自分らしさ

自分らしさという言葉があります。昨今はこの「自分らしく」という言葉をよく聞くようになりましたが、これは自分らしくいられない人が増えてきているということでもあります。

自分らしさとは何かということを少し深めてみようと思います。

そもそも自分らしさというのは、自然体の自分ということです。自分らしくいることを無理しない、つまり自分のままでいいという状態です。それは誰の評価や結果、期待や比較などで自分を作り上げようと無理し頑張ろうとしないということです。

現在は、無理をしてでも頑張っても自分の与えられた役割を果たそうとする人が増えています。本来の自分ではやらないようなことでも誰かから与えられた役割や立場を守るために頑張ろうとするのです。その役目がピタリと合う人はいいのでしょうが、実際は能力主義や結果主義、個人主義が背景にありますから、何とかできなければ無理をして頑張って頑張れなくなったらもう無理だと倒れてしまいます。その段階においては楽しいや面白いといった好奇心も枯渇していることもほとんどです。そして自分らしくいられないと別の自分らしくいられるところを求めてはさ迷うのです。

実際は自分には無理なことがあることを自覚し、無理なことを頑張ろうではなく得意なところを活かして苦手なところは周りに頼るというのが自分らしくいられるということです。認め合い、プロセスを大切にし、助け合い協力することが背景になっているところは安心して自然体でいられます。できるところをやればいい、無理をしなくてもいいという安心感はいつでも仲間が見守ってくれているという安心感に包まれます。

このように自分らしくというのは決して自分だけでできるものではなく、その周囲の環境や仲間の存在によって感じられるものということになります。信頼し合う関係は、認め合うことからはじまります。当然周囲にその環境があっても、自分のことを認めず他人のことも一切認めようとしない人は自分らしくいられなくなります。

自分らしくいるために、如何に自分から周囲を認め、周囲もその人を認めるか。その人らしさとはその人を丸ごと認めていくということです。

私たちが目指している人間社會は誰かだけが誰かによってつくられ、本来の自分になれず無理をして一人だけ苦しむようなものではありません。これまでもみんなで一緒に生きてきたのが人類の叡智だからこそ、感謝のままにみんなが一緒に楽しく仕合せに暮らせるように一人一人を尊重し思いやることが自分らしさであることを実践で示していく必要があると思います。

多様な異なりがあっても、認め合っていけばそこには自分らしくいられる人たちの個性が活きていきます。好奇心もまたそういうところで発揮されていきます。これだけの個性がある人間が増えていくことは、それだけ助け合える機会が増えていくとうことです。

人口80億人の時代が来ていますが、これだけの個性が増えたことが仕合せに思います。この人類が協力し合い生きていく社會を夢見て、今日も理念研修に臨みたいと思います。

  1. コメント

    ややこしい人間関係がなければ、「自分らしくいられるか」というと、そうではありません。無理をしなくてよくても、ひとりでいるだけでは、ほんとうの「自分らしさ」は発揮できないでしょう。「弱み」を支えてくれるだけでなく、「強み」においても、それを応援してくれる人がいてくれて、はじめて自分らしくいられる、という根本を押さえておきたいと思います。

  2. コメント

    毎年頂くポートフォリオには、自分が知っている以上の自分がいます。それは挑戦したことが今の自分になり、時間と共に滲み出るのが自分らしさなのだと感じます。緊張したり構えてしまうも本来持つ力が発揮させませんが、同時に引き出されてこそなのだと感じます。肩の力が抜けた方がかえって挑戦出来るのは、安心感を感じているからなのだと思います。

  3. コメント

    自分らしさに対する考え方も、入社当初は能力や技術としての自分らしさとは?!と考えていましたが、次第に性格や性質と言ったものへ意識が行き、そのうちに性格や性質に対する見方も変わってきました。自分らしさ一つをとっても自分も周りも、その捉え方で変わってくることを想うと、自分の周りにいる人たちとの対話がますます必要なのだと感じます。それぞれに違うからこそ、対話の中でお互いを理解していく事を大切にしていきたいと思います。

  4. コメント

    チェンジオーバーゲームのような、全てを善いものだと捉えてしまうという発想はその人らしさを受け入れたり認めたりすることにも近いように思います。いずれにしても自分一人で何とかなるという傲慢な姿にならないよう、お蔭様で生かされているということを忘れず、もっと周囲を活かし自分もまた活かされるという関係を大事にしていきたいと思います。

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