人類の行く末

世界の人口は現在は80億人に達したといわれています。西暦1年のころは3億人ほど、1500年頃は5億人、1800年頃は10億人、そして20世紀から人口爆発をして今は80億人です。

数字で見てもすぐにわかりますが、ここ200年で急速に人類は今までの発展や繁栄と仕組みががらりと変わっているのがわかります。世界では、貧困も飢餓も解決せず格差はますます拡がっています。

急速な発展のなかで食料を大量に生産するために技術革新が行われました。他にも、医療から情報化などまさに今も科学技術を進歩させて人口爆発に対応しています。しかし世界では、搾取している層と搾取される側の層にわかれて似たような構造で現代型の進歩へ突き進んでいきます。

狭い範囲で、搾取をしても搾取をしすぎると一般の人も生きてはいけません。江戸時代なども、藩主が農民から大量に年貢をとってしまえば農民は飢餓で死んでしまいます。よく時代劇で悪役の藩主が、農民は生かさず殺さずのように統治していた場面をみましたが結局は反乱や一揆、そのほかの怨嗟が集まり消滅していきました。

人間が人間をコントロールしていくというところに、はじまりの原因があります。人間が自然と共生していた時にはなかった、人間による自然のコントロールはうまくいきません。その証拠に、人間のコントロールもできません。如何に、共生していくかを考えて暮らした太古の方がまだ安心した暮らしがあったかもしれません。

確かに病気もなくなり、便利になり、経済も発展して宇宙にまで届きそうですがそれがあとどのくらい持つのか。過去の資源や、今まで積み上げてきたものを一気に搾取して消耗する発展が持つのはのこりどのくらいなのか。

想像すると、未来世代へ申し訳ない気持ちもでてきます。長期的な視点で、どのようにしていけばこの先の世代が仕合せになるのかを考えると本来の生き方をどうすべきかに向き合います。

子孫のためにも、今、できることを真摯に取り組んでいきたいと思います。