切れないことによることがほとんどです。自分が正しい、いや、言い換えれば自分だけが正しいと思い込むところから人は様々な屈折した性質を抱いてしまうように思うのです。

全ての人が正しいと思えるには、自分の素直さに磨きを懸けなければなりません。そしてそれは自分というものにどれだけ真っ直ぐに向き合えるか、そして自分自身を改革するということができるかによるものだと私は思います。

思い込みというのは、心底自分が原因であると矢印が自分に向き切るまでなくならないように思います。何度も何度も自分が正しいと無理を通せば通すほどに、それが間違いを生んでいくという矛盾を繰り返していくのもこの思い込みだからです。

思い込みと刷り込みというものも同じですが、誰かが教えた正しいをそのままに信じてしまうことほど恐ろしいものはありません。自分で気づき、自分で明らかになった信を貫くということが今の世は大変難しくなってきているとも言えるのです。

だからこそ何度も絶えず慎独し続けなければ道は為らないとも思えます。
そうやって自信を実践していくことで道の中にいることのように思います。

日々の仕事の御蔭で、自らの至らなさを痛感することばかりです。TODOに目を奪われていることに気づき、TOBEに心を配り、実践と精進をしていきたいと思います。

そして学んだことを真摯に活かして、使命への自信に帰っていきたいと思います。