子ども時間

子どもというのは、自分の時間を持っている。

子どもは自分のやりたいことができるまでが時間になっている。大人になってくると、何か周囲や誰かの決めた時間に従うことで社会に適応していくのだろうけれど、そのために時間がないからと様々なことを諦めるようになってくる。

しかし子どもは、時間がないの概念がなく自分がそれを遣り切るところまで諦めずに時間を使おうとするから無限に存在している時間を楽しんでいる。それがよく無我夢中で遊んでいる子ども達にはみてとることができる。

この時間という概念は、自分の時間、自分の持ち時間という自分のいのちを使うためのものと、一般的に、社会的通念としての共通理解の上でのみんなとの時間、平均的な持ち時間という社会に使うためのものとがある。

時間というものはよく考えなければいけないもので、もしも大人時間だけの概念しかもたなければ気が付いたらやりたいことも何もせず、様々なものを諦めてタイムリミットがきてしまい後悔したりすることもあるのです。

だからこそ子どもに見倣い、子ども時間を持つことが大切であろうとも思います。それは自分がやりたいと思ったことを思う存分やるために時間を有効に活用することでその両立ができるようになります。

やりたいことをやるためには、全部必要と思えば全部やりたいことだったりします。あれもしたい、これもしたいと思えば思うほどに時間の密度は上がっていくのです。

私の感覚ですが、好奇心旺盛に全部やろうと欲を転じて不撓不屈の意志まで高めれば心身ともに元気はつらつと様々な時処位が活き活きと躍動していきます。

そうなってしまえば、時間はまるでスローモーションのようでもあり、超高速で充実したもののように実感できるのです、つまりは夢中になって取り組んでいる子どもの頃のような時間に生きることができるのです。

自分のいのちには期限がありますが、正しく使えれば幸せを実感できます。
それは子ども達の様子をみていればよく分かります。

好きなことをさせてあげるときほど、自分のいのちがキラキラしているときはありませんから。
子ども達からどんどん学んで、子ども時間を楽しみたいと思います。