真心の磨き合い

今日は、英彦山の宿坊「守静坊」の大掃除があります。有難いことに、大勢の方が片づけに加勢してくださいます。英彦山というお山の信仰の御蔭もあって、この半年間の間本当にたくさんの方々からのお布施や見守りをいただきました。

そして同時にいい出会いをたくさんいただきました。良縁というのは、想いの清らかなところ、純粋なところにあるように思います。そこには、皆さんご人徳があり、笑顔で仕合せを分かち合う場が誕生しているからです。

私は、場道家を自称していますが実際には皆さんの御蔭様で場ができ道がつながっています。私が一人で歩いでいるのではなく、同志たちと共に歩んでいく中で道ができてきます。

一人ひとり、大切なお時間をつかって駆けつけてくれたことはいつまでもその場所に記憶として遺っています。その記憶が、場をさらに醸成し色々な想いを引き付けてご縁を紡いでいくのです。

人は自発的に、真心で行動しているとき、本当の自分の姿を実感できます。心が先に動き、行動するときにこそその人の真の調和が発生しととのっていきます。真心は、さらにまた他の人の真心を集め磨き合います。

真心を磨き合う中に徳があり、私たちは徳を感じることで心の豊かさを味わうことができるからです。人が人と出会い、そして物語を共有する喜びもまたここにあります。

人生は一度きりです、時間もその時、一回キリです。

いつも思うのですが、毎回、同じことはなく、いつも思い出は新鮮です。私もこの英彦山や宿坊の御蔭様で、有難い人生の体験をたくさんさせていただいています。その恩返しができるよう、子どもたちに未来と希望をつなぎ立派な宿坊として多くの道中の同志を導き助けられるような場にしていきたいと思います。

ありがとうございます。

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